前回記事の続きです!
野外恐竜博物館は、福井県立恐竜博物館の一部と言う位置づけなので、福井県立恐竜博物館のHPからチケットを事前に予約購入する必要があります。
今年の開館は、11月5日(日)までになっています。
来館当日は、まず福井県立恐竜博物館まで来館して予約時間の30分前までに総合受付にてチェックインをしてくださいね。(^▽^)/
チェックインをしなかった場合、予約が無効になりますのでご注意を!
加えて軍手が必ず必要なので、事前に軍手を用意してご持参ください。
もし、当日軍手をお持ちでない場合は、福井県立恐竜博物館の総合受付でも1セット200円で用意されているので、チェックイン時にその旨お話ししてお求め下さい。
野外恐竜博物館へのアクセスは、福井県立恐竜博物館からガイド付きの専用バスで見学体験ツアーに参加する形になっています。
見学体験ツアーは、直接、本物の化石を採掘できるとあって超人気。
平日が2回、土日祝が4回と来館数が決まっていることもあって、今年も11月の最終日までチケットの予約は、ほぼ完売状態。
でも常設展チケットは、9月26日現在では、全日予約の空きがありました。
私が予約した時と同じです。
野外恐竜博物館の予約時にチケット完売であったとしても、常設展のチケットが予約できれば、キャンセルがあった場合、当日総合受付での購入ができる可能性があります。
我が家の場合も、半ば諦めて常設展のみの来館だったのですが、朝一番に入館し、幸運にもキャンセルの空席を総合受付でゲットできました。
チケットの購入方法等の情報は前記事で詳しく掲載しています。
ということで、朝10時の第1便のバスで参加できたので、じっくり野外恐竜博物館のツアー内容や楽しかったところ、本物化石の採掘体験などなどじっくりご紹介したいと思います。
野外恐竜博物館へは、専用バスで出発
福井県立恐竜博物館には、朝一番の9時に入館したので、出発集合の15分前まで常設展をざっーと観覧して、9時40分に一旦退出。
集合場所には、野外恐竜博物館専用のバスが2台既に止まっていました。
各バスには福井由来の恐竜の名前が付いていて、私たち家族が乗車した1台目のこのバスは、フクイラプトル号で2台目は、フクイティタン号。
野外恐竜博物館へは、終始、ガイドさんが付き添って案内してくれます。
今回の参加者数は、バス1台に30人前後。
やっぱり、子どもが一緒のご家族が多いようでした。
現地までのバス移動は、片道20分程度。
途中から林道に入り野外恐竜博物館へ向かうのですが、その途中に野外恐竜博物館ならではのユニークなこんな標識が5つあるんです。
(フクイサウルスの標識を撮り損ねました~ので、写真は4つです)
この標識は、必ずカーブミラーの下についているんです。
何故かと言うと、バスがこのカーブミラーの横を通る時に、バスの横に描かれた恐竜の絵がちょうどカーブミラーに映り込むんです。
私たちが乗っているバスの横の絵は、フクイラプトルなので、フクイラプトルの標識があるカーブミラーにフクイラプトルが映り込んでいる瞬間が撮影ポイントになっているんだそうです。
残念ながら、今回は、Wフクイラプトルのベストショットを逃してしまいましたが、標識はしっかり撮れました。(^▽^)/
5つめの標識を通り過ぎると 野外恐竜博物館に到着です。
野外恐竜博物館は、山の中にぽつんと一軒家。
きれいなトイレはありますが、飲料用の水道、自動販売機がないです。
出発前に、ガイドさんから注意事項としてアナウンスしてくれますので大丈夫だとは思いますが、2時間程度の行程なので、飲料水の用意はされたほうが良いと思います。
恐竜化石採掘体験で化石を発見!
野外恐竜博物館に到着後は、フクイベナートル号とフクイティタン号ごとに別行動。
私たちのグループは、化石発掘体験(30分程度)→恐竜化石地層現場を展望所から遠望(15分程度)→野外恐竜博物館観覧(15分程度)の順番で体験見学をしました。
化石発掘体験は、化石の宝庫だった。
化石発掘体験は、簡単な注意事項の説明動画を見た後、無料レンタルで用意されているゴーグル、ハンマー、タガネをお借りして化石探し開始です。
化石採掘体験の場所は、テントが設置されているので雨天でも作業ができます。
この化石採掘体験での参加者の位置づけは、あくまで学術的な発掘調査員。
そのため、発見した化石が恐竜など研究対象の化石は、持ち帰りはできません。
でも研究対象外の化石であれば、一人1点だけ持ち帰ることができますよ。(^▽^)/
現場には化石発掘に携わっておられる大学の先生や大学院生が常時おられます。
参加者は、化石の判別などわからないことをこの先生方に質問しながら、作業を進めていくので、現物の存在感に加え知識も深まりますね。
ちなみに、福井県立恐竜博物館のすぐ横にも、「どきどき恐竜発掘ランド」という化石発掘体験ができるところがありますが、こちらには大学の先生はおられません。
採掘する石は、恐竜化石が出土した地層周辺の岩石をあらかじめ砕石したものをどっさり運ばれています。
足元は、こんな感じです。
一見、どこにでもある建築用の砕石のように見えると思いますが、この石の表面をよ~く見ただけでも結構、化石が見つかりました。
真ん中上の所に光沢のある植物化石が見られます。
私は、あまりに石を見ているだけで化石が見つかるのでハンマーはほとんど使わずじまいでしたが、息子は、終始カンカンやってました。
息子がカンカン石を割って、巻貝の化石が出てきました。(^▽^)/
残念ながら恐竜の化石は、今回は発見できませんでしたが、お土産に一人1個だけ採掘した化石をお持ち帰りできるということで、我が家は3個ゲットしました。(^▽^)/
恐竜化石の発掘調査現場を見学
野外恐竜博物館のすぐ横には、新種の恐竜が次々と発見された実際の発掘現場があるので、そちらを観覧します。
この地層は、手取層群北谷層と呼ばれる1億2000年前のもので、恐竜の化石が出てきた地層です。
一見、採石場か山ののり面工事の現場のような場所ですが、ここが平成元年から現在まで調査が続けられ、フクイラプトル、フクイティタン、フクイサウルス、コシサウルス、フクイベナートルといった新種の恐竜化石に加え、つい先日公表されたティラノミムス・フクイエンシスと命名された恐竜の新種化石が発見された現場です。
発掘調査は、現在第四次恐竜発掘調査が終わりつつあり、第一次恐竜発掘調査から第三次恐竜発掘調査までの調査範囲及びそこから発掘された5つの新種の恐竜化石は、国の天然記念物に指定されています。
そのため、現在では関係者以外現場に立ち入ることができないため、展望所からの観覧となっています。
各地層には、代表的な発見の看板が設置されています。
これは、この場所で恐竜化石調査が始められるきっかけとなったワニの全身骨格化石が発見された場所です。
展望所には、第一次から第四次の恐竜発掘調査の概略説明がありました。
野外恐竜博物館の展示を観覧
野外恐竜博物館の展示は、ワンフロア―だけですが、足下の透明なガラス越しに恐竜の足跡化石が並べられたり、化石発掘の道具が展示してあったりと福井県立共有博物館にはない雰囲気の展示でした。
正面の入り口から見た野外恐竜博物館の展示フロアです。
下側手前の岩盤は、恐竜の足跡岩盤のレプリカで、その奥に実物があります。
これが実物です。
息子の足の大きさと恐竜の足跡の大きさを比べています。
一通り観覧して、福井県立恐竜博物館に戻る前に、こんなのを頂きました。
これは、今回化石採掘体験でいただいた化石の発掘証明だそうです。
かつやまディノパークは、まさに恐竜の森
化石採掘を満喫した後は、福井県立恐竜博物館のすぐ隣にある「かつやまディノパーク」に行きました。
こちらのチケットは、現地購入のみで~す。(^▽^)/
かつやまディノパークには、恐竜迷路も含めて7つのアトラクションがあります。
アトラクション名 |
備考 |
---|---|
恐竜が棲む森 大人中学生以上1000円 小人3歳~小学生800円 |
営業時間 AM9時~PM5時 ※最終受付PM4時30分 恐竜迷路も入場できます。 |
ガオガオウォーク 100円(体重80kgまで) |
営業時間 AM9時~PM5時 ※最終受付PM4時30分 |
ガオガオライド 100円(体重40kgまで) |
営業時間 AM9時~PM5時 ※最終受付PM4時30分 |
ガオガオトレイン 500円 |
平日お休み※土日、祝日開催 0歳〜(12歳以下のお子様1名につき18歳以上の保護者1名無料※2歳以下は18歳以上の保護者必須) |
ガオガオボート 500円 |
平日お休み※土日、祝日開催 3歳〜小学校6年生 体重40kgまで |
巨大昆虫冒険ツアー 800円(3歳~) |
営業時間 AM9時30分~PM5時 ※最終受付PM4時30分 ※2歳以下は保護者同伴必須で無料 |
定休日:第2・第4水曜日
セット券は、恐竜の棲む森+恐竜迷路+巨大昆虫冒険ツアー大人1600円、小人(3歳~小学生)
大人3000円、小人(3歳~小学生)2400円で年間パスポートもあります。
ちなみに基本的に冬季は、休業しています。
今年の開館は11月19日(日)までとなります。
かつやまディノパーク内には、食堂はなく、売店はありますがお菓子とグッズ販売になります。
今回我が家が行ったのは、恐竜が棲む森、恐竜迷路、ガオガオボートの3つ。
行かなかった他4つのアトラクションは、どれも幼稚園くらいのお子さんに
人気なので、息子は興味がなかったようです。
カブトムシやクワガタは大好きなんですけどね~。
個人的には、やはり恐竜の棲む森がダントツにインパクトがありました。
森の中にいる恐竜は、なんと50種類以上。
これが全部動いて鳴くんですよ。
恐竜の棲む森の通路は、全舗装のバリアフリーなので歩くのは楽なのですが、森の中と言うことで暖かい季節は、蚊などの虫も多いです。
防虫スプレーは、あった方がいいと思います。
恐竜の支柱がないのと、完成度が高い外観で本当に生きた恐竜が目の前にいる用でした。
この翼竜は、大きさが人の3倍はありますね。
森の茂みから突如として現れたティラノザウルスのような恐竜。
リアルです。
最後は、迫力満点のティラノザウルスが登場しました。
見学通路の長さは、500mくらいかなぁ~?
結構グネグネした道で上り道もあるので、女性の方は、ハイヒールはちょっときついかも?
息子も大満足で恐竜を見終えた締めは、ガオガオボート。
この乗り物、手で両方のプロペラを回して進むんですが、これが結構速く動くんです。
暑い日だったので、水遊びがしたかったのかも?
1回10分で係員さんがストップウォッチで測っていました。
時間が来ると、係員さんが船を乗降場所に寄せて終了。
これで今回の福井権利恐竜博物館&かつやまディノパーク巡り完結です。
まとめ
野外恐竜博物館への参加は、1日1回だけではなく、全貝数に参加される方や、さらに週何回かコンスタントに予約を入れている強者もいるそうです。
ここでの化石発掘体験は、恐竜等を研究されている大学の先生が常駐しておられるので、自分が採集した化石らしきものが化石かどうかということを見てもらえます。
そのため、ほぼ確実に化石をゲットできるので、石に向かい合っている時は、本当に時間を忘れてしまうほど楽しいです。
我が家も、化石をゲットできたので、自宅の玄関に証明書と一緒に飾っています。
恐竜の棲む森も、恐竜の完成度が高いので、特に恐竜好きのお子様がおられるご家族は、一見の価値があると思います。
最後に、昼食だけは、非常に混雑するので、事前に用意しておく方が無難だと思います。