50代で子育て専業主夫になった私の日記

50代で初めての長男が誕生し、何もかもが180度変わりました。そんな初めての世界に感じたことを気分転換も兼ねて日々綴っているブログです。

妻の妊婦時代に活躍した自家製ほぼ無塩パンを妻と息子に作ってみた

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朝はパン食!

我が家の朝食は、8割方パン食です。

 

私も朝は、コーヒーにパンが大好きです。

何といってもコーヒーの香りが、あわただしい朝の時間をゆったりとした時間に戻してくれますから。

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ほぼ毎朝食べている食パンは、最初は、毎日のことなのでヤマザキとかフジパンなどのメーカーのものをスーパーで買ってきて食卓に出していたのですが、息子の食いつきが今一つ。

 

美味しい高いパンしか食べない息子

 

そこで、値段は倍ほどしますが、近くのパン屋で焼いている店一押しの食パンを買って、朝の食卓に出したところ、パンの耳以外は完食してくれました。

 

贅沢もんです。

 

パンって塩分が高い食べ物?

 

一昨日も、妻と朝の食パンのことについて話していました。

 


朝のパンを近くのパン屋がお勧めにしている食パンに変えたんだけど?

 


前の食パンと比べて、しっとりしていておいしいよ。

 


そりゃ値段が前のパンの倍だし、美味しくなかったら困るねぇ(笑)。

 


でも、美味しい食パンって、バターや生クリームが結構入っていて、カロリーが高くなっちゃうんよね。

 


そう言えば、このパンは、焼き上がり直前くらいにホテルで使う高級マーガリンを少しだけ乗せてるって言ってたよ。

 


そうなんだ。美味しいけど、マーガリンは、ちょっと子どもには食べさせたくないなぁ。

 


それに、朝はパンが好きなんだけど、最近、塩分の取り過ぎのような気がして。。。パンは、そもそも塩分が多いし。

 


それだったら、和食に変えてもいいよ。

 


でも、朝はやっぱり美味しいパンがほしいし。

 


パンが塩分が高いって、そんなに気にするほどの量?

 


市販の小麦食パンは、6枚切り1枚につき、だいたい0.7gから0.8g。WHOが推奨している成人の塩分摂取量は5gだから1品当たりとしては高いと思う。

 


そういえば、君が妊婦さんだった時にパンが食べたいと言って、朝食で食パンを1週間続けて食べたら足がパンパンにむくんでしまったことがあったよね。

 


そうそう、血圧も高くなってたし、妊婦さんは塩分に気を付けないと妊娠中毒症のリスクも高くなったりするので大変なのよ。

 


それじゃ、明日は、あの時作った、ほぼ無塩のにんじん食パンを作ってみるよ。

 


なつかしいなぁ。普通パンには塩は絶対必要で、塩が無ければイースト菌が働かずパンが膨らんでこないし、味も美味しくないはずなんだけど、あの「ほぼ無塩にんじに食パン」はおいしかったね。楽しみ~。

 

妊婦さんにもおすすめの「ほぼ無塩にんじん食パン」

ここで、無塩の理由は健康面でということでわかっていただけると思うのですが、なぜにんじん食パンなのか?

 

それは、全く無塩の普通の食パンを作ってみたところ、最終的にはバターを塗って食べないと味気が無かったという経験から、野菜ジュースにも入れていたニンジンを試しにやってみることにしたんです。

 

そうして出来上がった、「ほぼ無塩にんじん食パン」を食べてみると、にんじんの甘みがあってバター無しでもおいしくいただけたんですね。

 

妊婦時代には、妻にこの「ほぼ無塩にんじん食パン」に切り替えて1週間後に、病院で血液検査を受けたんですが、塩分血中濃度も正常に戻り、足のむくみも取れ、高かった血圧も正常値に戻ったんです。

 

もちろん、妻の他の食事もしっかり塩分濃度計で測って作っていたということもあると思いますが。

 

このほぼ無塩にんじん食パンは、細かく言うと、バターは、家にある有塩の普通のバターを使い、0.15gの塩は入っているので、「ほぼ無塩にんじん食パン」なのです。

 

「ほぼ無塩にんじん食パン」を作ってみた!

 

ということで、今回は、この「ほぼ無塩にんじん食パン」を作ってみました。

 

作ると言っても、超簡単でホームベーカリーに材料を放り込むだけ。

 

まずは、小麦粉を280g。

小麦粉は、パン作りの場合は強力粉というのを使います。

一般に、料理でよく使う小麦粉は、薄力粉なのでこちらは使えません。

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続いてバター11g分を測ります。

ちなみに、ケーキやパンは、材料の計量はきっちりしないと、なかなか出来上がりがうまくいきません。

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砂糖を大さじ2杯分入れます。

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そして、スキムミルクを大さじ1杯入れます。

スキムミルクは、いわゆる脱脂粉乳です。

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にんじんパンのにんじんをすりおろします。

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すりおろしたにんじん56gを入れます。

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最後に、水170mlを真ん中を避けて端の方にぐるりと注ぎます。

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材料の入った専用容器をホームベーカリーにセットします。

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最後に蓋をした後に、ドライイーストを小さじ1杯、専用投入口に入れて蓋をします。

このドライイーストは、乾燥酵母のことで30℃くらいのぬるいお湯と反応してゆっくり

炭酸ガスを発生しながらパン生地を膨らます大切な役割を持っています。

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お菓子や、ふわっとした菓子パンなどには、ベーキングパウダーというものを一般的に使いますが、こちらは重曹が主成分の膨らし粉。

重曹は、アルカリ性なので酸性のクエン酸などとすぐに反応して炭酸ガスを発生させますが、パンに使うもちもちの強力粉を膨らますにはパワー不足なので、小麦食パンには適していないと思います。

 

個人の好みで、カチカチのパンが好みの方なら大丈夫かも?

 

ここまでに要した時間は、わずか20分足らず。

あとは、スイッチを押すだけでパンの出来上がりなのですが・・・。

 

ここから出来上がるまで5時間待ちなんです~。

 

そして、難点が一つ。

 

5時間後に出来上がったら、すぐにホームベーカリーからパンを取り出さないといけないこと。

 

理由は、入れたままにしておくと、カチカチになってしまうため。

 

本当は、夜寝る前に材料を入れてスイッチを押し、朝にホームベーカリーから出来立てのパンを取り出して食べることができれば、言うことはないのですが、まぁその辺は仕方がないです。

 

さて、出来上がりは?

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見た目は、穴が結構ありますが、これはおそらくパンを作る過程で、ある程度発酵が進んだ時点でパン生地をこねて炭酸ガスを抜くという工程があるのですが、ホームベーカリーレベルの機械では少しムラが出るのだと思います。

 

うまいか?まずいか?子供の判定は?

 

まぁ、ハード系のパンの中身もこんなもんなので大して気になりませんが、果たして味の程はどうかと、出来上がりの「ほぼ無塩にんじん食パン」を何もつけずにそのまま息子に味見してもらいました。

 

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美味しいと言って6枚切り1枚分をぺろりと完食してくれました。

 

息子の幼稚園は、週に1度はパンの昼食なので、新学期からは、自家製のパンにしようと考えていました。

 

ちょうどいいプレパン昼食の試食にもなってよかったです。

 

作ったものを、美味しそうに子供が食べてくれることは、何にもまして幸せですね。