※この記事内の店内写真及び商品写真の撮影・当ブログ公開は、事前に赤尾漢方薬局様より許可を頂いています。
酷暑続きの中でも、外出するにはマスク必須の生活になりましたが、皆さんは体調ばっちりでお過ごしでしょうか?
我が家では、1年前から夫婦で体のことも考えて漢方茶を始めています。
私は、体質的に尿酸値が高く、年1回の健康診断でも、毎回、検査基準値上限の7.0を少し上回っていました。
それが、2か月前に病院で尿酸値を測ったところ、基準値内の6.7になっていました。
基準値内といっても、まだまだ高めなので、薬膳も取り入れてさらにバランスの取れた体を目指したいと思っています。
今回は、その漢方茶を処方していただいている赤尾漢方薬局を紹介したいと思います。
赤尾漢方薬局は、どんな感じのお店?
赤尾漢方薬局は、京都府綾部市の市役所に近いところにある創業明治42年の老舗漢方薬局です。
建てられてから120年以上の町家を改修しての佇まいは、とても落ち着いて品格を感じます。
店の外側の通路には、昔に使われていた漢方薬を作る道具が展示されています。
これは、薬草を粉状にする薬研(やげん)です。
薬箱です。
使っていた当時は、漢方薬の名前が各箱に貼ってあったのかもしれませんね。
お店の正面は、試験管や専門の器具が並べてあります。
これは、サルノコシカケですね。
店内には、オーソドックスな漢方茶がティーバックで並べてあります。
ちなみに、この並びの大棗茶(なつめ茶)は、私と妻のお気に入りです。
蜂蜜を少し入れて飲むと、程よい甘さで美味しいですよ。
この袋の裏には、「ストレスにて疲れている人、胃腸の弱い人 心と体のバランスを良くするお茶です。」と書かれています。
ティーバックになっているので使いやすく、お値段は、10包入り980円(税込み)です。
私も含めリピーターさんが多いですね。
そのような方には、20包入り1800円(税込み)、30包入り2600円(税込み)も用意していただけるので、私は、いつも20包入りを頂いています。
お店の対応も、今困っている症状や体のことなど親身になってじっくり話を聞いてくれます。
私が赤尾漢方薬局を選んだ理由とは?
赤尾漢方薬局は、私が住んでいるところから、車で北に1時間弱くらいのところにあります。
来訪したきっかけは、薬膳喫茶が併設されていて、ちょうど薬膳の勉強もしていたので、興味を持ち、出かけました。
車で南のほうに行けば、40分ほどで京都市や大阪の北部に出られるので、薬膳のお店は、結構あります。
でも、どこも薬膳を専門にした料理店という感じだったので、漢方薬屋さんの中にある薬膳喫茶は、珍しいと感じました。
赤尾漢方薬局と同じ棟続きになっている薬膳喫茶は、「悠々」と言います。
赤尾漢方薬局から写真を撮らせていただいたのですが、この奥が薬膳喫茶になっています。
赤尾漢方薬局に実際に行くまでは、この珍しい漢方薬屋さんの薬膳喫茶というものに魅かれたところが大きかったのですが、実際来店して、オリジナル漢方茶を処方してもらった時に、店長さんが親身になって体質や症状などをじっくり聞いていただけ、しばらく通ってみようと思いました。
だいたい、1か月に1回のペースで通い始め、毎回、私の顔を見たり丁寧な問診を受けた後、お昼は、個々の薬膳とオリジナル漢方茶(処方してもらったものと同じもの)をいただいて帰るようになりました。
そして、1年がたち、その間に季節や体調に応じて3回ほど処方薬の内容を変えていただきました。
私は、10年くらい前からお医者さんより、自律神経失調症、慢性胃炎と診断され、常に胃の重たい感じや胃痛など胃の不快感を抱えながらの生活でした。
それが、赤尾漢方薬局に通って1年後の今は、これがほとんど気にならなくなりました。
※あくまで私個人の感想です。
1年前までも、もちろん、食事に気を付けるということもしていましたし、睡眠時間にもできるだけ気を配っていたのですが、この漢方茶を妻の勧めもあり、正直、半信半疑で初めてみて今では、本当に妻にも赤尾さんにも感謝です!
このように、私にとってオリジナル漢方茶(薬湯)は、今では、生活に欠かせない大切なものですが、やっぱり、「悠々」でいつもお昼にいただく薬膳も楽しみです。
薬膳喫茶「悠々」の漢方薬店の薬膳メニュー
それでは、月に一度、私が楽しみにしている薬膳喫茶「悠々」のメニューを紹介したいと思います。
もちろん、すべて実食済みです!
蓮の葉包蒸飯
腎を補い老化を予防する蓮の実、クコの実、松の実が入り、焼豚、貝柱、卵なども加え、程良い旨味と蓮の葉の香りが口に広がります。
当帰、人参でだしをとり、金針菜・卵のスープ付きです。
引用元:お店のお品書き
クコの実は、肝臓の働きを助けたり、目の疲労の回復を助ける等、肝臓の検査数値が高い私にぴったりです。
蓮の葉っぱを広げると、こんな感じ。
蒸したての蓮の葉の包みを、開けるとかすかな蓮の葉の香りが漂ってきます。
食感は、もちもちしておこわという感じで美味しいです。
卵のスープにクコの実が入っていますね。
薬膳スープカレー
季節の野菜や鶏肉、果物、桂皮などをじっくり煮込み、雑穀入りのサフラン米で食べる胃にやさしいヘルシーなカレーです。
ミニサラダ付きです。
引用元:お店のお品書き
欧風カレーではない、サラッとしたカレーです。
滋養強壮、疲労回復、活性酸素除去、血流予防、便秘予防に効果的なカボチャに粘膜に潤いを与え、胃もたれや消化不良を改善するレンコンが入ったカレーは、慢性胃炎の私でも、まったく胃もたれがしませんでした。
クコの実がほどよく乗っていますね。
お味は、辛さはなく、サラッとしていてもコクがあって美味しいカレーでした。
地鶏ぞうすい
当帰・人参でだしをとり、鶏肉・ほうれん草・松の実・クコの実・卵を加えあっさりと和風味に仕上げた具を、雑穀入りご飯にかけたあんかけの一品です。
ほかに地鶏を使った投入のぞうすいも人気です。
引用元:お店のお品書き
熱々だったので、冷めるまで5分くらい待ってからいただきました。
あっさり味なんですが、出汁がよく効いていて、地鶏の旨味も十分堪能できた美味しいぞうすいでした。
やっぱり、田舎の地鶏は美味しいです!
番外 本日のパスタ
息子を連れていったときの、息子の定番メニューです。
今回は、ナポリタンでした。
このメニューは、薬膳とは関係ないのですが、ボリュームがあってソースもおいしかったです。
5歳の息子もパルメザンチーズをかけてしっかり完食です。
ドリンク類
お茶のメニューも、薬剤師さんが証(お客さんの体質、体調を見ること)をみて作るオリジナル漢方茶を始め、漢方のコーヒーや紅茶までいろいろあります。
季節もの 先月にお店で見たパフェ?
7月に漢方茶をいただきに行く際に、「悠々」で見かけたパフェ?もしっかり漢方でした。
私は、パフェ?は食べないのでメニュー表の写真をお借りしました。
これ、どう見ても私にはパフェとしか見えなかったんですが、お店のメニュー説明によると”チェー”と言ってベトナムの飲み物で、ココナッツミルクベースのスウィーツなんだそうです。
ココナッツミルクやハイビスカスのビタミンEが美肌効果にいいという話は、既に知られていますよね。
リュウガンニクとナツメのココナッツチェー
リュウガンニクというのは、お肉じゃないですよ。(o^―^o)ニコ
これは、ムクロジ科の竜眼という植物の実で、その実を半乾燥させたものを使っています。
貧血、健忘症、不眠症の改善に用いられることが多いようです。
ナツメは、クロウメモドキ科のナツメの成熟果実で造血作用に優れ、精神安定、筋肉や体の痛みの緩和が期待できるとされています。
サンザシとハイビスカスのジンジャーチェー
サンザシは、バラ科のサンザシ及びオオサンザシ落葉低木の果実で、消化を助け鎮静・抗菌・強心作用、血圧降下作用、脂肪分解作用があることが知られています。
ちなみに、我が家でもサンザシを育てています。
手前の3つの鉢がサンザシです。
実がなるには、まだまだかかりそうですね。
まとめ
薬膳は、本来、個人個人の体質・体調に向けたオーダーメイドになる食事だと思います。
でも、家族で同じ食卓を囲む場合に、そのようなことはまずないでしょう。
それでも、基本献立は、全員同じにして、少し疲れがたまっている人向けにクコの実が入った杏仁豆腐を一品用意して出すとか、風邪気味だったら、柑橘類を用意するとか、簡単に調整はできると思います。
このような、食の気遣いを家族のためにしていることを目で見て実感でき、家族全員がいつも自分のことを気にかけてくれていると実感できるところも、薬膳の良いところだと思います。
そのためには、やはり薬膳の知識は必要になってくるので、まずは、薬膳喫茶「悠々」のような所で本物の薬膳を食べてみることがいいのではないでしょうか。
赤尾漢方薬局でも「悠々」でも、薬膳喫茶に出されている、メニュー内容についても気軽に教えていただけるので、とても勉強になります。
一度、興味と機会があれば足を運ばれてはいかがでしょうか?
【赤尾漢方薬局】
〒623-0021 京都府綾部市本町2丁目3番地
電話番号:(0773)42−0429
FAX番号:(0773)42−9573
営業時間:平日 9:00 〜 19:00/日曜 10:00 〜 18:00
定休日:木曜日、祝祭日
駐車場:駐車場あり
【薬膳喫茶「悠々」】
電話番号:(0773)42−0425
営業時間:9:00 〜 19:00/日曜 10:00 〜 18:00
定休日:木曜日、祝祭日
クレジットカード:利用不可
店内禁煙
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