いよいよ冬本番で、寒さもきつくなってきましたね。
今朝8時に、妻からの頼まれごとで、近くの郵便局のポストまで郵便物を投函しに行ってきたのですが、ポストはこんな感じで、表面は氷面になっていました。
その周りの植物も。。。
しっかり凍っています。
ふと道の横に設置されている温度表示板を見ると
しっかり氷点下の-3℃~~。
まだ、これでも温暖化の影響なのか昨年よりましなほうです。
こんな感じなので、7年前に引っ越してきて以来、冬の暖房費は、鬼高いんです。
実際、昨年かかった冬場の光熱費の平均は、家族3人で月50,000円ちょっとくらい。
当初暖房は、エアコンがメインで、エアコンがパワー不足の時は、石油ファンヒーターを使っていました。
でも、今年からは、薪ストーブがメインで、石油ファンヒーターとエアコンは、補助的な使い方をしてます。
何しろ、皆さんもご存じの通り、光熱費がどんどん上がっているので、薪ストーブは、本当に助かります。
もちろん、薪ストーブも燃料の薪が必要なので、薪代はかかります。
薪は、同じ市内の製材所で広葉樹を100kg10,000円で買いました。
その他に、自宅から車で約5分の所にある道の駅や、京都市に出た時に、たまたま見かけた”薪あります!”看板を見て行ってみた材木屋さんで、針葉樹や広葉樹を10kg300円から500円で都合100kgほど買いました。
ということで、今シーズンの薪代は、今の所15,000円。
薪ストーブを使いだしたのは、11月からで今で2カ月半くらいで、最初は、自宅にあったDIYの時に残っていた端材を燃やしていたので、購入したのは、今回が初めて。
そのような中、今回、友人から”自宅で薪として使っている木が、結構な量あるので、もしよかったら持って行っていいよ”という、願ってもないありがたい話をもらって、薪を頂きに行ってきました。
友人が薪にリサイクルしている木は、建築用足場だった!
今秋の月曜日(祝日)に、お昼からおじゃまして早速、薪になる木を見せてくれ、”好きなだけ持って行っていいよ”と言ってくれました。
事前に友人からは、”1本の木の状態になっているので、切ってもらわないといけないけど、道具はチェーンソー、電ノコ等々、必要な道具は一応全部あるので、使ってくれていいよ”と聞いていたのですが、もし、壊してしまったら申し訳ないので、電ノコと鉈、電工リールだけは持っていきました。
そして、薪になる木を見ると、5mから10mの長さの1本木が大量に小屋の横に積まれていました。
その木は、昔、友人のお父さんが仕事で建築作業の時に足場に使っていた木ということでした。
今は、使わなくなって自宅の傍らに長い間保管状態のものを、自宅で薪として使っていると言っていました。
これがまた、乾燥状態も良いみたいで火付きも良く、重宝しているそうです。
玉切りと薪割り開始!
まずは玉切り開始!
(1本の木から薪を作る過程で、木を薪ストーブに入れるサイズに寸断することを、「玉切り」と呼ばれています。)
電ノコを使う時は、気を付けないとキックバックを起こすので、怖いです。
ちなみにキックバックとは、回転切削工具全般で起こる現象で、切削を進めていく過程で切削刃と切削物の摩擦が高くなりすぎた時に、急に切削刃が逆回転したような状態になり、切削刃が跳ね飛ばされる怖~い現象です。
切削途中で、切っている感じが急に重たくなった?切削音が変わってきた?等が感じられたらキックバックの予兆なので、そのような時は、無理をせず、一旦切削を中断することをお奨めします。
ちなみに、私の妹の旦那は、昨年DIY中に電ノコで大けがをしました。
私も自宅の薪ストーブの台を作っていた時に、キックバックを経験しました。
みなさんも電ノコを使われる際は、十分お気を付けください。
木を切ってみて、切り口、重さ、かすかな香りから、杉のようでした。
木の一か所が裂けて割れているのは、木を伐採した後、木が乾燥して曲がらないようにするための処置で木の一か所に切れ目を入れます。
私の場合、玉切りの寸法は、薪ストーブに入るmax寸法(だいたい30cmくらい)のものの他に、短い10cm~20cmくらいのものも20kg程度作ります。
この薪は、火力を調整するのに重宝するんですよ。
点火直後や調理をする場合など、火力が欲しい時は長い薪1本にこの短い薪を組み合わせて、火力を加減してます。
一番最初は、何もわからないまま、長い薪を2本も3本も一度に入れて、かなり火力が上がってしまい、ちょっと焦った経験があります。(笑)
友人の自宅用には、玉切りをした薪は、太めの木は、燃えやすいように割りました。
やっぱり、割った方が火付きが良くなりますし。。。
今回は、コンクリートの上で割ったので鉈を使いました。
木株の台などがあれば、斧でもいいと思います。
いづれにしても、私のように、にわか薪割りの場合、後からちょっと筋肉痛になっちゃうかもです。(笑)
だいたい約2時間くらいで60kg分の薪を玉切りし、車に積み込み、薪を割った分はこんな感じで、できました。
ブルーシートの上に置いてある木が、半分に切った状態です。
この木は、短い方ですが、6m弱くらいありました。
その上にぎっしり積み込まれている木は、10mくらいあります。
割った薪は、トレーに入れて移動。
このトレーの大きさは、80cm×50cm×50cmくらいだったと思います。
この大きさのトレー2つに入れて、残った薪は、紐でまとめました。
ナイロン袋には、焚き付け用のものを少し作っておきました。
自宅へ戻って早速試し焚き
自宅へ帰って、翌日、早速試し焚きなんですが、その前に、今回頂いた薪の水分量を測定してみました。
水分測定器は、amazonで2000円くらいで購入したこれ。
まぁ、目安程度の水分測定になります。
made in chainaです。
この手の測定器は、水分量を電気抵抗で見ているので、正直、だいぶアバウトです。
正確な水分量測定は、生木の質量を測定し、生木を乾燥機で乾燥させ、乾燥後の質量を測定し、その質量差を生木の質量に対する割合で算出します。
まぁ、正確な水分量測定は、乾燥前の状態がわかっていないとわからないので、出来上がった薪の含水量など実務で使用する場合は、できないですね。
薪として使える水分量の目安は、20%以下であることと言われています。
20%以上になると、
・火付きが良くない
・燃えても温まりにくい(水分が多い=薪に水をかけているのと同じ)
・ススが発生する(不完全燃焼しやすい)
というデメリットがあり、薪ストーブにとっても良くない薪になります。
早速、測定してみたら、なんと7.2%!えっ?
友人にもLINEで、この驚愕の水分量を伝えてしまったのですが、これは、私の早とちりで、測定モードを間違えていました。(ありゃりゃ)
本当は、これ。
15.8%でバッチリ乾燥してます。
製材所で購入した乾燥広葉樹も比較のため、測定してみると
さすがの、14.1%!
それでは、実際燃やしてみようと思ったのですが、その前に、薪ストーブの
内部に若干問題があったので、ちょっと改造。
我が家の薪ストーブの中には、バーベキューコンロが入っています。
こんな感じ。
ご覧のように、コンロが正方形のため、隙間があり、薪を燃やしている途中で炭が落ちてくることがあるんです。
下に落ちた炭は、薪ストーブの下部にある、空気口のところから外にでてくることがたまに見られます。
これは、ちょっと危ないので、内部のバーベキューコンロの上に円板を置くことにしました。
ということで、壊れたファンヒーターの外鉄板を加工して使うことに。
下の円板を薪ストーブの中に入れます。
これで、大丈夫なはず。
それでは早速、テストをしてみます。
燃焼中に炭が下に落ちることもなく、良く燃えています。
うまくいったので、それでは、いよいよ頂いた薪を燃やしてみます。
火付きも火力も言うことなしの優良薪だと思います。
青みがかった炎が出ているので完全燃焼していますね。
外の煙突を見てみましたが、煙は見られませんでした。
建築用足場木材をリサイクルして薪作りのまとめ
今回、思わぬ秀逸な薪を大量にいただけて本当に友人には、感謝の言葉しかありません。
今しばらくは、なくなったらいつでも取りに来てくれてOK!という神対応に本当に助かります。
頂いた薪は、針葉樹なので火力が強く、早速、翌朝も味噌汁を作りました。
材料は、息子が種から作った小松菜に家族で作ったお味噌に伊吹島のいりこを入れてみました。
やっぱり、薪ストーブで作った味噌汁は、ガスレンジで作ったものより、違います。
ガスレンジで作った味噌汁は、中に入っている各材料が一つ一つ存在感を主張しているように感じるのですが、薪ストーブで作った味噌汁は、各材料が協調して、新たな美味しい一つの味にまとまっているような気がします。
嬉しくなって、夜の鱈チリも薪ストーブで作りました。
この冬は、友人のおかげで安泰です。
感謝!