50代で子育て専業主夫になった私の日記

50代で初めての長男が誕生し、何もかもが180度変わりました。そんな初めての世界に感じたことを気分転換も兼ねて日々綴っているブログです。

ささやまの森公園で3種類のホタルを人生初の同時鑑賞。It's amazing!!

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先週の土曜日は、家族3人で、このブログでも幾たびも記事を書かせていただいている兵庫県丹波篠山市の東にある、県立ささやまの森公園へホタルを見に行ってきました。

 

ホタル狩りと言えば、私の地元でも観光バスが横づけして見学ツアーのお客さんが多くこられるほどなので、正直、特に珍しくはないです。

 

でも、今回行った、ささやまの森公園では、同時に3種類のホタルを見ることができるスポットがあるとのことで、興味津々です。

 

公園は、里山の中に位置しているのですが、麓の民家周辺では、ほとんどホタルは終わったとのことですが、里山の中に流れている谷川には、今頃がピークとのこと。

 

それでも、ホタルは、気温やお天気によって飛ばない時もあるそうで、見ることができるかどうかは、運次第の所があるとのこと。

 

今回は、夜に山中を散策するのでガイド付きの観賞会です。

 

ということで、早速、受付を済まして観賞会の始まりです。

 

3種類のホタルとは?

ホタルと言えば、ゲンジボタルにヘイケボタルは、皆さんもよくご存じだと思います。

 

観光ガイドにも、説明に“ゲンジボタルが乱舞する・・・”みたいなことがよく書いてあると思います。

 

このささやまの森公園も、ゲンジボタルとヘイケボタルは、もちろん見ることができます。

 

そして、さらにここでは、珍しいヒメボタルというゲンジボタルのおよそ1/3の大きさしかない小さなホタルを見ることができるそうです。

 

観賞会の前に、この三つのホタルの特徴を説明していただけました。

この3つのホタルは、住んでいる所も川、田んぼ、森と異なり、食べ物も貝類を溶かしつつ食べるということは、共通しているのですが、貝の種類が違うようです。

 

そして、ホタルが飛び交う時期に関して説明があり、ゲンジボタルが一番早く6月中旬がピークくらいで、次いでヘイケボタルが6月下旬がピーク、そしてヒメボタルが7月上旬がピークなんだそうです。

 

この説明からも、この三種類を同時に見ることができるポイントは、かなり限られると思います。

ホタル観賞中の注意点

さて、いよいよ観賞会に出発なんですが、出発前に注意点が2つ。

 

一つは、観賞ポイントの入り口からは、ライトを点灯させない。ということ。

 

ホタルは、ライトを点灯させると発光を止めてしまいます。そして、ライトをすぐに消したとしても次に光りだすまで、すぐには発光できないのです。

 

ご存じの方も多いとは思うのですが、ホタルの発光は、求愛行為です。

 

光ることで、パートナーと交信し、出会いの機会を作っているのです。

 

この行為中に、懐中電灯や車の光などが照らされると、会話している最中に大音量で音楽を鳴らして近寄ってこられるようなもので、ホタルにとっては、貴重な時間を台無しにされているようなものだと思います。

 

そして、もう一つは、道の真ん中を歩くということ。

 

あたりまえなことなんですが、ホタルの光に気を取られて、つい草むらに・・・とか、道の端は、崖だったということが過去にあったそうなので、気を付けてくださいねぇと言っておられました。

知ってますか?ホタルの2つの謎

七夕の季節になると、河原にホタルの光がポーっと光っては消え、情緒のある雰囲気が味わえるホタル狩りのホタルなんですが、実はこのように光るホタルよりも、光らないホタルのほうが多いというのをご存じでしょうか?

 

国内では、約50種類のホタルがいるのですが、そのうち光るのは、10種類ほどなんだそうです。

 

光らないホタルでも、幼虫までは光ってるとか、成虫になりたてのときだけ光っているとか様々のようですが、成虫になっても尚、光り続けているのは少数派なんですね。

 

それと、もう一つは、ホタルの光る周期は、日本ではフォッサマグナの帯域を境にして、気温20℃では東側で約4秒、西側では約2秒ということが研究結果でわかったそうです。

 

これは、西日本と東日本に生息しているホタルの遺伝子情報が異なるからだそうで、

フォッサマグナの周辺では、中間の約3秒周期の発光をするホタルもいるそうです。

 

フォッサマグナは、中学の時に社会の教科書に出てきたと思うのですが、電気の周波数が変わる境界としても知られていると思います。

 

なぜ、ホタルがフォッサマグナの西端を境にして発行周期が変わるようになったのかは、未だ?です。

 

ホタルの観賞会に出発

一通りの説明をしていただき、19時30分に夜の里山に出発しました。

 

一応、里山は、公園内になるのですが、街灯も何もない山道なので真っ暗です。

 

それでも、今回の参加者は、約20名ちょっとと、さらにガイドの先生が一緒だったので安心して参加できました。

 

最初は、ホタルの光りも見当たらず、ちょっと不安で、息子もちょっとダレぎみでしたが、時刻が20時をすぎたあたりで、どんどんホタルが光りだしました。

 

最初は、ヘイケボタルが飛んでいるのを見かけ、続いてゲンジボタルもまだいました。

 

これは、ゲンジボタルの発光時の写真です。

 

なかなか、今回の一番見たいヒメボタルが現れないので、ちょっと残念と思っていたら、ついに現れました。

 

これです。

この真ん中の白い点がヒメホタルなんです。

ヒメホタルは、発光周期がかなり短いので、このように点に写ります。

光っている時は、チカチカチカと言う感じです。 

 

飛んでいる所は、こんな感じです。

※発光周期が速いので、画面をフル画面にしないとちょっと光が見えないと思います。

youtu.be

カメラが、夜間撮影用ではないので、撮影にはかなり苦労しましたが、なんとか撮ることができました。

 

本当は、周囲はヒメボタルの光で多くのチカチカが見られたのですが、カメラを向けると、カメラの焦点を合わす赤色の光が出てしまうので、ホタルが光ることを止めてしまうのです。

 

そのため、ビデオを適当に回しっぱなしで撮影しました。

 

参考のため、ヘイケボタルとヒメボタルを取って大きさの違いを息子と見ました。

左の小さなホタルが、ヒメボタルで右がヘイケボタルです。

 

こんなに小さいのに、光は結構強いです。

 

まとめ

時間が20時30分ころになるとヘイケボタルが飛び交う下のほうで、多くのヒメボタルがチカチカ光り、たまに上のほうでゲンジボタルがゆったり飛び交う光景を見ることができました。

 

この光景を撮りたかったのですが、今持っているカメラでは無理なので残念です。

 

それでも、息子が大満足だったので、よかったです。

 

撮影のために捕獲したホタルさんは、写真を撮った後、すぐにご帰宅していただきました。

 

来年は、夜間撮影でもバッチリ取れるカメラを新調して、また参加したいです。