この4月に、妻のスマホをアンドロイドからiphoneに機種変更しました。
機種は、Zenfone3という5年前に買ったasus社製の機種からiphone SE (第3世代)へ乗り換えです。
iphoneは、センスの良い動画アプリとかいろいろあって以前から気にはなっていたのですが、妻もPCは、Windowsを使っているので、今までは、アンドロイドを使っていました。
ちなみに、私は、昨年からコスパで定評があり、今でも人気のOppo RENO 5Aというスマホを使っています。
機種変更するまでは、2年前にコスパで話題になったxiaomi redmi 9sという機種を購入したんですが、購入後わずか5カ月で不覚にも水没させてしまい、データは抜き出せたものの、本体は還らぬスマホになってしまいました。
そのような悲しい出来事の後、新しいスマホを選ぶ際に、今回の妻同様、iphone SE (第3世代)が出るまで待とうかなぁ~?とも思ったのですが、やはり3万弱で高スペックスマホが手に入るのは、魅力だったのでアンドロイド続投になりました。
短い付き合いだったxiaom redmi 9sは、機能的には申し分なかったのですが、本体が重たい、にでかいという所が私的にはネックだったので、今回Oppoにしました。
Oppo RENO A5を使ってみて、今の所、快適ですが、表面ガラスが弱いようなので保護シールは必須だったなぁと思います。
ということで、今回は、妻の強い要望でiphoneに機種変更をしてみて、よく言われているLINEのトークは引き継げない!って本当?を中心に機種変更作業の状況をお話ししようと思います。
アンドロイドからiphoneの機種変更時の制約
アンドロイドスマホからiphoneに機種変更する時は、異なるOS間のデータの移動になるので、すんなりとはいきません。
旅行で例えるなら、国内旅行をするのと海外旅行をする違いのようなもの。
法律も、習慣も、言葉、文化も同じ環境にある国内旅行に対して、これらすべてが異なる海外での旅行は、すんなりいかないですよね。
そのため、アンドロイドスマホからiphoneに機種変更する時には、できないことがあるんです。
早速、ネットでアンドロイドスマホからiphoneに機種変更した多くの先人のサイトをかたっぱしから目を通してみました。
その結果、3つのできない!がありました。
・おサイフケータイが引き継げない。
おサイフケータイは、7のコンビニでおなじみのnanakoとか、楽天Edy、等々スマホをかざすだけで支払いが済んでしまう便利なすぐれものですが、この機能は、アンドロイド特有のものなので、モバイルsuika※のような例外も中にはありますが、多くの電子マネーサービスはiphoneには、引き継げません。
※JR東日本
対応としては、現時点では残念ですが、解約による残高返金処理やnanakoカードのようなカード媒体に残高を移すこともできないので、事前に電子マネーを使い切ってから機種変更されることをお奨めします。
・LINEのトーク履歴・コイン残高は、引き継ぎできない!
LINEとソフトバンクの合弁会社であるLINEモバイルのQ&Aサイトに、はっきり
トーク履歴やLINEコイン残高の移行などは、異なるOSに引き継ぐことができません。
引用元:
と書かれていました。
・アンドロイドだけに存在するアプリは、引き継げない。
これは、言うまでもなく当然ですね。
これらの、3ないのうち、LINEのトーク履歴もダメという所が困りました。
妻は、LINEのトーク履歴は、残してほしい!と言っていたので、当初は、引き継ぎができなくてもスクショでしのごうと安易に考えていたのですが、これが妻のスマホのLINEを見てびっくり!
友達だけでも数十人あり、その一つ一つのトーク履歴もめっちゃ長い!
なんじゃこりゃ!
これは、スクショなんかでは日が暮れてしまうので、どうしようか?と困り果てました。
アンドロイドからiphoneへの機種変更時に使う定番ソフト
アンドロイドからiphoneへの機種変更に使う定番ソフトは、2つ。
一つは、appleが用意している「iosに移行」と写真やビデオ以外のファイル転送用に「JSバックアップ」というアプリを使うのが多いようです。
「iosに移行」で移行可能なデータは、google playの説明欄によると、
連絡先
メッセージの履歴
カメラで撮った写真やビデオ
Webブックマーク
メールアカウント
カレンダー
となっています。
一方
JSバックアップは、google playの説明では、
写真・動画・音楽データ・文書データ、SMS、連絡先、通話履歴
となっています。
移行作業をやってみた!
今回の妻の移行に関する要望で未解決部分は、LINEのトーク履歴の移行だけなので、とりあえずLINE以外のものをすべて、iphone SE(第3世代)に移すことにしました。
使用したソフトは、前述した「iosに移行」と「JSバックアップ」の2つ。
移行前に、googleアカウントのIDとパスワードの確認、appleIDの確認、Chromeのバージョンが最新になっているかの確認、妻のメールアドレスの確認の4つを確認
念のためにマニュアルでzenfone3とPCをUSB接続して、必要なデータのバックアップを取り、LINEのバックアップも取って、早速「iosに移行」で移行作業を開始!
移行手順は、appleのこのサイトに載っています。
この通りするも、何故か待てど暮らせど途中で必要な“1回限りのコード”とやらが送られてこない!
仕方がないので、最初からやり直したら無事20分くらいで完了しました。
が・・・
SMSの履歴が移行されていない!
説明には、メッセージの履歴と書かれていたので安心していたんですが、再度やってみてもやっぱりだめでした。
ちなみに、メッセージアプリは、Zenphone3のデフォルトアプリでこれ。
次に、JSバックアップだったら、SMSの履歴は移行できるはずなのでやってみたのですが、移行はできませんでした。
それに加えて、電話の通話履歴も移行できませんでした。
やっぱり、古いから駄目だったんでしょうかね?
妻に“SMSの履歴と通話履歴は、移行できなかったんだけど、どうしてもいる?”と確認したら、無くても大丈夫とのこと。
まぁ、どうしても必要だったらzenfone3のほうを見ればいい話なので、良しとしましょう。
あとは、LINEのトーク履歴だけです。
LINEのトーク履歴は、なぜ引き継げないのか?
LINEの引き継ぎで、LINEの設定に“アカウント引き継ぎ”というボタンがあります。
これをクリックして、“アカウントを引き継ぐ”をオンにすると、新しいiphoneにアカウントに引き継ぐことができるのですが、トーク履歴は、真っ白けになっちゃうんです。
これは、LINEのトーク履歴データの保存の仕組みが別物だからなんです。
アンドロイドのLINEのトーク履歴は、Googleドライブに保存され、iphoneのLINEのトーク履歴は、iCroudに保存されます。
それでも、テキスト文だけであれば友達ごとにLINEの機能としてバックアップできますが、なかなか大変だと思います。
しかし、やり方によっては、LINEのトーク履歴の移行ができた!という記事も見かけます。
でも、とりあえずやってみてできたというレベルです。
そのような中、LINEのトーク履歴を異なるOS間でも移行してくれるソフトが紹介されている記事を見つけました。
「iTranceor for line」と言うソフトで、バックアップだけだったら無料でお試しができるようでしたが、今回はiphone側に復元までしないといけないので、ライセンス購入して使ってみました。
ちなみに、価格は、月払いのサブスクが2980円、年払いのサブスクが4980円、永久買取が6980円だったので年払いのサブスクにしました。
このソフトを使ってLINEのバックアップを取る方法は、機種変更する2台のスマホをPCにUSB接続し、アンドロイドスマホのLINEのバックアップをPC内に一旦保存し、その保存データをiphoneに復元するというものです。
要するに、このソフトは、異なるOS間を取り持つインターフェースというところです。
早速、PCにインストールしたところ、途中の日本語の説明文がなんか変?。
どうもmade in Chainaのようです。
ちょっと怪しかったですが、無事インストールが終わりました。
念のため、ウィルスチェックをかけましたが、ウィルスもなかったです。
実際使ってみて、最初は、いつまでたっても処理が進まず?でしたが、原因がわかって無事LINEのトーク履歴がきれいに移行されました。
まとめ
今回、アンドロイドからiphoneに機種変更してみて、ちょっと大変でしたが良い勉強になりました。
公式には、LINEのトーク履歴は引き継げないということになっていますが、これは、サービス的にLINEがそこまでサポートしていないということであって、技術的に不可能ということではありませんでした。
さすがに、LINEコインのようにお金が絡む部分は、移行不可能でしたが。。。
その他に、通話履歴やSMS履歴は、あまり古いスマホのものからは、移行が難しいのかもしれませんね。
まぁ、スマホの買い替えは、通信業者は、2年くらいを基準に考えているようなので、今回のように5年前の機種から異なるOS間での移行は、ハードルが高くなるのかも?ですね。