今年の夏に、ノートパソコンを10年ぶりに買い替えたボイジャーです。
このパソコンの前は、同じメーカーのcore-i5のノートパソコンを10年間使っていました。
今年に入ってwindows updateの失敗が目立ち、ビデオ編集の機会も増えてきたことからの買い替えです。
今回買ったのノートパソコンのスペック
今回新しく買ったパソコンは、オークションサイトから程度のよいものを買いました。
メーカーは、acerです。
ご存じの方も多いと思いますが、台湾製パソコンです。
前回使っていたPCが10年間特に不具合もなく使うことができたので、その経緯から同じメーカーにしました。
製品名:aser TravelMate P259シリーズ N16Q2
型番:TMP259G2M-F78U
スペックは、
CPU:インテル第7世代CPUと呼ばれているCPUでcorei7-7500Uを搭載
メモリー:16Gbyte
製造年月日:2019年4月13日
OSは、windows10 proでストレージは、256GbyteのSSD。
後付けで、データ用ストレージとして自宅に余っていた1TbyteのHDDを増設しました。
実際使ってみて、さすがに快適そのものでした。
15分程度のyoutube用動画を編集してみた
購入して3か月経ったころから、YouTube用動画を編集してみました。
動画撮影には、8年前の2013年に買ったビクターJVCのハイビジョンカメラを使用。
こちらも、そろそろ買い替えかなぁ?と思いつつ普通に動いてくれているのでそのまま使っています。
動画編集ソフトは、動画編集の鉄板ソフト、adobeのpremiere pro 2021を使用。
レンダリングは、同じくMedia Encorder 2021を使用。
残念現象その1
早速、ビデオ編集開始。
出力仕様は、ハイビジョンmp4。
ビデオ編集は、快適に進めることができましたが、画像の手振れ部分が気になるシーンがあったので、ソフト的に補正することができるのかどうか調べたところ、さすがpremiere、ありました。
ワープスタビライザーという手振れを補正できるエフェクトがあり、これを使えば、手振れは、緩やかな変化に自動調整され、実際のbefore afterのサンプル動画を見たところ手振れ感がかなりなくなります。
今から20年前くらいになりますが、企業に在職時代、ビデオ編集をする機会があって、その時に使った機材は、総額800万くらいしていたと思いますが、それだけの機材でも後付けで手振れ補正はできませんでした。
そう思うと、個人で簡単にソフトで手振れ補正までできてしまう、この技術の進歩は凄いなぁと思いながら、わくわくしてワープスタビライザーなるものを設定してみると、なんと画像がカクカクに。。。
原因は、メモリー不足というよりも、今回購入したノートPCには、ビデオボードが載っていないため。
そのため、当然ソフトエンコードになっているので、CPUにまるまる負荷がかかり、その結果カクカクになってしまったようです。
しかたがないので、手振れ補正は、しないまま動画編集を終わり、エンコードに移りました。
残念現象その2
手振れ補正は、残念でしたが、それでも編集自身は、快適に作業することができました。
いよいよ、premiereの「書き出し」で実際のハイビジョンアップロードファイルを作っていきます。
「書き出し」をポチッとすると、どんな形式の動画ファイルにするのか?を設定する画面が出てきます。
非常に多くの出力形式が用意されていますが、YouTubeにアップロードする形式も、きちんと用意されていて、今回はハイビジョン仕様にするので、YouTube 1080p フル HDを選択するだけでOKのはずでしたが。。。
なぜか、レンダリングでエラーになってしまいできません。
仕方がないので、「ソースの一致、高速ビットレート」というのを選ぶと無事mp4画像が仕上がりました。
あとで調べてみると、多くの出力形式設定(プリセット)は、ビデオボードが載せられている場合に使用できるようで、今回のようにビデオボードを載せていなPCでソフトレンダリングをする場合は、選択するとエラーになるようです。
残念現象やばい!その3
一応は、無事YouTube用のハイビジョン動画ファイルを作ることができたのですが、ソフトウェアでレンダリングしているので、15分程度の動画作成にかかった時間が35分から40分くらい。
しかも、レンダリング中のファンの回転音とPCの換気口からの熱風が気になったので、念のためにCPUとメモリーの負荷と換気口からの熱風の温度を測ってみました。
すると、大変な状態になっていました!
メモリーの使用率は半分くらいで問題なかったのですが、なんとCPUの稼働率が100%!
次にPC側面のファンの換気口に非接触型の温度計で温度測定してみたら・・・。
なんと56.6℃!
この状態が35分から40分続いていたかと思うと、さすがにこれはちょっとやばい!と思いました。
やばい状態に気づくのが遅かった!来るべくしてきた災難
このやばい状態に気がついたのは、上記の確認をしたノートPCを購入して3か月後のこと。
この状況がわかってからは、このまま、このPCで動画編集は、やめておこうと思いました。
そして、翌日、いつものようにはてなブログのチェックをしようと思い、PCの電源を入れました。
問題なく立ち上がり、はてなブログのチェックも終わり、続けて新規投稿を行おうと思った時、災難は突然降ってきました。
ブログの題名を入れようとしても文字が入らない!
マウスのカーソルは、動くのですが、Windowsのコマンドも受け付けない状況に陥ってしまいました。
まぁ、再起動すれば元に戻るだろうと、楽観的に考えて、電源ボタンを長押しして再起動し、問題なくWindowsが起動し、コマンドも反応しました。
やっぱり、何かのタイミングでフリーズしたのかなぁ?程度に思いながら、はてなブログにログインし、先ほどの続きで題名を入れようとした時、またもや文字が入らなくなりました。
えっ、何んで?
その後、何度か再起動するも全く同じ状態でした。
購入後3か月にして、故障!
新品価格16万相当の製品をオークションで中古で6万円で購入したんですが、購入時に10万くらいの新品を購入するかも考えていました。
比較的、状態が良かったのとSSDは新品でハイスペックに魅かれて、保証なしリスクを覚悟で購入したのですが、今回は、そのリスクを被ることになるとは。。。
自分で試すことはすべてやって、万策尽き、最後の頼みに懇意にしている近所のPC修理屋さんの社長の所に藁をもすがる思いで持っていきました。
というのも、ブログネタのデータが入ったままの故障だったので、そのデータだけでも助からないか?という思いがありました。
半日PCを預けて、結果は、SSDの破損ということでした。
破損した、SSDは、私も初めて見る「B.2」と言う剥き出しタイプのSSDで、高速で省スペースというメリットから最近のノートPCでは、よく入っているとのこと。
こいつです。
今回、B.2のSSDを初めて見たのですが、メモリーと変わらない大きさですね。
修理屋さんの社長曰く、このタイプは熱に強くないので、熱対策していないPCに載せた場合は、CPUに負荷がかかるようなゲームや動画編集は、控えたほうが賢明なんだそうです。
まとめ
今回の災難のきっかけは、私の動画編集用のPCスペックはCPUがi7でメモリーは16Gbyte以上あれば大丈夫と思い込んでいたことによるものでした。
しかも、最近のノートには、熱に強くないB.2タイプのSSDが入っているのは、ふつうに見られることなので、その辺りの知識もありませんでした。
また、ソフトウェアの最新バージョンは、新機能も増え、いろいろ便利になっていることが多いので、つい最新バージョンが発売されたら、すぐにバージョンアップするということをしがちでした。
今回のことを踏まえて、今後は動画用PCは、安易にCPUのグレードとメモリー容量だけで判断せず、グラフィックボードが搭載されているか?放熱対策が採られた設計か?までを確認して決めようと思いました。
そのようなことから、やはり、動画用は専用PCを用意することが必要なんだろうなということに至りました。
そして今は、デスクトップの動画専用PCを用意し動画編集を行っています。
購入したPCは、HP製のワークステーションで、CPUは、coreシリーズの上のXeonを搭載し、まずは、メモリーを32Gbyte、ストレージは1TbyteSSDにしました。
そしてグラフィックボードは、NVIDIA Quadro M4000を搭載しました。
さすがに、動画処理も早く、ハイビジョンの15分映像ならレンダリングに10分もかかりませんでした。
やはり、動画とゲームPCだけは他の作業用PCとは別ものと考えておいたほうがトラブルを招かないとの良い教訓になりました。