そろそろ、モミジの季節も次の冬の景色に衣替えになってきましたね。
みなさんは、今年も色鮮やかな素敵な秋を満喫されたでしょうか?
私の住んでいる京都府南丹市は、秋には観光客でいっぱいになる京都市から北西に約50km離れたところにある人口約2万人ちょっとの自然豊かな地域です。
私は元々、長く京都市内に住んでいたので、京都の紅葉スポットは日常の景色の一部でした。。。
と言えば、聞こえはいいのですが、コロナ禍前の京都市の秋シーズンは、見事に宿泊施設はもちろん、駐車場も、レストランもすべてが満杯で、日中は人、ひと、ヒト・・・で、紅葉を愛でるという雰囲気ではなかったです。
でも、今住んでいる京都府南丹市は、京都市のようなメジャーな古刹や庭園は、あまり見当たらないですが、紅葉は、京都市に劣らないスポットがたくさんあります。
中でも南丹市美山町のエリアは、名も知れない山全体が紅葉している景色の中に茅葺の集落があり海外からの観光客はもちろん、移住された外国の方も多いほどです。
これらの茅葺の家の庭で、庭の立杭に留まっているトビが見られることもあります。
3mほどの距離に近づいても、動じないこの貫禄。
やっぱり、野生のトビは、厳しい目つきですね。
その他にも、ちょっと里山に入ると、こんなものに出くわすこともあります。
ツキノワグマなんですが、これは、はくせいです。
そして我が家では、この美山町で今年の春から家族で野草調査のフィールドワークに参加していて、その自然のすばらしさを実感しています。
というとで今回は、人が少ない地元の晩秋風景と子どもの探求学習におすすめのフィールドワーク、そしてちょっとだけ私のリラックススポットを書いてみようと思います。
よろしければ、お付き合いいただければ嬉しいです。
近所の紅葉スポットへお散歩
昨年の人間ドッグで、めでたく?ではなくて、残念なメタボ予備軍のお達しが返ってきたので、体のことを考えて、ウォーキングを始めています。
そのウォーキングコースの初めに通る公園が、毎年、見事な紅葉を楽しませてくれます。
もみじの紅葉ピークは、11月中頃で1週間弱しかもたなかったです。
今年は、暖かい日が続いていて、なかなか温度差がある秋の天気にならなかったので、その気候のためだと思います。
写真のもみじも、今年、最後の紅葉です。
写真のお城は、日本で最後に築城された園部城というお城です。
このお城は、実は昔から残っている天守閣ではなくて、平成になってから建てられた鉄筋コンクリート製の城郭風ビルディングで、中は、文化博物館になっています。
天守閣は、残念ながら現存してなくて、当時のままの建造物としては、下の写真の櫓と門くらいです。
今は、この敷地は、京都府立園部中高になっています。
園部城は、江戸時代の大半は、お城ではなく、陣屋だったのですが、なんと明治2年になってから、悲願の天守閣を持つ立派なお城になりました。
でも、せっかく造ったお城も廃藩置県とともに、姿を消していったんです。
この高校の横と新しいコンクリート製のお城の間は、広い公園になっていて、イチョウやカエデ、どんぐりの木などの紅葉がきれいです。
この紅葉の森を抜けると、どんぐりがいっぱいです。
息子が学校の図工の工作でどんぐりがいると言っていたので、拾っていきます。
本当は、本人も連れてきたかったのですが、次の日にいるということがわかって仕方がないです。
でも、どんぐりは、有り余るほどそこら中に落ちているので、拾い集めるのも時間がかからず、まぁよしとしましょう。(笑)
どんぐりを拾い終わって公園を出ると紅葉を終えて落葉した3本のイチョウの大木が、冬の様相になっていました。
美山町の野草フィールド観察最終日
次の日(先週の土曜日)の朝からは、今年の春から家族で参加している『野道かんさつ塾』の最終日でした。
美山町は、冬季は、雪が深くなるので植物調査は、5月から12月までの合計8回です。
毎月、1回観察エリアを固定して、植生の変化を見ていきます。
昨年は、既に積雪の中のフィールドワークだったそうですが、今回は、快晴でベストコンディションで観察できました。
美山町は、京都府下でも屈指の寒冷地。
この日も、陽がさしていない所の野草には、霜が降りていました。
オニノゲシも寒そう~です。
そのような中、山野草の観察調査なのですが、キノコ好きの息子は、小さなキノコを見つけて夢中になってます。
観察調査は、あらかじめ固定した3つのエリアごとに、花が咲いている山野草を葉っぱもつけて採集します。
採集する時は、根っこは残します。
根っこごと取ってしまったら、なくなっちゃいますから。
今回、採集できたのは、こんな感じ。。。
いつもより、かなり少ない結果でした。
果たして、今回は最初の予想が当たっているでしょうか?
というのも、この企画は、年8回、毎回、子ども達に植物採集前に昨年の同時期と比較して野草の種類は、多かったのか少なかったのか?と今回は、どのエリアが一番種類が多かったのか?ということを予想してもらいます。
できれば、なぜ?そのように考えたのかという理由も加えて以下の仮説シートに書いておくんです。
そして、実際にフィールドワークをした結果をまとめて、最後に結果が発表され、それぞれの予想が的中したか否かを踏まえて、調査を終了して感じたことや新たな発見を各自発表します。
この企画は、大学で学ぶ定型スタイルである仮説→検定を小学生でも体験できるような仕組みになっています。
先生も京都大学で実際に教鞭をとっておられる先生や、地元の動植物を知り尽くした塾長さんが、丁寧にわかりやすく進めてくれるので、とても良い学び体験になると思います。
来年も、また、春から開催予定とお聞きしているので、お奨めです。
参加は、1回のみでも1年を通して8回全部でも自由に参加希望の回数だけ参加できます。
費用は、今年と同じであれば、1人1回500円です。
小人数制なので、希望者が多数の場合は、申し込み順になる場合があると思います。
場所は、美山ビジターセンターに集合して行います。
時間は、午前9時20分頃から12時過ぎくらいまでです。
そして、今回は、今年最後のフィールドワークだったので、受講修了書を頂けました。
私のお気に入りリラックススポット
最後の「野道かんさつ塾」を終えて、午後からは、美山里山舎にある森の鍼灸院に行ってきました。
久しぶりの施術だったので、かなりからだが固くなっていましたが、いつもと変わらず丁寧な施術にリラックスできました。
冬季以外は、二階のほうで施術していただいていたのですが、冬季は、一階の薪ストーブの横での施術でした。
施術後、息子が興味津々で、先生にお願いして施術台の上に乗っかっていました。
施術中は、当然、戸が閉まっているので、薪ストーブの炎が良く見えていい雰囲気です。
完全予約制なので、待ち時間もなしでリフレッシュできます。
まとめ
今回は、ちょっとまとまりのない記事になった感じもしますが、お伝えしたいことは、3つ。
一つめは、京都府南丹市は、自然がいっぱいで人が少ないので、リラックスするには良い場所ということ。
二つめは、お子様の学びの場として「野道かんさつ塾」は、とてもお勧めということ。
そして最後の三つめは、森の鍼灸院は、日ごろの疲れた心とからだをリフレッシュするには、非常にすばらしい鍼灸院だということです。
あくまで、私にとって・・・という主観ですが。
もし機会があれば、お勧めです。