- 海洋センターの展示見学
- 鯛の稚魚の放流
- 漁業巡視艇「らくよう」の船内見学
- 様々な魚を見て触って観察学習
- 座学で、京都の海のことを楽しく学ぶ!
- 海洋調査船「平安丸」体験航行で海のお仕事学習
- 息子の初海中ドローン運転体験
- 京都の海講座、子どもにおすすめのまとめ
先月末に家族3人で京都府宮津市にある京都府海洋センターで開催された「京都の海講座」~京都の海を知ろう~に行ってきました。
この講座は、小学生でも楽しめる工夫がされた講座で、座学の他に京都の海で採れた様々なお魚を手に取って観察するコーナーや水中ドローンを実際に運転できる体験コーナー、生まれたばかりの稚魚を海に放流するコーナー、ロープワーク体験コーナーがありました。
それぞれのコーナーには、水産高校の先生方や海にに詳しい学生さんたちが丁寧に優しく説明をしてくれたので、息子もすごく楽しんで参加できました。
さらに、普段ではめったに乗船できない漁業巡視艇「らくよう」の船内見学や、今年の3月に新造されたばかりの海洋調査船「平安丸」になんと約1時間も乗船航行して、船長さん直々に海のお仕事のことも聴くことができました。
これだけの内容で、なんと無料!このは企画は、毎年あるようなので来年も是非申し込みたいと思います。
ということで、今回は、その内容をじっくり紹介したいと思います。
海洋センターの展示見学
海洋センターの入り口で受付を済ませ、座学の時間まで30分ほど時間があったので、館内展示を見て回りました。
最初に目についたのは、真鯛やヒラメなどの樹脂標本。
やっぱり、3Dでリアルさもあって見ごたえがあります。
写真を撮り忘れちゃったんですが、長さが1mくらいもある鮭の樹脂標本というのもありました。
樹脂標本は、大きくなればなるほど出来上がりが歪んだり、泡が入っちゃったりして作るのがなかなか難しいんですよね。
その他には、海の生物に関する研究や保護活動のパネルがありました。
京都の海と言えば、やっぱりカニ。
お高いのでなかなか我が家の食卓には並ばないですが。。。
さらに、知る人ぞ知るトリ貝も美味で大きいことで有名です。
だいたい、トリ貝1枚が1000円くらいするので、ほとんどが京都市内の高級料亭に行くようです。
このトリ貝が育つにもIT技術が活用されていたとは知りませんでした。
他にも、多くの展示がありましたよ。
最後の方に、定置網のジオラマがありました。
船が右上に小さく映っていることからも、網の大きさがわかると思います。
鯛の稚魚の放流
最初に、水中ドローンのコーナーに行ったのですが、人気があって順番待ちで少し時間がかかりそうだったので、後回しにして、鯛の稚魚を海に放流するコーナーに行きました。
水槽の中に、いる鯛の稚魚を小さな網ですくってバケツに入れて海にそのまま放流するということで、早速、息子くんが網で鯛の稚魚をすくっていました。
稚魚は、すぐにすくえたので、バケツを持って海の方へ移動。
無事、全部放流して、海の中に元気に泳いでいった鯛の稚魚をしばらく眺めていました。
漁業巡視艇「らくよう」の船内見学
鯛の稚魚を放流して、次は、漁業巡視艇「らくよう」の見学をすることに。
さっそく乗船。
らくようのレーダーが夏空に映えます。
甲板は、天気が良いのはいいのですが、この夏日がかなりきついので、急いでブリッジに。。。
ブリッジ内は、土禁で、めちゃくちゃきれい!
おまけにクーラーがめっちゃ効いていて極楽極楽。(^▽^)/
息子くん、さっそく椅子に腰かけてしばし休憩。
私も息子の後にこの椅子に座ってみましたが、めっちゃ座り心地が抜群でした。
もう、自宅にこの椅子を持って帰りたかったです。(笑)
続いて、別の席では、魚群探知機が動いていました。
息子は、本物の本格的な魚群探知機でお魚を見るのは初めてです。
結構、興味を持ったようでしばらくじ~っと眺めていました。
そして、いよいよ操舵席です。
今は、停船しているので実際の操舵ハンドルを握らせていただきました。
それにしても、目に入るものすべての装置がデジタルでコンピューターのかたまりのような船です。
今の船は、本当に凄い。
双眼鏡ももちろんデジタルです。
重たいですが、すごく鮮明に見えます。
この双眼鏡はもちろん業務用で、フジノン製の防振双眼鏡という特殊な双眼鏡です。
船が揺れても安定して見えやすい構造なので、船舶やヘリコプターなどで使われているそうです。
お値段、約50万円。
これは、古いタイプで現在メインに使っているのは、別に最新式の双眼鏡があるそうです。
ブリッジの下には、生活ゾーンになっていて、休憩や食事ができるようになっています。
テレビもありますね。
調理するには、ちょっと狭い感じですが、やっぱりきれい!
様々な魚を見て触って観察学習
ハイテクな船に乗ってご機嫌さんの息子は、涼しくて快適なのでなかなか外に出たがらない。
少し考えて、息子は大の魚好きなので、思う存分魚をさわれる場所があるんだけど~。。。と話してみると、行く気満々になってくれたのでお魚観察コーナーに移動。
行ってみたら、まぁ~ざっと70匹ほどの様々なお魚がバットに入って並べてありました。
このお魚は、すべて京都府の海で採れたものだそうで、深海魚からヌタウナギやダツ、エイやエビまでバリエーションも豊富。
息子は、深海魚の鮫の仲間の口をしきりにいじりまわしては、じっくり見ていました。
座学で、京都の海のことを楽しく学ぶ!
そろそろ座学の時間になったので、座学が行われる会議室のような大きな部屋へ移動。
座学と言っても、難しいお勉強という感じではなく、クイズをやったり、海のお仕事の内容を子どもでもわかるようにお話ししていただいたりと楽しい時間でした。
京都の地理的イメージを他府県の方に聞くと、まずは、盆地とか山といった回答が多いように思います。
でも京都府は、沿岸部の長さは約350kmもあるんですよ。
このことを踏まえて、平安丸の船長さんから、具体的な日常業務の内容として、密漁船がいないか?等の監視業務や海洋資源の調査、観察、研究協力についてわかりやすく説明していただきました。
最後に、この座学は、今回平安丸に乗船して体験航行する方は、必須になっていて、航行中の説明や注意事項の説明を受けました。
海洋調査船「平安丸」体験航行で海のお仕事学習
そして、いよいよ海洋調査船平安丸に乗船。
京都府は、代々海洋調査船を就航させていて、この船は4代目。
乗船してすぐに出航。
約1時間の航行です。
早速、ブリッジに行きます。
この船も、コンピューターだらけで装置はどれもデジタル機器です。
最近では、ブリッジに立ち入ることは、テロ対策等で不可にしている場合がほとんどだと思うのですが、操船現場に立ち入りOKにしている非常にレアなイベントです。
操船中も、船長さんが船の機材説明や仕事についていろいろお話をしてくれました。
しばらく、ブリッジで操船の現場見学をした後、下の階に行ってみました。
この船も、下の階は生活ゾーンになっていました。
天気がよかったので、その後下船までブリッジ上の展望デッキで海を満喫してました。
息子の初海中ドローン運転体験
約1時間の海洋調査船平安丸乗船を終え、最後に気になっていた水中ドローンの操縦体験をしました。
実際の操縦は、モニターを見ながら普通のドローン操縦と同じ感じのようでした。
息子くんは。水中ドローンを操作するのはもちろん初めて。
それでも、丁寧に操作方法を教えていただけたので、息子くんも十分楽しみながら動かしていました。(^▽^)/
一通り、本日の予定を終えて、帰ろうかと言ったところ、息子くんが最後にもう一回お魚をさわりに行きたいというので、お魚観察コーナーへ寄りました。
京都の海講座、子どもにおすすめのまとめ
「京都の海講座」は、普段では、まず体験できない海洋調査船の乗船航行や水中ドローンの操縦体験など、貴重な内容でした。
しかも、参加費は無料!
各コーナーでの海の生き物に関する説明やお魚の名前など、丁寧にわかりやすく専門の先生からご教授いただき、本当に有意義な体験となりました。
来年も開催されるかどうかは、今の所確定していないようですが、開催される1カ月ほど前には、京都府の広報やホームページでアナウンスされると思います。
お子様がおられるご家族様には、おすすめだと思います。