50代で子育て専業主夫になった私の日記

50代で初めての長男が誕生し、何もかもが180度変わりました。そんな初めての世界に感じたことを気分転換も兼ねて日々綴っているブログです。

家庭内食糧自給率UPの時代到来!SDGs思考の農業体験で環境や体にも優しい作物作りを息子と学ぶ

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この春先から、物価が上がっているためもあってか?プランターで花を植えている人よりも、野菜を植えている人をよく見かけるようになりました。

 

我が家では、野菜は、季節に準じて10種類前後を妻の実家の義父の畑に苗等を供給して、育ててもらい、収穫物は、義理の妹の家族、義父、そして私の所の3家族で分けています。

 

この畑に、時間がある時は、息子を連れて行きます。

まぁ、収穫時期がほとんどなのですが。(笑)

 

おかげさまで、我が家の家庭内野菜・果物自給率は、約70%です。

しかも、ほぼ無農薬で自分の好みの品種が手に入ります。

 

ということで、我が家では、自分で食べる野菜や果物は、できるだけ自作する方向で生活しています。

 

自分が毎日手をかけて育てた野菜は、取れたてをかじれば、本当にみずみずしくて、ほのかな甘みがあります。

 

ニンジンは、ニンジンの味が、大根は大根の味がきちんとします。

そして、このような作物に育てるには、育てる人の愛情と豊かな自然環境が大事なのではないかと思ってます。

 

子育てと一緒ですね。

 

夏の暑いけれども、真っ青な空に時おりそよぐ風の中で、取れたてのキュウリをバリッとかじるというように、夏の暑さ、新鮮な空気、青い空といった自然とかじった味が、ひとまとまりで記憶されるものが、野菜本来の味なのではないでしょうか。

 

そのようなことを考えながら、自分の息子には、是非、この本物の味を知ってほしくて一から野菜などを作る術を学ぶ機会を多く持つようにしています。

 

今回は、京都教育大学環境教育実践センターの紹介と、当センターで4月から行われている「植物を栽培して育てる楽しみや不思議さ、大切さを学習する体験教室」の3回目の講習に先月中頃に行ってきたので、その内容を紹介したいと思います。

 

京都教育大学環境教育実践センターとは、どんなところ?

京都教育大学は、ご存じの方も多いとは思いますが、国立の教員養成を目的とした大学です。

 

そして、この大学内に1992年に設立された環境教育実践センターは、環境教育に関する専門的な教育研究、学生等の実験実習の場としての利用、そして広く一般の方々にも参加していただける公開講座を開催する等々、環境教育の推進を図ることに特化した施設です。

 

この施設内には、様々な植物が栽培されていますが、栽培するだけでなく、その成長の過程で排出される雑草や剪定枝等を堆肥化する有機物リサイクルシステムや木質ペレット化してペレットストーブの燃料にする環境教育バイオマスの利活用システムという画期的なSDGsを意識した環境システムが導入されています。

 

【有機物リサイクルシステム】(有機肥料の製造)

栽培した植物の残渣、除草した雑草及び剪定した枝を粉砕したものを生ごみとして廃棄せず置いておきます。

※剪定した枝は、専用の樹木粉砕装機で粉砕されます。https://www.kyokyo-u.ac.jp/cee/2018/03/post-22.html

 

これを高速醗酵処理機「バイオメイト」に入れます。

バイオメイトに入れられた、雑草等は、この装置内に投入されている好気性高温醗酵菌により、発酵し、およそ40℃~60℃の温度になります。

 

そして、約48時間後には、このような有機性堆肥になります。

この堆肥を、さたに乾燥機とペレット作成機を用いてペレット状に加工し、環境教育実践センター内の植物肥料に使用されます。

 

環境教育バイオマスの利活用システム】(木質ペレットの製造)

専用の樹木粉砕機で木材チップとなった剪定枝は、木材チップ撹拌機(オレンジ色の機械)で温風ボイラーの風により乾燥されます。

 この温風ボイラーの燃料にも、木材チップが使用されています。

 

木材チップの含水率を10~15%程度に低下させた後、木質ペレットに成形します。

ペレット成型機は、ちょうど木材チップ撹拌機の陰になって見えていないです。

参考サイト:京都教育大学環境教育実践センターホームページ

      https://www.kyokyo-u.ac.jp/cee/2018/03/post-14.html#content

 

我が家は、田舎なので息子の手が離れたら、NPO法人を立ち上げて、クラウドファンディングを使って、このような機械を導入し、町内の雑草処理を一手に引き受けて、有機肥料と木質パレットの製造・販売を行う生活のSDGsに寄り添う事業を始めたいですね。

 

3回目の講習は、田植えとトウモロコシの肥料やり

息子と妻は、1回目の4月は、スイートコーン畑の準備と播種、ピーナッツの播種、2回目の5月は、スイートコーン管理、イネの播種、ピーナッツとサトイモの定植 を行っていて、今回は、田植え とスイートコーン管理(土寄せ)を家族3人参加で体験してきました。

 

初めての田植え

本当は、大人1人子ども1人の参加なんですけど、妻は股関節の手術をしていて田植えはできないので、私は妻の付き添いということで、代理で息子と田植えをしました。

 

私は、田植えの光景は、今まで毎年普通に見ていましたが、自分が苗を植えるのは、実は初めて。

 

苗は、5月に妻と息子がまいた稲を使う予定だったのですが、天候の関係か生育が遅れていて、急遽、大学のほうで予備としてもう少し早い時期にまいたものを使うことになりました。

妻と息子がまいた稲の苗も、期が熟したら必ず田んぼに植えて収穫しますとのこと。

 

ということで、はだしで田んぼに入って、私と息子の初田植えです。

田植えは、初めてでも簡単に均一に植えることができるように、田んぼの両端からひもを張り、紐には植えるポイントにテープが貼られています。

 

この紐の向こう側のテープが付けられている所に稲の苗を5,6本まとめて植えます。

植えるコツは、茎を持たないことだそうで、根っこのほうを持って田んぼの泥の中に突っ込みます。

 

茎を持つと、稲が折れてしまいやすいので、苗を持つときは、必ず根っこのほうなんだそうです。

 

植え終わったら、紐を後ろに30cmほど下げてくれるので後ろに下がります。

 

気をつけながら下がらないと、泥に足を取られてこけてしまった方もおられたということなので、慎重に下がります。

 

そして、下がった際に、今まで自分がいたところに足跡の穴が開いているので、そこを平らにします。

 

あとは、同じように苗を植えていきます。

 

30分ほどで終了しました。

スイートコーンの肥料やりと土寄せ

田んぼから上がって水できれいに洗った後、畑に移動です。

 

京都教育大学環境教育実践センターは、町中にあるのでマンションが隣接してます。

 

農園は、本当に様々なものが植えられていて、移動する間も見学しながらなので楽しいです。

 

これは、ジャガイモですね。

 

これは、ブラックベリーです。

その場でスタッフさんが、一つもぎ取って、”どうぞ!”といただきました。

ん~甘酸っぱくてフルーティーです。

ブラックベリーの実の色は、最初は黄緑色をしていて、それが野イチゴのような鮮やかな赤色になり、最後に深い紫色になるとのこと。

 

いかにもアントシアニン満点と言う感じですね。

 

知らなかったら赤い実を食べてしまいそうですが、赤い実は、かなり酸っぱいそうです。

 

そして、これ、何だと思いますか?

雑草の中に力いっぱい生きている感満載のアスパラガスです。

ちょうど、かわいい花を咲かせていました。

 

本当に時間を忘れてしまいそうになる農園ですが、気が付くと私たちだけになっていて、他の皆さんは全員トウモロコシ畑。

 

やばい!

 

急いで、皆さんの所に行って、スイートコーンの土寄せの説明を聞くことに。。。

 

最初は、スイートコーンの根元に追肥をします。

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追肥が終わったら土寄せをします。

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土寄せが終わった後は、ピーナッツ畑に移動して、雑草取りです。

 

雑草取りが終わった後、スタッフさんからトウモロコシの実の間引きをした実を頂きました。

ちょっとモードがマクロのままになっていたようで、画質が良くないです。

実は、これがヤングコーンだったんですね。

 

よく、中華料理の八宝菜とかに入っているやつです。

 

帰宅後、自宅で剥いてみました。

生の取れたては初めてです。

しっかり、いただきました。おいしかったです。

まとめ

環境教育実践センターを訪れたのは、初めてだったのですが、個人的には、1日いても飽きないところです。

 

初めての裸足で入った田んぼは、ひんやりしていて気持ちが良かったですが、田んぼから出た後、蚊の攻撃に会い、私も息子もちょっと大変でした。

 

そういえば、服装は、長袖長ズボンと書かれていました。

実験農園の敷地では、農薬や殺虫剤は使用していないので、蚊もおおいとのこと。

 

次回来るときは、しっかり長袖長ズボンで来るようにします。

 

一通り終わって、最後は、息子の希望でビオトープのメダカと田んぼのオタマジャクシを見に行きました。

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帰り間際には、アゲハ蝶さんがお見送りしてくれました。

今月は、いよいよスイートコーンの収穫です。

どのような収穫になるのか?楽しみです。

 

その他にも、多肉植物とミニトマトの挿し芽を教えていただきます。