連日の新型コロナ外出自粛に加え、学校・幼稚園もお休みの所が多いこのごろですが、子育てをされている方は、どのようにお過ごしでしょうか?
我が家の4歳になる息子は、初めはこの4月から始めたベネッセのこどもチャレンジを面白がってやっていたのですが、今月号は、ぼちぼち飽きてきたようで、毎日一緒に掃除をしたり、食事を作ったりしています。
今日も午前中は、布団をたたんだり、部屋の掃除、私の洗濯干しを彼なりにお手伝いしてくれました。
お手伝いのご褒美は、サイホンコーヒー
そうこうしているうちにお昼ご飯になり、息子と食事を済ませた後、お手伝いを頑張ってしてくれたので、食後のコーヒーをサイホンで沸かしました。
決して息子がコーヒーを飲むわけではないですよ。
息子は、コーヒーをサイホンで沸かしている所を見るのが大好きなんです。
サイホンでコーヒーを沸かすのは手間がかかるので、普段はやらないのですが、今日は時間もあることだし、息子へのご褒美も兼ねて久しぶりにやって見ることにしました。
息子は、このサイホンでコーヒーを沸かすのを見ながら、この時もきゃっきゃ言って興奮していました。
息子は、フラスコの中のお湯が上のコーヒー豆が入っているロートに足管と呼ばれるロートの下にくっついているガラス管を通って上がってくるのが面白くてしようがないようで、“パパ、何で水が上にくるの?”と興味津々で聞いてきました。
私が、”ここ(フラスコ)を火でぼうぼうしているから、中の空気が大きくなって水がお湯になって上に押されて出て行っているんだよ”と言うと彼なりに納得した様子でした。
そして、火を止めるとしばらくして、コーヒーがフラスコに戻ってくるのを見て、またまた息子は“なんで?なんで?”と大興奮。
という具合で今回のコーヒーも、ロートの中のコーヒーの形が山になって表面が泡に覆われた状態なので、ちょうど良い感じにできました。
コーヒーの入れ具合は、このようにロートの中のコーヒー豆の形とその表面を見れば、だいたいの出来栄えがわかります。
コーヒーを飲みながら、子どもが喜んでなおかつ夕食の用意にもなる楽しい趣向は何かないかしばらく考えていました。
自宅で飯盒炊飯
子どもって、昔から火遊びが好きですよね。
もちろん、火遊びはさせませんが、息子も焚火などの火が燃えている所を見るのが大好きです。
また、ご飯に関しては大のご飯好きで、美味しい白ご飯が大好物です。
ということで、夕ご飯は、庭で火を起こして飯盒でご飯を炊くことにしました。
せっかく火を起こすので、おかずは真鯖の良いのがあったのでこれを塩焼きにすることにしました。
電気代とガス代も節約できて、マキで炊く飯盒のご飯は格別なので良いことづくめです。
あらかじめ、お米をといでおき、十分乾燥させたら適量の水を加えて1時間ほど置いておきます。
時間が夕方の4時になったので、火を起こしあらかじめ用意しておいた飯盒を火にかけます。
3合炊いているので、20分程度で中の水が湯気になって共に外にほとんど出るので、これが出なくなったら火からおろして、飯盒を逆さに向けて15分ほど蒸らしも兼ねて置いておきます。
今回もいい感じにうまく焚けました。
真サバを炭火で塩焼きにする
今回の真サバは、まぁまぁ油がのっています。
これを3人で食べるので、3つに切り分けて炭火でじっくり焼きます。
網焼きの場合は、真サバを網に置く前に網に油をあらかじめ塗っておきます。
そうしないと、せっかくの美味しい魚が網にしっかり焼き付いてしまって、魚を取る時に身が網にこびりついて魚がボロボロになります。
魚を焼いている間に、今回はなめことお揚げと豆腐の味噌汁、だし巻き、冷ややっこを作ります。
正統派味噌汁とだし巻きを追加
味噌汁は、いつも朝に作っている時は、だしパックという商品を使って作っているのですが、今回は、せっかくなのでしっかり昆布、カツオ、みりんと味噌で作ります。
昆布は、ちょっと気合を入れて利尻昆布、カツオは、普通の鰹節、みりんは本みりんを使います。
できただし汁がこちらです。
このだし汁をベースに味噌汁を作ります。
味噌はタニタの減塩みそとお揚げは相模屋フーズの「きざみあげ」を使います。
このお揚げが結構使い勝手がよくてお奨めなんです。
常温で保存でき、あらかじめお揚げにだしがしみ込ませてある優れものです。
実際の味噌汁の画像は、撮るのを忘れていました。
だし巻きは、私が作った自家製新生姜の甘酢漬けを添えました。
自家製の新生姜甘酢漬けです。
この瓶いっぱいで1年は持ちます。
そうこうしているうちに真鯖が焼けました。
今回は、息子もお気に入りのブロッコリーを添えました。
妻は、ちょっと物足りなさそうにしていたので、地元牛の自家製ローストビーフを用意しました。
このローストビーフは、妻のお気に入りで最初に表面をカリッと焼くだけで、実はローストしていないんです。
時間も40分あれば出来上がります。
作り方は、またの機会ということで。
まとめ
今回の夕食の準備中、息子は飯盒の前に釘付けでした。
火がぼうぼう燃えて、飯盒から蒸気の煙が出る度に大きな声で“パパ、見てー”と必死になってました。
真鯖を焼いている時は、炭火だったので、息子が“パパ、火が消えてるよ!”と残念そうにしていましたが、私が炭に向かって息を吹きかけると炭が真っ赤になり、息子はそれを見て同じようにしました。
その瞬間、炭のススが息子の頭に降ってきて、二人で大笑いしてました。
妻が仕事からちょうどいいタイミングで返ってきたので、早速、出来上がったものを食卓に並べ夕食にしました。
妻も息子も美味しい美味しいと言いながらあっという間に完食し、息子は妻にサイホンのことや飯盒の焚火、炭のススの話を一生懸命していました。
何はともあれ、息子も楽しめ、味も良かったようなので用意した甲斐がありました。
新型コロナは確かに厄介で困りものですが、今回外出自粛要請で時間ができました。
その時間で、生活の大きな部分である食事を一から作ると時間がかかることや、その反面、味も美味しいものがいただけるということを幾分かでも息子に体験してもらうことができたのではないかと勝手に思っています。
息子の生きるこれからの世の中は、技術は格段に進歩しているでしょうが、巨大地震や年々パワーアップする台風などの天災、今回の新型コロナウィルスのような厄介な疫病が発現する可能性が高い時代と考えます。
息子には、そんな時代になっても自分で一から生きる術を持ち合わせている知恵を持ってほしいと願っています。