7月はじめに、自宅にほとんどほったらかしにしていたモンステラの株分けをして3カ月弱経ちました。
今回は、3つに株分けしたモンステラが3カ月経ってどうなったのか?
そして、この間に新たに発見したこと、やっちまったことなどを中心に、実際モンステラを育てて、モンステラにプラスになること、やってはいけないことをお話ししたいと思います。
株分けして三週間後に新芽が出たけど・・・
グリーンアドバイザーの義理の母から、だいたいのことは聞いてやったつもりでしたが、株分け直後は、全体的にちょっとしなっとなってちょっと心配していました。
でも、株分けをして、三週間後にそれぞれの鉢の株から、無事、新芽が出てきました。
株分けして新芽が出た!
太い立派な元気な新芽が、親株から4本も出てきました。
1本は、反対側にあるので映っていませんが、元気な新芽です。
新芽は、角のような形をしていて、茎からニョキっと出てくるんですね。
他の鉢も、1本づつですが新芽が出ていました。
これは、一番大きな鉢。
そして、これは、一番小さな鉢
新しい発見
どの鉢にも新芽が誕生し、嬉しい限りですが、12本新芽が出た親株の新芽の葉っぱは、どれも割れ目がない葉っぱでした。
しかし、一番大きな鉢の新芽は、最初から葉っぱが割れていました。
モンステラの新芽は、通常、葉っぱは割れていないと本で見たのですが、明らかに最初から葉っぱが割れています。
一番大きな鉢のモンステラを植え替えした時には、根っこは気根のみでした。
長く伸びたモンステラの根がついている部分の親株の上の部分を切って植えた部分なので、この部分から出てくる新芽は、最初から葉に割れ目ができているということか?
また、モンステラの株分けをする機会があれば、同じように試してみて、同様の新芽が出たら、大学の偉い先生に聞いてみることにしようかな?
まさかの虫発生!と白カビ
一応は、度の鉢にも新芽が出て順調のように思っていたのですが、鉢の表面を見ると、何か白いものが土の一部にあり、小さなショウジョウバエのような小さなハエが数匹飛んでいました。
このハエは、googleレンズで調べてみると「キノコバエ」というハエで、高温多湿で水はけの良くない土の中の有機質が腐敗した場所に卵を産み付け、どんどん増えて植物の養分を茎から吸い取る害虫と言うことが判明。
さらに、白いものの正体は、白カビでした。
下の写真では、キノコバエがモンステラの気根にとまっています。
キノコバエは、蚊のように刺したりは、しないのですが、植物の樹液を吸ってしまうので、大量発生させてしまうと、植物にとっては一大事なんです。
土の表面を見ても、まだ、湿っているのでこれは、やっぱり赤玉を鉢底石にしたために水はけが悪くなって、いつまでも土がじめじめしている所に、連日の暑さが影響し、さらに、日中締め切った部屋にモンステラをおいていたこともあって、土の中で有機質が腐敗し始めキノコバエの発生につながったようです。
白カビも同じ原因だと思います。
そこで、グリーンアドバイザーの義母にどのようにすれば良いか?を尋ねました。
やはり、原因は、鉢底石に赤玉を使ったため、水はけが悪くなったためだろうということでした。
義母によると、赤玉は、水分を多く含ませると潰れてしまうので、鉢底石には普通は、使わないそうです。
唯一、盆栽にだけは、鉢底に赤玉を入れることがあるそうです。
ということで、鉢底石に赤玉は、使わない!鉢底石には、専用の鉢底石を入れる!!ということでした。
そして今回は、今の時期は、モンステラが活発に成長している時期なので、あまり根を動かすのはお奨めではないとのことで、ダメ元でしばらくは静観することを勧められました。
ダメ元の決断!赤玉を鉢底石に全交換
静観することを勧められ、一旦は、様子を見ようと思っていたのですが、どうにも我慢ができず、どうせダメ元ならモンステラにとって少し負担になるかもわからないが、もう一回、植え替えをして、原因となっている赤玉を全部取り、専用の鉢底石に入れ直すことにしました。
ということで、3つの鉢全部を一旦、株を取り出しました。
やはり、水分を吸った赤玉は、下のほうは、潰れていました。
根を痛めないように慎重に、赤玉だけを取っていきます。
土を取る方法で、前回は、カニスプーンを使っていましたが、今回は、きちんとした道具を買ってきました。
写真のトンカチの柄の先に尖った金属がくっついてる園芸ツールですが、これは、ガーデニングの本場、英国製でSpear & JACSONという英国屈指の工具会社から販売されている園芸ツールの一つで、Dibber(ディバー)と言います。
値段は、通常は、税別1500円でネットで売っているみたいですが、お店で買った時は税込みで3000円弱しました。
人気商品なので、入荷がなかなか無いみたいです。
ディバーは、本来の用途は、球根を植える時に使うものだそうですが、鉢植えの植え替え時にも使えるとのことで購入しました。
ついでに、園芸用のアルミ製スコップも買いました。
こちらは、ダルトンという静岡の雑貨、家具、インテリアをメインに輸入販売している会社の商品で、中国製です。
値段は、税別1300円。
サイズが、S,M,Lと3種類あり、今回は一番大きいLを購入しました。
実際使ってみて、植え替え時に土をごそっと一度に入れることができるので、便利ですね。
株分けして三カ月後には、こうなってしまった
そして、三カ月が経った今は、こんな感じになってしまいました。
親株の新芽は12本、一番大きな鉢の新芽は2本、一番小さな鉢の新芽も2本とこの夏、どんどん成長しました。
鉢底石を変えた後は、夏は、土が乾燥したら本当は、鉢底から水が出てくるまでたっぷり水をやるんだそうですが、キノコバエと白カビが頭にちらついて、水は、少なめにして、その代わり葉水を毎日しました。
葉水とは、葉っぱに水をやることで、観葉植物には特に良いようです。
水は、霧吹きで葉にかけますが、私は、手動蓄圧式のスプレーボトルを近くのホームセンターコメリで購入し使っています。
霧吹きだと、手が疲れてくるので、これにしたのですが、やっぱり、ボタンを押すだけで霧吹きができるのはいいですね。
この葉水をやるときは、ボトルの中は、水にHB-101という液肥を1,2滴混ぜます。
これ1本で、2250円しました。
これを混ぜると、葉の色艶が良くなるそうです。
まとめ
ここまで、何度かやっちまった~を繰り返してしまいましたが、何とか無事成長してくれてます。
これは、モンステラの生命力の賜物なんでしょうね。
鉢底石は、モンステラに限らず、通常は専用の鉢底石を使いましょう。
赤玉は、使っちゃだめですよ。(苦笑)
ここまでの、一連の作業を動画でも配信しています。
思い切って、顔出ししてます。((〃ノωノ))
よろしければ、覗いてやってくださいませ!