50代で子育て専業主夫になった私の日記

50代で初めての長男が誕生し、何もかもが180度変わりました。そんな初めての世界に感じたことを気分転換も兼ねて日々綴っているブログです。

リピーター続出のラコリーナの焼きたてバーム!ジブリ風ロケーションでデートも完璧!

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 先日は、以前から妻がしきりに行きたがっていた、ラコリーナ近江八幡に行ってきました。

 

ラコリーナは、元々厚生労働省の保養所である滋賀厚生年金休暇センター ウェルサンピア滋賀があった約3万5千坪の広大な土地に造られた、たねやグループフラグシップショップです。

 

2015年1月にオープンして5年とちょっとになりますが、未だに年間来場者数なんと300万人越え滋賀県下でトップの観光スポットです。

 

関西には、神戸、芦屋を始め、有名洋菓子店は多いですが、さすがに年間300万人越えは聞いたことがありません。

 

いったい、ラコリーナの何が人を魅了するのでしょうか?

 

それは、この場所に行ってわかりましたが、ここでしか味わうことができない作りたてのバームクーヘン超絶美味しいというところとゆったりした雰囲気だと思います。

 

あとでじっくりご紹介させていただきますが、本当にラコリーナの焼きたてバームクーヘンは、言葉に表すことができないほどの美味しさです。

 

しかも、このジブリチックなロケーション

 

このロケーションで、超絶美味しい焼きたてバームクーヘンが味わえるとなると人気がでないわけがないと思いました。

 

ルコリーナは、決してジブリを意識して作ったものではないのですが、結果的に結びついてしまったんでしょうね。

 

ということで、妻もこのバームクーヘンが食べてみたいということなので、実際味わってきました。

 建物がジブリの世界!

自宅から自家用車で高速道路を1時間くらい走って、名神竜王インターで降り、そこから一般道を30分くらいで到着しました。

 

駐車場がめっちゃ広くて、洋菓子店にきたというよりテーマパークに来た感じ。

 

早速、車を降りてお店に向かい、駐車場の生垣を越えると、ユニークなメインショップの建物が目に入ってきました。

 

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屋根がかやぶき?

 

お店に近づくと、その屋根を覆っているのはでした。

 

屋根の上には、ところどころにたんぽぽが咲いていました。

これ、屋根の上です。

 

まさにジブリワールド。

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建物のも、木の原型をそのまま使っていて人工的なものを感じさせません。

 

どこか、石垣島のヴィラのような雰囲気ですね。

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この個性的な建物にちょっと興味がわき、色々調べてみました。

 

建物に使われている木や石は、岐阜の山奥までわざわざ実際に出向き、1本1本、1個1個選んで持ち帰ったものを専門家の指導の元、社員や社員の家族でほとんど施工したんだそうです。

 

屋根の芝もスタッフが1ピース6人がかりで作業し、施工したとか。

 

敷地内の木々は、近くにある八幡山に行って従業員やその家族がどんぐりを拾い集め、苗木に育てたものを中心に植えているとのこと。

 

この活動は、どんぐりプロジェクトと呼ばれ、ラコリーナがまだ建設される前の2009年11月から、毎年続けられています。

 

たねやのテーマは、‟人と自然がふれあう空間づくり

 

そこで、森を一からここに作ろう!と始められたんですね。

 

参考文献:山本徳次著「たねやの心」毎日新聞社

     山本徳次著「商いはたねやに訊け」毎日新聞社

     山本徳次著「たねやのあんこ」毎日新聞社

     たねやグループ発行「ラ コリーナ 近江八幡」

     山本昌仁著「近江商人の哲学」講談社現代新書

 

しかも、2019年4月には、細川護熙元首相が代表する(財)鎮守の森プロジェクトコラボレーションして全国各地からの参加者200人とともに1600本の苗木を植樹しました。

 

ラコリーナには、その美味しいお菓子と個性的な風貌の根っこに、揺るぎなき自然と人間との関係哲学を感じました。

 

このようなコンセプトとこだわりの元に作られたラコリーナだから、ここにたたずんでいるだけで、どこか優しい空気に包まれている感じがします。

 

その哲学が、美味しい商品の味を創り上げ、肩の力を抜いた自然な温かな雰囲気を育んでいる空間が人を魅了するのかもしれませんね。

 

それでは、美味しい本物のお菓子もいっぱい、たねやの従業員の想いもいっぱい詰まったラコリーナを巡っていきましょう。

 

※店内の写真撮影・ブログ掲載は、事前にラコリーナスタッフに許可をいただいて行っています。

 

メインショップ内は和と洋が調和した空間

メインショップ入り口横に、かわいいカラフルなラコリーナの地図がありました。

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入り口を入った所には、どんぐりから育てた鉢植えの苗木が飾られていました。

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 メインショップに入ると右側がクラブハリエのゾーンで左が和菓子のたねやのゾーンになっています。

 

クラブハリエのゾーン

朝の10時半だったので、バームクーヘンがどんどん作られていました。

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このように、バームクーヘンの製造工程が全部ガラス越しに見えるんです。

 

和菓子のたねやのゾーン

たねやのゾーンで目を引くのは、何といっても気迫がこもったお店の看板。

‟たねや”と白文字で書かれた大きな看板は、品格がありますね。

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反対側の壁面には、和菓子の木型が展示されていました。f:id:Boyager:20210422145808j:plain

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2階の喫茶ゾーンで焼きたてバームクーヘンを堪能

一通りメインショップの商品を見渡して、買うものを決め、購入は帰る時にすることにしました。

 

そして、いよいよここでしか味わえない噂の絶品焼きたてバームクーヘンを頂きます。

 

この日は、日曜日の朝10時半なのに、珍しく行列が超短い

 

ラッキーです!

 

いただく場所は、階段を上って2階にあるカフェゾーンです。

 

天井には、至る所に黒い点々があります。

 

どこか、スペインのアントニオ・ガウディを思い起こさせるデザインですね。

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この点々、実は木炭なんです。

 

こんな感じで、壁に木炭が着けてあります。

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この木炭は、音の反響を防止するために付けてあるとのこと。

 

また、ラコリーナのシンボルでもあるを表現しているとも言われています。

 

この木炭も、スタッフとその家族が付けたそうです。

 

カフェゾーンは、吹き抜けを挟んで、左手と、右手に別れて席があります。

 

左手は、こんな感じ。

中央の穴は、暖炉になっています。

今は、もう春なので火は燃えていないですが、冬には薪がくべられる日もあるようです。

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右手は、お客さんが結構おられたので遠めにしか撮影できなかったのですが、こんな感じです。

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さて、私たちの順番が回ってきました。

 

私たちは、右手のテーブル席にしました。

 

テーブルには、山のジオラマのような本物の草と木の苗からできているオブジェが机の真ん中に載っていて、心が和みます。

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そして、いよいよここでしか味わえない、あの絶品のバームクーヘンの登場です。

 

妻は、紅茶とのセットで私はバームクーヘンに合うコーヒーのセットをいただきました。

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しっとりふわふわの食感にバームクーヘンの外側に適度に付いている砂糖が絶妙です。

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このバームクーヘンを食べたら、他のバームクーヘンが霞んで感じられます。

 

ロケーションも抜群です!

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上を見ると、例の木炭金箔のようなものが貼ってありました。

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オーダー時、女性のスタッフに、本物の金箔なのかどうか?と尋ねると、そのスタッフさんも?だったのですが、しばらくして注文を運んできた時にさりげなく笑顔で‟先ほどのお客様が尋ねられていたあれは、本物の金箔でした。”と教えてくれました。

 

忙しい最中でも、お客のどんな小さなことに対しても、丁寧に笑顔で答えてくれるとても感じのいいスタッフさんでした。 

自然と人の営みが感じられる癒しの中庭?

 メインショップの裏は、大きな中庭?になっています。

 

ここで誰もが目を引かれる風景がこれ。。。

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どこか、ジブリ映画の「風の谷のナウシカ」に出てくる大きな飛行艇の艦橋部分を思い起こしそうな建物ですが、これは、クラブハリエの本社も入っている事務棟なんです。

 

ちなみに、ここは関係者以外立ち入り禁止です。

会社の事務棟なので当たり前なんですが。。。

 

この中庭?、実は畑or田んぼなんです。

 

よーく見ると、ソラマメの花が咲いていました。

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一面に咲いている菜花も、農作物の花でした。

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ラコリーナには、メインショップの他に、この畑・田んぼを挟んで2つのショップとホットドッグやバームクーヘンのイートインゾーンがあります。

 

もう一つのクラブハリエ

ラコリーナの敷地内には、メインショップ内のクラブハリエの他に、もう一つのクラブハリエのショップがあります。

 

メインショップを畑・田んぼのほうに出て左側の通路を100mほどいくとガレージショップがあります。

 

通路は、こんな感じです。

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この通路を歩いていくと、もう一つのクラブハリエがあります。

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 天気が不安定でいきなり雨が降てきました。

 

この2階建てバスがあるところで、クラブハリエの商品やたねや関連の書籍を販売していて、案内の地図にはギフトショップと書いてあります。

 

ここだけしか売っていないブリキ製の入れ物にフィナンシェなどが入っているこの商品は、人気商品です。

 

妻も職場の同僚にお土産と自分用に1つずつ買ってました。

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奥の方にクラブハリエでバームクーヘン初めて作った時の機械が展示してありました。

昔の機械は、今の機械と比べてかなり小さかったんですね。

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店内はこんな感じで、ラックに商品が並んでいます。

もちろん、バームクーヘンも小さいサイズからそこそこの大きさのものまで、いろいろ置いてありました。

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ここは、2階パンも売っていました。

夕方近くになると、売り切れになることが多いので、パンが気になる方は午前中に行かれるほうが良いと思います。

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妻もパンの中にバームクーヘンが入っている人気商品のクーゲルバームを買っていました。

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パンを買って、2階の外に出る通路があるので、外に出てあたりを見渡すと、すぐ下には、フードコースのイートインゾーンが。。。

 

結構、人が密。

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長さが50cmもあろうかという超ロングなホットドッグのようなパンが良く売れていました。

 

私は、ホットドックが好きなので、超ロングなホットドッグが気になったのですが、結構人が密になっていたので、ちょっとパスして、メインショップ横にある八幡カステラを売っているカステラショップに移動することにしました。

 

このクラブハリエを出て畑・田んぼのほうにいくと、写真スポットになっている石のモニュメントがあります。

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皆さん、この石の前で順番待ちしながら写真を撮られていました。

 

この石の後ろもthe です。

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せっかくなので、畑・田んぼを1周するように歩いてカステラショップのほうに行くことにしました。

 

しばらく歩いて、中庭を挟んでメインショップと反対側にきました。

 

特に何もない所なんですが、青々とした大麦?が風に揺れていい感じでした。

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その向こう側では、ラコリーナの拡張工事が進められていました。

まだ、土地の造成段階のようで、建物らしきものは何もないのですが、どんな施設ができるのか楽しみですね。

 

そうこうしているうちにカステラショップに着きました。

屋根の上には、松の木が生えています。

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妻と息子は、このカステラショップにあるカフェで、できたてのカステラを食べに行きました。

 

店内は、こんな感じで、ここでも原形のままの木が使われていて、心が和みます。

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私は、写真を撮るのに忙しかったので行きませんでしたが、後から妻に聞いた話では、ここのカステラ相当美味しかったようで、妻の母のお土産で買ってきたと言ってました。

まとめ

ラコリーナの良いところは、お菓子の味は当然ですが、この優しさに包まれた空間、雰囲気にあると思います。

 

実際、それを支えているラコリーナのスタッフさんの対応も、どの方も笑顔でどこか温かい感じがしました。

 

接客対応の良さでは、東京ディズニーランドが有名ですが、ラコリーナも同じ感じがします。

 

だから、きっとリピーターが後を絶たないのだと思います。

 

このような世界で特別な人と時を過ごしたら、きっと良い関係が深まるのではないでしょうかね。

 

私も最初は、妻のお願いで仕方なしに行ったラコリーナでしたが、実際訪れて、このラコリーナの魅力にすっかりハマってしまいました

 

そして、「ラコリーナ近江八幡宣言」を読んでさらにこの宣言の姿勢に強い共感を持ちました。

 

「ラコリーナ近江八幡宣言」

 

ここには 丘があります

ここには 森があります

ここには 水があります

ここには 花が咲きます

ここには 風が吹きます

ここには 虫が遊ぶ野があります

ここには 鳥がさえずる梢があります

ここには くらしがあります

ここに わたしたちがいます

 

ここはわたしたちが

みなさんをお迎えするところ

だからここに丘をつくろう

 

いま盛った 一握りの土が いつか丘になる

いま降った ひと滴の雨が いつか水郷をうるおす

いま植えた 一粒のどんぐりから いつか森が育つ

いま食べた ひと椀のお米から あしたのからだができる

いま交わした おはようから 新しいつながりが生まれる

いま思った この気持ちが 子どもたちの明日をつくる

いまこの時が いつかのわたしたちにつながっている

 

それを信じているから

いまここに 丘をつくろう

いまここに どんぐりを植えよう

いまここに 森をつくろう

いまここに 笑顔あふれる 場所をつくろう

 

昨日と明日は続いている

わたしたちは自然のなかにいる

からだは土地とつながっている

 

ここには 丘があります

ここには 森があります

ここには 水があります

ここには わたしたちのくらしがあります

 引用元:たねや CLUB HARIE ホームページ

なんか、肩の力が抜けていい感じがします。

 また、天気の良い日に訪れたいと思います。