やっと暖かくなってきましたねぇ~。春を感じます。(^▽^)/
生垣のチューリップも、待ってましたとばかり芽を出してグングン成長しています。
昨年、地植えに変えたアジサイも初々しい新芽が出てきています。
さつきもつつじもつぼみができて、準備万端です。
つつじは、ツツジ目ツツジ科ツツジ属の植物の総称で、さつきは、ツツジ目ツツジ科ツツジ属の中の一つです。
ということで、「さつき」も広義としては「つつじ」なんです。
ということで、単に子どもが「さつき」を見て「つつじ」と言っても、広義で解釈した場合、誤りではないんですね。
とは言え、「つつじ」と「さつき」は、江戸時代の元禄五年に江戸の園芸家であった伊藤伊兵衛三之丞により書かれた図鑑『錦繍枕(きんしゅうまくら)』の冒頭に、「つつじ」と「さつき」の開花について、“春に咲くものを「つつじ」と言い、初夏より咲くものを「さつき」と言う”とあるように、昔から、特別なものだったのかもしれませんね。
出典:国立国会図書館デジタルコレクション インターネット公開(保護期間満了)(https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2557565)
具体的な見分け方は、つつじは葉っぱが大きくてうぶ毛のようなものが生えていてやわらかいです。
一方、さつきは、葉っぱが小さくて、固く、表面がつるっとした感じです。
花の大きさも、一概には言えませんが、つつじのほうがさつきより大きいものが多いようです。
息子が幼稚園で苗を育てたソラマメくんも元気に花を咲かせています。
玄関のヒヤシンスさんも、球根の上がピンクがかっていたので、てっきりピンクのヒヤシンスかと思っていたのですが、ターコイズブルーのバックにコバルトブルーが入った春らしい立派な花を咲かせてくれました。
そのような中、妻がワッフルを食べに行きたいというので、先日、いつもお花でお世話になっている、京都のまつおえんげいさんに行ってきました。
まつおえんげいさんは、京都でも知る人ぞ知る創業明治の老舗の園芸屋さんです。
ここのお花は、本当に元気があって、いつも活き活きしているので、見ているだけでこちらも元気になってきます。
ここのお店には、素敵なログハウスのカフェが併設されていて、自家栽培しているイチゴのソースが絶品のワッフルが妻のお気に入り。
ワッフルを頂く前に、今回も色とりどりのきれいなお花がいっぱいなので、まずはお花見学しました。
春先のきれいなお花がいっぱい!購入したお花は、これ!
とにかく、さすがプロが心を込めて育てておられるだけあって、その色鮮やかさは素晴らしいものがあります。
椅子を持ってきて1日中眺めていたいくらいです。
それでは、今回購入したお花からいってみましょう。
【レジナ(久留米つつじ)】
海外では「アザレア」の名で親しまれているツツジ。
もちろん日本の気候にぴったりで、ローメンテナンスで虫病気にに困ることなく簡単に育てられます!
引用元:まつおえんげいLINE「Gardener’s News」2022年3月6日
ローメンテナンスで虫病気にも強いとは、元気じるしのお花ですね。
時間がタイトな毎日の方にはぴったりのお花です!
また、久留米つつじは、元々は、霧島つつじを品種改良したもの。
品種改良がしやすかったのか、久留米つつじの種類は、非常に多いです。
【ラークスパー(千鳥草)】
アールグレイ・グレイという品種で、成長すると私の背丈くらいになります。
でかい!
宿根草で今、人気の逸品だそうです。
今は、まだ花が咲いていないのですが、開花時期は、4月から6月ということで、楽しみです。
お花の苗の寿命は、主に4つあります。
毎年、花を咲かせる宿根草と多年草、そして2年から3年くらいまで毎年花を咲かせる2年~3年草、一生を1年で終える1年草です。
宿根草と多年草の違いは、1年ごとに地上部が枯れ、根の部分だけが生きていて、新しい季節に新芽が出てくるものを宿根草と言い、1年を通して地上部が枯れないものを多年草と言います。
とは言っても、お花の苗の場合、環境条件にもよりますが、多年草でも10年くらいまでのものが多いようです。
【ポピー】
アメージング・グレイという品種で、1年草です。
増やすには、こぼれ種を取って、種から育てます。
このお花は、発芽率があまり良くなく、6割とか2割とも言われているのをよく耳にします。
また、花の色や形は、同じものがなく、咲いてみるまでわからないお花です。
同じ株の中でも、各々、色も形も異なるので、あらかじめ花壇の色合いを自分なりにイメージしている場合は、ちょっと不向きなお花かもしれません。
個人的には、お花が咲くまで“どのようなお花が咲いてくれるのか?のワクワク感もあるので買いました。(^▽^)/
【ローダンセマム】
これは、少し前にまつおえんげいさんで買ったローダンセマムのアプリコットジャムという種類のお花です。
多年草なので、長く楽しめますね。(^▽^)/
今くらい(3月)から6月くらいまで、お花が咲きます。
耐寒性が強いということで、試しに買ってきました。
私の住んでいる所は、冬場の早朝は、-5℃くらいまで下がりとても寒~いのですが、無事冬越しができて、きれいなお花を咲かせています。
逆に暑い夏には弱く、特に湿気をきらうので、雨に当たらない場所で夏越しするのをお奨めします。
店内のお花を見学
早速、いつもどおり、店内のお花めぐりをします。
【カンパニュラオーシャン】
オトメキキョウとも呼ばれるカンパニュラオーシャンも、ひとつ前のローダンセマムと同じく、寒さには強いけれど夏つに弱い多年草の品種です。
まぁ、元々、高山植物の原種を改良して作られた品種とのことなので、暑さが苦手なんですね。
冬の寒さが、大の苦手の私と正反対です。(笑)
薄めの紫色の花がひしめいていますが、騒々しくなくて、品がありますね。
【エニシダ】
成長すると、地植えで高さが2~3mになるエニシダは、暑さ寒さに強く、乾燥した荒地でも育つタフな落葉低木です。
初心者でも育てやすいですね!
ヨーロッパ原産で、枝は、煎じて、強心、利尿等の生薬になりますが、扱いは漢方医やお医者さん等の医学的専門知識を持った方にお願いするレベルのものです。
イギリスでは、昔からエニシダの枝を束ねて伯耆を作ることをよくされるそうです。
そして、夜な夜な魔女がこの伯耆に乗って空を飛ぶと信じられていた時代があったとか。
【カンパニュラ・ファンシーミー】
カンパニュラ・ファンシーミーは、先に紹介したカンパニュラ・オーシャン同様の性質をもつ多年草です。
春らしい爽やかなお花ですね。
【ラナンキュラス】
ちょうど今の時期に花の盛りになるラナンキュラスは、ホームセンターでもよく見かけるおなじみの色とりどりで発色のいいお花です。
多年草の球根植物で、原種は湿地OKなのですが、お店で売られているものは、湿度が高い所は、苦手です。
花が終わったらすぐに花がらを切り、その後、葉っぱが枯れ始めたら、株元で茎を切って、球根を掘り出します。
掘り出した球根は、洗った後、十分乾燥させてバーミキュライトで包み、冷暗所に次期の鉢植えまで保管です。
一株4万5千円の人気のお花は、これ!
温室内に、普通に置いてあったこのお花。
ブライヤーローズと呼ばれるクリスマスローズの希少種です。
お値段、¥45,000!
素人目には、特に、華やかさもなく地味な感じの多年草のお花なのですが、クリスマスローズは、花が咲くまで、どのような色で形がどのようなお花か?わからないお花なんです。
しかも、花が咲くまで2年、3年かかるなんてこともしばしば。
このようなお花なんですが、個人で交配させて変わったユニークな自分だけのお花を楽しむ愛好家が多く、お花を始めた方の行きつくところは、クリスマスローズの育成と言われるほどの人気なんです。
ネットでも、クリスマスローズの交配ブログというものも結構見かけますね。
育てるのは、比較的育てやすいので、お花と長く付き合いたい方には、お勧めです。
我が家にもクリスマスローズが一鉢あります。
さすがに、万円はしないと思いますが、お花もたくさん咲いてくれています。
ワッフルが美味しい店内cafe
ひととおり店内めぐりを終えて、いよいよ店内cafeでワッフルタイムです。
妻は、イチゴソースのワッフルで、息子はチョコレートのワッフル。
どちらも、ハーゲンダッツのアイス付きです。
コロナ禍のため、フォークもお皿もドリンクもすべて、持ち帰り用のような使い捨て容器になっているので、ちょっと無味乾燥感がありますが、しょうがないですね。
私は、キャラメルのソースのワッフルにしました。
ワッフル代は、いずれも¥650です。
とてもおいしかったです。(^▽^)/
土壌改良材を購入
帰りに、昨年頂いてすごく良かった土壌改良材を買って帰りました。
これです。(写真は、自宅で使用中のもの)
2月はじめに、自宅の庭の土壌が良くないため、この土を入れて様子を見たところ、木の葉っぱの色も良くなったので、帰宅後、足らなかった場所に追加で入れました。
終わりに
今回も、まつおえんげいさんでお花の良い気を頂いて、美味しいワッフルを堪能して家族みんなで大満足でした。
それにしても、¥45,000のクリスマスローズには、ちょっと一瞬“えっ?”となりましたが、好きな人にとってはお宝なんでしょうね。
ちなみに、その下には、¥38,000の小ぶりのクリスマスローズがありましたよ。
これからは、お花の良い季節になるので、妻が“また、お花の苗を買いに行きたいね”とはりきっていました。(笑)