50代で子育て専業主夫になった私の日記

50代で初めての長男が誕生し、何もかもが180度変わりました。そんな初めての世界に感じたことを気分転換も兼ねて日々綴っているブログです。

続・トンポーロー、パンでも麺でもとろけるお味。お肌つるつるコラーゲンでもう一品!

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前記事の続きです。

前回作ったトンポーローは、全部で1500gくらいあったので残った分は、冷凍にしてストックしておこうかと思っていました。

でも、結構食べてくれたので、ストックせずにメニューを変えて翌日に使い切ることにしました。

 

どんなメニューにするかは、冷蔵庫に残っている食材としばしにらめっこして、朝1品、昼1品、夕食2品作ることにしました。

朝食は、トンポーローバーガー

前回もお名前だけ登場した京都の絶品中華の老舗、マダム紅蘭にあるトンポーバーガーにチャレンジしてみました。

まずは、冷蔵庫からトンポーローを取り出してきます。

このように、お肉がラードの雪原に覆われいるので、このラードをきれいに取り除きます。

 

ラードを取り除くとその下には、ぷるぷるのコラーゲンを含んだゼリーが現れます。

全部取り除くとこんな感じです。

このコラーゲンを含んだゼリーは、じっくり蒸して冷ました調理ならではの産物です。

お肉とゼリーを取り分けます。

コラーゲン入りのゼリーは、まるで琥珀~のようです。

このゼリーは、夕食のお楽しみなので、冷蔵庫に入れておきます。

 

お肉は、バンズに合う形に成形し、昨夜のトンポーローの甘いソースをかけます。
あとは、レンジで30秒ほど暖め、水菜を添えてバンズに挟んで完成です。

今回は、買ってきた普通の米粉パンのバンズで作りましたが、マダム紅蘭のトンポウバーガーのバンズは、蒸してある中国の饅頭と呼ばれるバンズなので美味しさも食感も全く別物です。

 

この饅頭は、諸葛孔明が作ったのが始まりと言われ、その後、この饅頭に中身を入れるメニューが作られていきました。

日本では、横浜の聘珍楼の大きな豚饅頭や神戸の老祥記のような小ぶりの豚饅頭を始め、コンビニでも豚まん、肉まんの名称で親しまれている饅頭ですが、和菓子のようなふんわりした食感で胃に負担をかけないトンポーバーガーは、他に類を見ない逸品です。


本当だったら、マダム紅蘭のトンポウバーガーに使われているような饅頭で作りたかったのですが、作り方がわからないので次回に楽しみとして残しておきます。

お昼は、トンポーローを麺類に使ったメニュー

冷蔵庫に賞味期限が本日の黄色ソバが残っていたので、お昼はトンポーローをラフテーにして、ウチナーそばにすることにしました。

 

ウチナーそば?とは、沖縄そばのことです。

 

息子が生れるまでは、毎年、年末年始は、沖縄本島と八重山に行っていました。

沖縄そばの特徴は、麺が平べったくてやや太め。肉は、豚バラの三枚肉を大きめに切ったものから、竹富島の八重山ソバのようにやや短冊状に切ってるもの、沖縄地方全般でよく見られる骨付きのものなどいろいろあります。味は、カツオだしベースのものが多いです。

 

八重山そばの本場は、八重山諸島の竹富島にある人気店「竹乃子」です。


本場、「竹乃子」の八重山そばは、豚肉と麺にあさつきが少々入っただけのシンプルなもの。

 

お肉が柔らかくて甘みがあり美味しい~

島で唯一のお蕎麦屋さんですが、のんびりしていてばっちり美味しい南国のお店です。

 

そして、今回作ったのがこれ。

紅ショウガは、石垣島の食堂で八重山ソバを食べた時に入っていて美味しかったので入れてみました。

 

もっとお肉をダイナミックにドド~ンと入れたかったのですが、気が付けば残ったお肉は、一人当たり一切れづつになってしまいました~。(アハハ)

 

食べる時には、胡椒ではなくてピィヤーシという竹富島特有の香辛料をかけていただきます。

このピィヤーシーは、竹富島の民家の石壁の上などに普通に見られます。

この黒白まだらな葉の植物がピィヤーシーです。


香辛料にするのは、実の部分でからからに乾燥させて粉末にします。

ピィヤーシーは、沖縄本島では、ピィパーズとかピパーチと呼ばれることが多いです。
インド原産で正式和名は、ヒハツモドキと言います。

地元では風邪や冷えの予防に良いとされ、八重山ソバと一緒にいただく定番香辛料になっています。

味は、胡椒に似ていますが、ピリッと感が穏やか。

夕食は、おでんと菊花かぶのコラーゲンゼリー

アジも食感も優しいトンポーローの煮汁で作るおでん

トンポーローの煮汁が大量に余っているので、捨てるのももったいないなぁ~と思い、おでんの出し汁にしてみました。

具材は、大根に蕪、こんにゃく、人参、玉子の5つ。
大根と蕪、人参は、下ごしらえとして薪ストーブに蒸し器をかけ、じっくり1時間蒸しました。

 

蒸した野菜とゆで卵、こんにゃくをトンポーローの煮汁に入れて30分ほど薪ストーブにかけておきました。

さすがに、蒸し野菜は、おでんの出し汁が染みるのが早いです。

 

でき上がりがこれです。

野菜は、噛まなくてもよいレベルの柔らかさで、味もしっかりしみておでんによくあってます。
トンポーローのあの甘いタレの煮汁のおでんも有りだなぁと思いました。

翌朝にびっくり菊花かぶのコラーゲンゼリー

トンポーローを蒸した時に出てきた、この琥珀色のゼリーは、蒸したての時点では、ただの煮汁~っていう感じだったので予想外の産物でした。

 

冷蔵庫に、実家からもらった蕪が少し残っていたので、これを使って菊花かぶをつくることにしました。

 

菊花かぶとは、かぶを細工切りをして菊の花のように仕上げるものです。

もともと趣味で木のスプーンを作ったりしているので、前から食材の細工切りをやってみたかったんですよね~。(^▽^)/

 

作り方は、かぶをまん丸に切って菊の花の蕾のように飾り切りをするだけです。

 

実際やってみると、やっぱり難しい~。
菊の花の蕾のつもりが、謎の蕾のようなものになってしまいました。(笑)

菊花かぶを作ったあまりのかぶがもったいないので、桜の花びら(のつもり・・・)と謎のお魚らしきものを息子用に作りました。

 

切る作業は、包丁ではとりまわしがちょっとやりにくかったので彫刻刀を使いました。

 

切ったこれらのかぶは、蒸し器にかけておいて、ゼリー状になった煮汁を温めて液体に戻します。

この煮汁を、100均で買ってきたキューブ状の小物入れ流し込んで、蒸しあがった株を入れ冷蔵庫で固めます。

 

そして、出来上がったのがこれです。

作る前のイメージでは、もっとゼリーに透明感があって、中に入っている菊花かぶが見える予定だったのですが、ほとんど見ることができず残念。

 

息子用に作ったお魚入りのほうは、煮汁が足りなくなって花びらがゼリーから飛び出してしまいました~。(アハハ)

 

でも、さっぱりした甘~いお味で、息子もあっという間に完食してくれました。

 

まとめ

トンポーローは、うまくいったものの、最後の菊花かぶのコラーゲンゼリーは、難しかったですね。

 

まぁ、何年も修行した職人さんのなせる業が素人にできるわけがないのですが、作っていて楽しかったです。(^▽^)/

 

でも、この翌朝家族全員の顔のお肌がいつもよりツルツルになっていたのには、ちょっとビックリでした。

 

やっぱり、食べたものは、からだに現れるんですね~。

 

次回は、何とかトンポーローバーガーのバンズも作ってみたいと思います。