50代で子育て専業主夫になった私の日記

50代で初めての長男が誕生し、何もかもが180度変わりました。そんな初めての世界に感じたことを気分転換も兼ねて日々綴っているブログです。

素人でもできた!初めてのネーム刺繍、お手本とコツを説明

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家族が9日までお休みなので、うれしい繁忙期のボイジャーです。(笑)

 

子どもが生まれるまでは、結構、妻といろんなところを旅行したり、それぞれ社会人大学生(妻は大学院生)になったりと結構、好き勝手をエンジョイしてました。

 

誕生日やクリスマス等々イベントdayには、お互いプレゼントをしたり、私が1週間かけてフランス料理のコースを本を見ながら作ったりとそんな楽しい日々でした。

 

待望の息子が誕生して7年、気が付いてみれば、生活は当然、子ども中心なので、旅行もイベントも子どもが楽しめるものに変わりました。

 

楽しい毎日は変わってはいないのですが、やっぱり子育ては大変で、気が付いてみれば以前のように妻に何かをプレゼントするということもなくなってしまっていました。

 

そんなことで、結婚して25年目の今年のクリスマスは、久しぶりに何かプレゼントをしようと思いました。

 

私は、4年前に現役を引退したので、正直、以前のような値段の張るものは贈れないのですが、妻が喜んでくれそうなものを考え、ガーデニングエプロンにすることにしました。

 

そのガーデンニングプロンは、いつも鉢植えのお花でお世話になっている、京都のまつお園芸さんで売っているものです。

www.netikikata.com

以前、まつお園芸さんに行った時に、妻が店内にあった、このガーデニングエプロンを見て”これいいねぇ”と言ってました。

 

結局、妻は”ちょっと高いので今度にする”と言ったまま買わずじまいになっていたものです。

 

このガーデニングエプロンは、店長さんもご愛用されていて、NHKの『趣味の園芸』の時も使っておられます。

www.youtube.com

値段は、税込み3,850円です。

 

我が家は、庶民。

 

子どもができてからは、やっぱり自分たちのものは優先順位が一番あとまわしになっちゃいます。

 

どうしても妻も私も、3,850円あれば、息子の本が2,3冊は買えるなぁとか思っちゃうんですよね。

 

でも、今回は、迷わずこれに決定!

 

12月に入る前に、こっそり買っておきました。

 

ここで、ふとただ渡すだけではサプライズ感がないと思い、このエプロンに刺繍ネームをいれることにしました。

 

最初は、刺繍なんてやったことがないので専門のサービスに頼もうかとも思ったのですが、私らしさの贈り物にしたいということから、下手な仕上がり覚悟で自分でやってみることにしました。

還暦前にして人生初の刺繍に挑戦!何から始める?

今は、コンピューターミシンで素人でも刺繍が簡単にできるようですが、我が家にはミシン自体がないんです。

 

ということで、当然、手縫いです。

 

刺繍なんてやったことがなかったので、さて、何からどうしたらよいのやら。

 

でも、今の時代便利になりました。

 

きっと、あそこに行けば何とかなるはず。

 

そうです、困った時のYoutube!

 

しっかり、知りたい情報がてんこ盛りにありましたよ。

 

数ある中から、初心者向け、サテン糸を使いたいという私の条件にぴったりの、この動画を参考にさせていただきました。

www.youtube.com

 

この動画を見て、縫い方はわかったので、刺繍に必要な道具を買いに行きました。

 

買ったものは、刺繍する時の輪っか

 

ど素人なので、手芸店に行って、お店のベテランのおばちゃんに刺繍について道具とかコツを聞いてきました。

 

名前の刺繍を初めてやってみたいのですが、道具は何が必要ですか?

と私が聞くと

 

手縫いなら、基本的に糸と針、刺繍枠があればできますよ。刺繍は、何本でします?

 

えっ?”何本”て・・・?

 

刺繍糸は、一度に縫う糸の本数がだいたい2本から5本あります。当然、本数が多くなるほど速く縫うことができますが、細かな部分は仕上がりがおおまかになってしまいやすいんですよ。

 

そうなんですね。今回は、アルファベット5文字だけなんで2本でしようと思います。

 

次に、私が輪っかと言っていた刺繍枠について質問しました。

刺繍の時に輪っかのようなものを使っているみたいですが、いろいろ大きさがあるようで、どれくらいのものがいいですか?

 

刺繍枠ですね。初心者の人は、基本的に小さめの刺繍枠のほうが、手に持って扱いやすいので直径13cmくらいのものがいいと思いますよ。

 

糸も、すっごく種類があったので迷ったのですが、妻の好きなオレンジ色でサテン糸をチョイスしました。

 

糸の長さが商品に表示されていなかったので、おばちゃんに聞いてみました。

1.5cm四方のアルファベット5文字を刺繍しようと思うのですが、糸はこの商品1個で足りますか?

 

これは、7mのやつやね。これ1個で十分だと思いますよ。

 

針は、刺繍針というのを妻が使っている裁縫道具の中にあったような気がするので、購入は糸と直径13cmの刺繍枠だけ購入。

 

お値段は、全部で1300円ほどでした。

 

最後に、お店のおばちゃんに刺繍をきれいに仕上げるコツを聞いてみました。

刺繍をきれいに仕上げるコツのようなものは何かありますか?

 

やっぱり地道にコツコツ、丁寧に、根気の仕事やねぇ。

 

私は、ふと息子の子育てと同じだなぁと思いました。

 

還暦前のおっちゃん、刺繍はじめ!

早速、買ってきた道具を広げて刺繍開始!

 

糸は、こんなやつ。

写真では、毛糸のような感じで移ってますが、現物は、サテン糸なので光沢がある糸です。

 

ちなみに、今回買った刺繍糸は、糸5本をよって1本にして売られていました。

 

良い色で気に入ってます。

 

針は、やはりありました。

向かって左から3つ目の針です。

 

刺繍針は、他の針とどう違うのか?よ~く見てみると、糸を通す穴が大きい

 

それでは、刺繍開始です!

文字型はどうする?最初の失敗

と言っても、いきなり文字の型どおり刺繍ができる訳がない。

 

さて、文字型はどうするか?

 

まず考えたのが、文字を印刷して、文字を切り取り、貼り付けて、その文字の縁を縫って行ったらできるかも?

 

と思って早速、自宅にちょうどあったシールペーパーに印刷してやってみることにしました。

これに、名前を印刷。

ミスった時に困らないように、多めに印刷しました。

 

そして、文字を切り取って貼り付けです。

 

まずは、作った文字の大きさで大丈夫か?見ます。

まぁまぁいいかも?

 

これでやってみることにしたので、文字だけを切り取って貼り付けです。

はい、ここまでは順調だったんですが、いざ刺繍を始めると、アルファベットの端のとんがりが細くて、うまくいかず、ちまちまやっているうちに文字のシールが剥がれてきました。

これは、失敗!とりあえず最初の文字のSを刺繍した糸を全部外し、やり直しをすることになっちゃいました。

 

ちなみに、糸を外すのは、これを使うらしいです。

名前は、調べてみたら「糸切りリッパー」と言うものだそうです。

これも、妻の裁縫道具箱にありました。

 

これで、丁寧に生地を傷めないように糸を外したはいいのですが、このまま同じことをやってもおそらくうまくいかない感じがするので、違う方法を考えることに。。。

 

しばらく考えて、今度は、文字型を切り取ったところを黒くペンで塗って、記事に直接文字を書くことにしました。

 

まず、文字を切り取ったペーパーを貼り付けます。

あとは、文字の所を黒ペンで色塗りです。

 

 塗り終わったら、シールを剥がします。

 失敗ができないだけに、緊張の瞬間です。

 

剥がしてみて、思いのほかいい感じです。

マジックは、きっとインクがにじんでくると思ったので、ボールペンで丁寧に塗ったことが良かったのかもしれません。

 

とにかく、ここまではうまくいきました。(^▽^)/

 

さて、ここから手芸店のお店のおばちゃんのお言葉通り、地道にコツコツ丁寧に一針、また一針と山を登るがごとくの作業の始まりです。

 

Youtubeの動画では、最初は文字のアウトラインに沿って先に縁を無っていましたが、今回は、文字が細すぎて縁縫いができません

 

仕方がないので、目視で文字の境目に注意をしながら針を刺すのですが、このガーデニングエプロンの生地が分厚いので、なかなか思うように刺せません

 

結局、最初のSの字が出来上がったのですが、文字がいびつになってしまい、また、全部糸を切ってやり直し。

 

それでも、昔から妥協はしない性格なので、結構しつこいです。

 

そんなこんなの凸凹作業で、なんとか都合約8時間かかって仕上がりました。

 

不器用そのものが出ている仕上がりですが、解釈のしようで、私の持ち味が出ていて唯一無二のものになったということで良しとしました。

 

まとめ

初めて刺繍というものをやってみて、結構、大変でしたが、やっていくうちに縫うということだけに集中するので、心が無に・・・いえいえ雑念だらけの私は、決してそのような境地にはなりません。(笑)

 

が、失敗を重ねるごとに生地の癖や針を刺す方向など、微妙なことがだんだん感じられてくるような気がしました。

 

それでも、そう簡単には、きれいに仕上がりませんね。

 

そして、12月24日には、一応、ダイソーさんで買ったラッピングの大きな袋と大きなキンキら金の大きなリボンを買って、それに入れ、めでたく妻に渡すことができました。

 

もちろん、息子にも、同じ色違いの袋で、ヘリコプターのラジコンをプレゼントしました。

 

妻もとても喜んでくれて、ガーデニング用のエプロンなのですが、毎日、普段使いしています。

まぁ、こんなに喜んでくれてよかったです。

 

手縫いの刺繍でのプレゼントは、刺繍に贈る人の性格や気持ちが出やすいものかなぁと思います。

 

そう考えると、決して既製品のように美しくなくても、数年後にその刺繍を見ただけでその時の景色がそのまま蘇ってくる、日常の逸品になるのかも知れません。

 

但し、価値観が同じという条件付きですが(笑)