2月に入って、節分も済み、雪がやっとひと段落しました。
それにしても、1月末の雪は、本当にすごかったです。
小1の息子がちょうど学校から帰宅する午後3時くらいから、突然、暴風雪になり、わずか1時間で辺り一面真っ白けになりました。
その後も雪はどんどん降り続き、ニュースで、その日の夕方のJR東海道線では、通勤客を載せたまま10時間缶詰になった列車があったとか。
その日の気温は、どんどん下がって翌朝には、なんとー9℃!
私の住んでいる地域でも40年ぶりの大雪だったそうです。
朝から雪かきで1日が終わる
久しぶりの大雪のため、息子の学校も臨時休校。
こんな時だけ、朝いちばんに早起きをして、外に行きたくて仕方がない息子です。
妻もさすがに車で出勤することができないので、年休を採ってお休み。
朝の9時くらいになると雪もほとんど止んだので、早々に雪かきを始めました。
下の写真は、半分くらい除雪が終わった状態です。
この雪を全部取っておかないと、翌朝の気温が-4,5℃にはなるので、カンカチコンの氷になってしまいます。
そうなると、車は、チェーンをつけないと動かせなくなるのでちょっと厄介です。
それ以外にも、ご近所さんが用事で外出しないといけない場合や、新聞屋さん、郵便屋さんも大変。
お隣の板金屋さんの社長さんと自宅の周りの雪かきをして、なんとかお昼前に除雪が終わったので、昼からは、息子とすぐ近所にある橋の上の除雪をすることにしました。
この橋の前後は、坂になっているので凍り付いたら、まず車はチェーンなしでは通れません。
まずは、坂の部分から除雪をしました。
橋の向こう側は、隣町になるのですが、ついでなのでショベルでカンカン固くなった雪を砕いていると、すぐ横の家の方がショベルを持ってきて、手伝ってくれました。
決して、雪かきは、誰かに何かを期待してやるわけではなく、自分のできることで、何か皆さんの役に立てたらいいなぁと勝手に思ってやってるだけとは言え、やっぱり、なんか、こうゆうのってほんわか幸せになります。
私は、息子が生まれるまでは、冬は苦手なので沖縄の石垣島に行って、2週間ぐらい過ごすことが多かったです。
その石垣島の隣島の竹富島では、「うつぐみ」という言葉があります。
この「うつぐみ」という言葉の意味は、”みんな一致団結して助け合いながら生きる”ということなんですが、身近でこのうつぐみの精神を感じたような時間でした。
「うつぐみ」については、とても好きな言葉・考え方なので、下の記事の「竹富島のすばらしい文化がわかる「ゆがふ館」の見出しに少し書いています。
雪かきを終えて、夕飯は、薪ストーブでタンドリーチキン
一日の雪かきを終えて、夕食は、薪ストーブでタンドリーチキンを作ることにしました。
準備は、簡単でタンドリーチキンの素を骨付き鶏肉になじませて焼くだけ。
いつもは、トースターで30分ほど焼いて作ってますが、今回は薪ストーブがせっかく燃えているので、上に載せてじっくり焼き上げました。
そして、ご飯は、初のオートミールを使ったミネストローネ。
これを買ってきて、これに入れるだけ。
豆にトマトに、あるもので冷蔵庫の整理も兼ねて作ってみました。
外見は、イマイチですが、妻にも好評で美味しかったです。
ただ、今回買ったオートミールは、結構細かくなっていたものだったので、食感が思っていた感じに仕上がらなかったのが、ちょっと残念だったかな?。
次回は、大麦のように粒がそのままのものを購入しようと思います。
と一家団欒のゆうげの合間にふと外を見ると、なんと今度はボタン雪がずんずん積もり始めてるではないですか~ぁ!!!!
そして、振り出しに戻る
翌早朝は、なんと-13℃!
そして、一面真っ白で、雪かきも振り出しに戻る!でした。
引っ越してきて7年目になりますが、こんな気温は、初めてです。
当然、息子の学校も臨時休校二連チャン確定!
息子は、大喜び!
妻は、出勤しないといけないらしく、私が運転していくことにしました。
送っていく途中で、国道の気温の電光掲示板には、-9℃。
どこもかしこもカンカチコ~ン!
そして、妻の職場に到着したと思ったら、すぐ近所にあるJRの駅のほうから、青い閃光と大きなバチバチ音が鳴り、凄かったです。
これは、-9℃の気温のため、JRの架線が凍りつき、スパークしたようです。
それにしても、爆竹のようなこんなスパークの連発は、生まれて初めて見ました。
帰宅して、天気は一変、晴れ模様。
軒下は、見事につららだらけ。
昨晩からの大雪の景色がなかったかのように、つららの雫が太陽の陽にきらめきながらゆっくりポタポタ。
穏やかな時間が流れています。
自宅の庭も雪国さながらの景色になりました。
そして、再び雪かきならぬ、かき氷
帰宅をして、早速家の前を除雪。
この日は、お隣の板金屋さんの社長さんに加えて身内のお兄ちゃんも一緒に3人で雪かきをしたので、10時くらいには終了。
やっぱり、最初の雪かきが功を奏しました。
そして、自宅から少し離れた陽があまりささない路地は、前回に時間がなくて除雪していなかったので、見事にスケートリンク状態。
妻も通勤にここを通らないといけないので、なんとかここの雪ならぬ氷を撤去することにしました。
昨晩降った雪をまず除雪した後が大変です。
厚さ約10cmの氷がアスファルト全面を覆ています。
ここを、ショベルで地道にカンカン叩きながらかき氷状態で少しづつ割っていると、この日も、また作業をしていたすぐ横の家の方が、”除雪をしてくれてありがとう”と言って、”わしもやるわ”と言って手伝ってくれました。
私より年長の方なのに、ありがたいことです。
そして、2人で除雪作業をしていると、今度は、違う家からおじいちゃんが出てきて、氷を割るのに難儀をしているのを見て、”これ使うか?”と言ってツルハシを貸してくれました。
このツルハシ、氷を割るには威力抜群!
これはいい!
ありがとう~おじいちゃん!
また、陽射しが結構あって、天も味方したおかげで、お昼過ぎにはきれいに道路の氷を撤去できました。
これで、翌日から妻が安全に通勤することができ、皆さんには本当に感謝です。
その後、天気は、くもりから夕方時雨になりましたが、幸いにも雪にはならずやれやれです。
これで、今回の雪かきは、めでたく終了となり、自宅に入り、夕飯のシュウマイを薪ストーブで蒸すことにしました。
我が家のシューマイには、豚肉と玉ねぎの他に、ニンジン、ブナシメジを細かくみじん切りして、蜂蜜をふんだんに使って紹興酒を適量入れ、コクのある甘目に仕上げてます。
この日作ったシュウマイは、大きめサイズが40個。
すべて夕食で完売しました。
最後に、シュウマイを蒸している間、ふと窓の外にある杉の木を見ると、なんと木が燃えているではないですか?
え~っ!
実は、この日だけ薪ストーブの炎だけが窓ガラスに映って、木から炎が出ているようなトリッキーな景色になっていたんです。
このような現象は、この時だけ、なので不思議ですね~。
まとめ
40年ぶりの大雪で、記録的な最低気温では、珍しい珍風景にお目に書かれました。
また、雪かきをモクモクとしている中で、協力してくれる方が普通に増えていき、除雪していた橋を越えての向こう側では、雪かきをしている人数は6人になっていました。
有難いと思うと同時に、人の生活の原点を感じた時間に心地よい余韻と、その記憶を忘れまいとするかのような筋肉痛が数日続きました。
良き経験になった大雪でした。
みなさんに感謝!