50代で子育て専業主夫になった私の日記

50代で初めての長男が誕生し、何もかもが180度変わりました。そんな初めての世界に感じたことを気分転換も兼ねて日々綴っているブログです。

天体・地学好きにお奨め!親子で楽しめる丹波自然運動公園の穴場スポット

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11月13日の土曜日に、家族そろって、京都府の真ん中にある京丹波町の丹波自然運動公園に行ってきました。

 

隣町なので、我が家からは、車で15分もあれば着いてしまう近場で、たまに息子の自転車持参で出かけることが結構ある場所です。

 

とにかく広くて、遊具設備も結構あるので、男の子を外遊びさせるには絶好の場所なんです。

 

でも、今回は、外遊びをしに行く訳ではなく、丹波自然運動公園主催の3歳時くらいから小学生を主に対象にした「キッズ天文教室」というイベントに参加するためです。

丹波自然運動公園とは?

京都府にお住まいの方なら、ここで説明するまでもなく既にご存じの方も多いと思いますが、初めて耳にした!という方のために少し説明をさせていただきます。

 

丹波自然運動公園は、大阪万博開催年の1970年に京都府政100周年を記念して、開園された京都府の真ん中、京丹波町にある広域公園です。

 

公園の広さは、東京ドームより少し大きいくらいの敷地面積で、約5.4ヘクタール

 

入場は、無料です。

 

利用時間は、原則朝9時から夕方の5時までですが、夜間の設備使用が可能なゾーンは、だいたい夜の9時くらいまで使用ができるようです。

 

公園内には、スポーツに関する施設として全天候型3種公認の陸上競技場をはじめ、体育館、テニスコート(18面)、トレーニングセンターなどがあり、宿泊棟も完備しています。

 

使用料も公営だけあって、とってもリーザナブルでお安いです。

 

利用希望者は、事前予約が必要です。

 

その他、プール(夏季営業)、パターゴルフ場や子どものためのキッズゾーンとして、ジャイアントスライダー(45m)、コンビネーション遊具、地下迷路、ひざ下の水位の大きなジャブジャブ池、フィールドアスレチックもあり、利用枠は4枠と少ないですがDAYキャンプもできます。

 

そして、今回行ってきた天文館です。

 

この天文館には、15.5等星まで見ることができる性能を持つ口径50cm カセグレン式反射望遠鏡と口径15cm/7.6cm 屈折望遠鏡が設置され、だれでも観望することができます。

 

事前予約で、夜間の星の観測もできますよ。

 

しかも、費用無料です。

 

参考:京都府立丹波自然運動公園ホームページ   

http://www.kyoto-tanbapark.or.jp/

 

まずは、お昼は、秋を感じながら、人がいない休憩所でいただきました

キッズ天文教室は、丹波自然運動公園内にある無料休憩室と丹波天文館という所で開催されました。

 

無料休憩室では、星座のお話や太陽、月についての説明が行われ、天文館では、太陽を観望しました。

 

時間は、星座のお話が40分くらいで、10分休憩してから太陽観望が40分くらいでした。

 

開始は、お昼からなので、少し離れた所で、お昼ご飯にすることに。

 

お昼は、お手製お弁当持参です。(^▽^)/

 

息子の好きな鶏の唐揚げ、卵焼きとトマト&レタスのオーソドックスなお弁当でした。

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お昼時なのですが、私たち家族以外は、誰もいませんでした。

 

他の方たちは、簡易テントを持参して、その中でお昼を食べておられる方が多かったです。

 

この日は、天気にも恵まれ、公園内の樹木が紅葉していてとてもきれいでした。

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無料休憩所で受付を済ませ星座の話を聞く

お昼を食べて、いよいよ受付に行き、開始です。

参加費は、一人300円

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ここでは、織姫と彦星のお話をスライドを流しながらしていただきました。

 

子どもの参加者は、全員7歳未満の子どもだったので、読み聞かせという感じです。

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この後、星雲や惑星の名前や地球から月の距離、地球から太陽の距離を3択で手を挙げて答えるクイズがありました。

 

参加した子どもたちは、一生懸命考えて結構楽しんでいました

 

この後、10分間の休憩の後、望遠鏡のある天文館に移動です。

天文館で太陽の観望

無料休憩所を出て小高い丘の上にある天文館に移動しました。

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こじんまりとした建物に望遠鏡のドームが光っていました。

 

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この天文館の観測ドームの中は、少し狭いので2グループに分かれて、太陽観望をします。

 

入り口には、1994年に向井千秋宇宙飛行士を乗せたスペースシャトル内でふ化した 「宇宙メダカ」の子孫が水槽の中からお出迎えです。

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入ってすぐのところで、望遠鏡を観望しに行くグループは、望遠鏡のある2階に移動し、もう一方のグループは1階で宇宙に関する塗り絵をしていました。

 

息子は、後から観望するグループだったので、塗り絵をしていました。

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息子は、しばらくして、塗り絵を終えると、近くに展示してあった息子の大好きなものを見つけました。

 

これです。

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これ、結構重たいんですけれど、なんだと思います?

 

なんと隕石なんです。

と言っても、息子が持っているのは、原寸大のレプリカで、本物は、東京の国立科学博物館に展示保管されているそうです。

 

江戸時代の終わりころ、この地(曽根・この天文館から500mほど離れた所)に、この隕石が落ちてきたそうです。

 

名前を「曽根隕石」と言います。

 

日本の隕石では、6番目に重たく17.1kgあり、京都府で唯一の隕石なんです。

 

隕石でご機嫌だったのですが、ここで観望の順番が回ってきたので、2階に移動しました。

 

2階は、息子が楽しみにしていた大きな望遠鏡があるドームの中です。

ドームに入ると、真ん中に大きな望遠鏡がありました。

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今回は、この大きな望遠鏡の上についている屈折式望遠鏡で太陽を観望します。

 

大きな反射式望遠鏡を使わないのは、熱の関係だと思います。

 

小学校の時に、天気の良い日に虫眼鏡を使って太陽の光を集めて黒い紙を燃やす、という実験をされたことがなかったでしょうか。

 

虫眼鏡も望遠鏡も同じで、太陽を天体望遠鏡でそのまま見ると、太陽の光が眼に集光されて100%失明してしまいます。

 

そのため、天体望遠鏡で太陽を見る時には、専用の太陽フィルターを取り付けます。

 

この望遠鏡の横にも注意書きがされていました。

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私が学生の頃、10cmの反射望遠鏡に、当時太陽観測用に販売されていたサングラスを接眼レンズの前に取り付けて太陽観測をしたことがあるのですが、観測を始めてわずか5分後にサングラスからピキッと音がして割れた経験があります。

 

サングラスが割れた瞬間、目を外したので、危うく難を逃れましたが、割れたサングラスはしばらく触れないほどの熱でした。

 

この経験から、個人的には、今回のような専門家による太陽観測専用の装置が取り付けられた望遠鏡以外では、安易に太陽観測はしないほうが良いと思います。

 

双眼鏡やカメラでも同じことなので、ご注意を!

 

それでは、ドームを開けて、太陽の方向に回転させます。

 

ドームの扉は、スイッチ一つ開閉できるので、参加した子どもがスイッチを押して開けました。

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雲が多少出ているものの、太陽はしっかり出ているので観望開始です。

 

望遠鏡の接眼レンズは、高いところにあるので、はしごを上って観望します。

 

順番が回ってくるまでは、小学校でも太陽観望によく使う太陽グラスで太陽を見ていました。

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息子の順番が回ってきたので、一緒に観望しました。

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接眼レンズは、こんな感じになっています。

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実際、見た時は太陽黒点も見えました。

 

息子は、他の子が一通り見終わった後にも、再度、はしごを上って太陽を見ていました。

 

まとめ

息子にとって、初めての大きな望遠鏡は、かなり嬉しかったようで、帰り道に”月や土星はこの望遠鏡で見れる?”と聞いてきました。

 

当日、天体のことや望遠鏡の説明をしていただいた先生やスタッフの方も、とても感じの良い方ばかりで、私も先生に太陽フレアの地球への影響など色々質問させていただきました。

 

息子は、今度は夜に土星を見に行きたいと言っていましたので、また、天気と時間が合えば行きたいと思います。