皆さんは、ゆっくりお正月を楽しまれたでしょうか?
正月早々から、年末までに終わらなかった障子の貼り替えをしていたボイジャーです。
障子や襖の張替えは、以前にもやったことはあるのですが、今回の障子は、雪見障子という障子なので、この障子の張替えは経験がなく、初チャレンジになります。
雪見障子は、ご存じの方も多いとは思いますが、こんな障子です。
障子の下半分が上に可動するようになっていて、下半分の障子を上にあげた時に寒くないように、ガラスがはめ込まれています。
また、建具が古くなって小傷があったり、色が茶色になっているので、以前から試そうと思っていた電動サンダーを使って、研磨してみました。
研磨前の建具の上部ですが、結構小傷と茶色の変色が見られます。
この電動サンダーの使いごこちもレビューしたいと思います。
まずは、普通の障子
まず手始めに、西側の窓の障子を張り替えます。
障子の張替えには、「障子紙はがし剤」と「ハケがいらない障子紙ののり」、障子紙をホームセンタ-で買ってきました。
昔は、古い障子紙を外すときは、水かぬるま湯を障子の桟の部分に塗って、丁寧にはがし、障子紙は、ご飯粒をお湯で炊きながらつぶして作った糊でくっつけました。
本当は、息子も一緒にやってくれるみたいなので、昔ながらの方法で貼ってもよかったのですが、ちょっと時間に余裕がなかったので、次回と言うことにしました。
ということで、窓から障子の建具を外し、障子紙外しを開始!
障子紙は、どうせ外して捨てるからと言って、最初にビリビリ取れるところから破って取るといったことは厳禁です。
障子紙は、しっかり桟に張り付いていますので、強引に剥がすと、紙が破れるのではなくて、桟の木の表面が紙にくっついたまま割れて行ってしまいます。
障子紙の力、恐るべしです。
最初は、障子紙はがし剤を障子の桟に沿って塗っていきます。
今回、塗る係は、息子がやってくれました。
障子紙はがし剤を塗り終わったら、5分くらい待ちます。
あまり長い間(10分以上)、放置すると、せっかく塗った所が乾いてしまって紙が剥がせなくなってしまうので、ご注意を。
剥がす時は、慎重にゆっくりと剥がします。
万が一、障子紙に桟の木がくっついたまま剥がれてきた場合は、そのまま剥がさず、ナイフで切ります。
こういう感じで、とりあえず、今回の障子張替え建具(窓障子2枚、雪見障子8枚、天窓用小障子4枚)の障子を全部剥がしていきます。
窓の次は、いよいよ今回初の雪見障子の古い障子紙を剥がすのですが、可動する障子の障子紙が貼ってある方は、ガラスがあるので、建具を全部分解しないといけないと一瞬思ったのですが、そこは、思い留まって、youtube検索してみました。
やはり、雪見障子についてぞろぞろ出てきました。
可動する障子の外し方は、わかってしまえば、実に簡単な構造で、ワンタッチで外れました。
雪見障子の稼働する障子の桟の横片側に板バネが2か所取り付けてあって、着脱時に桟を板バネ側に押すと簡単に着脱できる仕掛けです。
こんなバネガが仕掛けてあったとは、知りませんでした。
昔の人の知恵は、すばらしいですね。
こんな感じで、半日かかってすべての古い障子紙外しが終わり、窓の障子建具2枚の張替えまでできました。
お昼になったので、息子のリクエストで、さくっと簡単にハンバーガーとホットドッグにしました。
ハンバーガーのパテは、牛肉100%にブナシメジと玉ねぎ、にんじんを細かくみじん切りにして入れ、蜂蜜、日本酒、みりん、しょうゆ、パン粉で練り上げた自家製ハンバーグを使いました。
ハンバーグは、あらかじめ時間のある時にまとめて作って焼いておき、冷凍保存してあるので、レンチン1分で、できたての味が再現できます。
ホットドックのソーセージは、いつもの美山おもしろ農民倶楽部さんの新発売品で、地鶏ソーセージをボイルしました。
ここのソーセージは、塩とてんさい糖と地元の肉しか使われていないので、ゆで汁も安心してスープなどに使え、我が家の定番材料になっています。
ソースは、ハンバーガー、ホットドッグどちらも共通で、岐阜県の明宝ケチャップと松田のマヨネーズ(甘口)を使い、線切キャベツのごま油炒めとレタス、トマトを入れました。
2つのパンで総カロリーが450kcal程度なので、ヘルシーですよ。
私は、お気に入りの京都小川珈琲のブレンドと一緒にいただきました。
障子の建具の研磨
お昼もいただき、午後からは建具の研磨です。
研磨に使う道具は、今回初の電動サンダーです。
購入も考えたのですが、今回は、お試しということでホームセンターコーナンでレンタルしてきました。
2泊3日で660円(税込み)です。
サンドペーパーは、専用のものを購入する必要があるので、#240の一番細かい目のサンダーを購入しました。5枚セットで500円ちょっと。
早速、試してみました。
とりあえず、上下、向かって右側の桟だけサンダーがけしてみました。
感想は、思ったよりサンダー掛けしているときは力が必要ということと、サンダーがうまく掛かる時と掛からない時があるので、うまくかけるには、ちょっとしたコツがあるようです。
しばらく使っているうちに、なんとなくコツのようなものがわかってきたような感じです。
サンダーと言っても、種類が3つほどあって、市販のペーパーサンダーが使用できる四角型のオービタルサンダー、専用サンダーで取り付けワンタッチかつパワフルな丸型のランダムサンダー、パワーでは、ダントツのベルトサンダーがあります。
今回、レンタルしたのは、Black &Decker製(アメリカ製)のアイロンみたいな形をしたランダムサンダーです。
(コーナンさんでは、電動サンダーのレンタルは、この機種しかなかったです。)
一応、無段変速というスイッチの握り加減で、回転数が変わる仕様になっているものだったので、使いやすかったです。
ただ、サンダー掛けする時は、粉塵がすごいので、通常は電動サンダーに粉塵吸引のユニットが付いているのですが、今回のレンタル品には、このユニットがない状態での貸し出しでした。
(今後は、オプションでもよいので、集塵ユニットの貸し出しもしてほしいですね。)
そのため、掃除機を傍らに置きつつの作業だったので、作業しにくかったです。
レンタルは、安くて良いのですが、電動サンダーの場合、粉塵吸引のユニットなしは正直、お奨めできないです。
最初は、電動サンダーは、youtubeの動画を見ても、さほど力が要らないように見えたので、息子にやらしてみようかと思っていたのですが、実際、扱ってみて、これは6歳の息子にはちょっと無理だと判断し、息子には、台所のまな板の黒ずみをサンドペーパーで磨いてもらうことにしました。
youtu.be一生懸命磨いてくれたので、おかげで、まな板がきれいになりました。
さすがに、しんどかったらしく、磨き終わった後は、妻の所に行きました。
レンタル工具のデメリットに冷やリ
障子建具の研磨も残り3枚になり、3枚目をサンダー掛けしていると突然電動サンダーから“キュイーン!”という大きな音が鳴りだしたので、慌てて使用を停止し、電源を抜いて一通り外観的に異常はないか?回転部に焼損や加熱が見られないか?を確認したところ特になにもありませんでした。
この機種は、“連続30分以上は、使用しないでください”と付属の保管箱の上に赤字で書かれていたので、それを逸脱した使い方はしていなかったのですが、ちょっと不安になりました。
とりあえず、仕方がないので、元々かなり汚れていたので、きれいに清掃して状況説明の上返却することにしました。
最悪、修理費請求がくるのかなぁとちょっとブルーになりつつ、作業途中で終了し、コーナンへ電動サンダーの返却に行きました。
コーナンのサービスカウンターで状況を説明し、担当のおばちゃんが通電して動作チェックをしてみたところ、先ほどの警告音のような音は鳴らず、普通に動きました。
おそらく、過負荷になった時点で、警告音が出る仕様になっているのでは?と担当のおばちゃんに聞いてみましたが、仕様については、あまり詳しくないようでした。
まぁ、動いているので、大丈夫とのことで内心ホッとしました。
今回は、こんな感じでセーフでしたが、もし、普通に使っていて、動かなくなったらと思うと、レンタル品はそれなりにリスクがあるなぁと改めて感じました。
まとめ
雪見障子の障子の張替えで感じたことは、以下の三つです。
・障子紙はがし剤は、十分な量をつける。
・障子紙を剥がす時に、桟の木がくっついていたら、絶対に引っ張らずにナイフで一旦、切る。
・障子紙を貼る時は、障子建具を立てて、障子を貼る最上部の部分だけ糊を塗り、障子紙の上部だけ貼った後に、セロテープ止めをする。以降、糊を桟に塗り、障子がしわにならないように丁寧に上から下に向かって貼っていく。
電動サンダーのレンタル品を使ってみて感じたことは、以下の5つです。
・電動といえども、うまく使うにはコツのようなものがある。数をこなすうちにわかってくるので、まずは、レンタル品でコストをかけずやってみるのも良いかも?
・一方、電動工具をレンタルする場合は、故障した場合のリスクをしっかり店側に借りる前に聞いておいた方が良いと思う。
・電動工具使用には、連続使用可能時間を使用前に必ず確認する。できれば、異常時のセンサー有無もわかればGOOD!
・電動サンダーに集塵ユニットが付いていないものは、屋内使用は控えた方が無難。
(何も考えずに、集塵ユニットなしのまま屋内使用をすると部屋中の隅から隅まで粉だらけになります。)
・当然ながら、サンダー掛けには、マスクは必須!
電動サンダーについて、使い勝手や能力がだいたいわかったので、次回は、BOSCHあたりを購入しようと思います。