昨年初めて、確定申告をオンラインで申請して、還付の入金の速さに思わず“速い!”と心の中で思わず叫んだボイジャーです。
「お役所仕事」という言葉があるくらい、国の事務処理には昔から時間がかかるめんどくさいものと思っていたのですが、ここ2,3年でそれは、昔話になりつつありますね。
昨年の確定申告は、オンラインで申告後、1週間後に還付金が入金されたんです。
これは、ちょっと嬉しいびっくりでした。
しかも、確定申告と言ったら2月中旬にスタートと言うイメージだったのですが、オンライン申請は、年明け早々の受付なので、1月中に確定申告が終了したんです。
ということから、オンライン申請に良いイメージを持っている私は、今回の特別定額給付金をありがた~く謹んでオンライン申請で頂くことにしました。
スマホでオンライン申請もできるようですが、私のスマホはバリバリの4年前に購入したフリーSIM機。
公的個人認証対応機から遥か圏外機種なので、選択の余地がありません。
スマホは、iPhoneユーザーが多いので若い世代の方は、スマホからサクッと申請するんでしょうね。
今回は、オンライン申請を実際行って気が付いたことや、申請をスムーズにさくっと終わらすためにあらかじめ準備しておいた方がいいことをお伝えしたいと思います。
尚、申請システムの流れに沿ってお話をさせていただくのですが、あくまで私が実際自宅のパソコンから申請を行った流れをお話しする内容なので、操作マニュアルではないということだけご了承ください。
お願いしまーす。
特別定額給付金のオンライン申請で事前に用意しておいた方が良いもの
今回、実際オンライン申請してみて、前もって準備しておいたほうが良かったと感じるものが3つほどありました。
その1 給付金振り込み先の証明書類添付
給付金を受け取るための振込先情報が明記されているキャッシュカードや通帳のコピーをファイル添付する必要があります。
オンライン申請中に、写真を撮って、ファイルの大きさを100kbyte程度に小さくしてとかやってられないので、あらかじめ写真を撮ってファイル容量を小さくしたものを、用意しておいた方が良いと思います。
ちなみに、スマホで撮った画像ファイルの大きさは、メガバイトクラスになると思うのですが、そのまま送信すると“ファイルの大きさが大きすぎる!”と受け付けてくれません!
くれぐれもご注意を!
その2 PCにマイナポータルアプリをダウンロードしてインストールしておく
PCにマイナポータルアプリのインストールが完了していないと、オンライン申請作業自体ができないので、あらかじめ完了しておいた方が、さくっと申請が済みます。
マイナポータルアプリは、OS別ブラウザ別になっているので申請に使うPCが利用しているブラウザにあったものをダウンロードしてインストールするようになっていました。
ダウンロードは、「ぴったりサービス」の「動作環境について」ページからできます!
その3 マイナンバーカードの暗証番号とパスワードはわかっているか?
オンライン申請の途中でマイナンバーカードの暗証番号とパスワードを入力する必要があります。
ちなみに、暗証番号は、3回、パスワードは5回間違えると再設定が必要になってしまいますよ。
再設定となると、申請作業を中断してマイナンバーを受け取った役所まで足を運ばないといけなくなるので、サクッとどころではなくなります。
人生2回目の国のオンライン申請をやってみた
今回、給付金の額が大きかったので、これまで確定申告時でも見合わせていたカードリーダーを、在庫のあったヨドバシカメラのオンラインショップで購入しました。
購入したのは、NTTCommunications製のACR39-NTTComという機種。
しっかり、マイナンバーカード対応です。
昨日、めでたく到着したので、カードリーダーを本日早朝にパソコンにセットアップして特別定額給付金のオンライン申請をパソコンでやってみることにしました。
なんか、ちょっと緊張します。
とりあえず、私の住んでいる自治体の特別定額給付金の受付webページに入って、どうすればよいのか見てみました。
すると、解りやすく“オンライン申請は「マイナポータル」をクリックしてください”と丁寧に書かれてあったので、クリックしました。
マイナポータルとは、2017年1月から政府により始められたオンラインサービスで、子育てや介護をはじめとする行政手続がワンストップでできたり、行政機関からのお知らせを確認できたりします。
その他にも、行政で保有している個人情報の開示やマイナンバーカードのパスワード変更等あり、全部で10種類のサービスがあります。
代表的なメリットとしては、処理が早い、24時間休日も受付、各個人に合った行政からのお知らせを迅速に受け取れるというところでしょうか。
マイポータルをパソコンで利用するためには、マイナンバーカードとマイポータルアプリをインストールしたwindows8.1以上のPC、公的個人認証サービスに適応したカードリーダーの3つが必要です。
マイポータルアプリは、OSがwindowsであればIE11用、Microsoft Edge用、Chrome用、Firefox用があり、Macであれば、Safari用、Chrome用、Firefox用があるので、自分が使っているブラウザ用のアプリをインストールする必要があります。
参照元:内閣府ホームページ(https://www.cao.go.jp/bangouseido/myna/index.html)
・マイナポータル動作環境ページ(https://img.myna.go.jp/html/dousakankyou.html)
事前準備 ー専用アプリのインストールー
そしていよいよ、マイナポータルのページに行って登場したのがこのページです。
じゃ~ん!
画像出典:マイナポータル(https://myna.go.jp/SCK0101_01_001/SCK0101_01_001_InitDiscsys.form)
画面いっぱいに「特別定額給付金の申請」と書かれたboxが表示されました。
実に解りやすいです!
私のように老眼がでてきている者にも優しいですね。
それでは早速、boxの中にある「申請はこちら」の大きなボタンをポチっとクリックして先に進みます。
「ぴったりサービス」
すると、「ぴったりサービス」というwebページが表示されました。
えっ?「マイナポーータル」のサイトと違うの?「ぴったりサービス」?
何かやばいことになってんのかなぁ?
と一瞬思ったのですが、大丈夫でした。
この「ぴったりサービス」は、「マイナポータル」のサービス検索と電子申請機能の役割部分を担うシステムだったんです。
はい!URLの識別もgo.jpのしっかり正真正銘の日本政府のサイトです。
画面の虹と同じように、私の心の中にも安心感の虹が出ました。(笑)
(※以降のオンライン申請システム画像の出典元は、すべて「ぴったりサービス」の特別定額給付金オンライン申請画面において個人情報部分を消去したものです。)
まずは、このページを真面目に読んでいくと“動作環境をチェックして下さい”とあるので、「動作環境チェックはこちら」をしっかりクリック。
「動作環境の確認」
「動作環境の確認」ページが出てきました。
チェックシートが表示され、すべての項目にチェックが入らないと先に進めない仕組みになっています。
私の現状は、既にSTEP4の3つの項目がOKなので、すべてにチェックを入れました。
画面を下にスクロールしていくと「閉じる」ボタンがあるのでクリック。
地域を入力
おぉ、画面は、「ぴったりサービス」のページに戻ってきました。
気にせず、表示されたこの画面を下にスクロールしていくと、入力するところが出てきましたよ。
何処のサイトでも住所入力のところでよく見かける、郵便番号を入れてポチっとボタンを押したら、自動で住所が表示される仕組み。
ここでは、郵便番号をハイフン無しで入れて、右横の「地域を検索」ボタンをクリックすると、自動的に次の都道府県名と市町村名が表示される仕組みになっていました。
検索方法は、最初は「ぴったり検索」になっていますが、特に変えずにそのままスルーします。
下にスクロールしていくと、特別定額給付金と目立つように紫の字で表示されているので、その頭のチェックボックスにチェックを入れて、「この条件で探す」ボタンをクリック。
特別定額給付金で一件ヒットしました表示になり、迷わずその頭のチェックボックスにチェックを入れて、「申請する」ボタンをクリック。
ボタンをポチっとした後、ボックスが表示されますが、気にせず、これも「OK」をクリック。
「申請方法の確認」とか言ってきますが、「次へすすむ」をクリックして先へ進みます。
STEP1 連絡先入力
ここでやっと申請STEP1にたどりつきました。
メールアドレスと電話番号を入力して、先に進みます。
STEP2 申請者情報入力
最初に、手続名(特定定額給付金)と申請先(自分の住んでいる所の自治体名)が表示されています。
間違っていないので下に画面をスクロールします。
おぉ、ここでやっと購入したカードリーダーの登場です。
カードリーダーをパソコンのUSB端子に接続して、マイナンバーカードをカードリーダーに差し込みます。
このカードリーダーは、マイナンバーカードのIC部分を上にするのか下にするのか説明がありません!
仕方がないので、隙間から覗いてICチップの読み取り部分が上にあるか下にあるかを確認しました。
上にあったので、マイナンバーカードを写真のようにICの金メッキのほうを上にして挿入するやり方が正解です!
しっかり差し込んだ状態
カードリーダーのグリーンLEDは、点滅しています。
パソコンのオンライン申請画面に戻って、緑色の「マイナンバーカードを読み取り」ボタンをクリック。
「マイナンバーカードの読み取り」画面に移りました。
ちょっとドキドキしながら、赤色の「カードを読み取る」ボタンをポチっとすると
はい!出てきました4桁の暗証番号入力です。
これは、最初の方でもお話ししましたが、3回ミスると役所行きになりますからお気を付けくださいね!
暗証番号を入力して「OK」をクリック!
画像では、個人情報なのでデータは消してありますが、しっかり自動で入力されていましたが、入力必須項目でもいくつかは空欄のままでした。
【注意】ふりがな欄等入力必須項目のいくつかは、自動入力されない項目があります。
必ず自分で入力抜けが無いか?確認したほうが良いと思います。
私は、今回はFAX番号などの任意入力の部分もすべて入力しました。
任意入力は別に推奨でも何でもなくて、気分です。(笑)
すべて入力がOKになったら、もうおなじみになりました「次へすすむ」をポチっとしました。
STEP3 申請情報入力 -世帯の受給者と振込先の登録ー
画面を下の方にスクロールしていくと、今回の特別定額給付金の申請は、世帯単位でおまとめ申請なので、世帯主の氏名、生年月日、住所、同世帯の氏名を登録します。
同世帯に住んでいる人は、世帯主を含め10人まで申請できます。
あまり例は多くないとは思いますが、1世帯11人以上の場合は、追加で申請する必要があります。
自分以外の同一世帯の者の名前を記載したあと、その下に給付金受け取り情報を入力する項目が、銀行とゆうちょ銀行に分かれてあります。
私は、いつも使っているのは銀行なので銀行欄に必要事項を記入しました。
一応、すべて必要事項を入力完了したので、おなじみの「次へすすむ」ボタンをクリック。
STEP4 入力内容確認
先ほど入力した内容の確認画面が表示されました。
画面を下にスクロールすると、我が家は、3人家族なので給付金額の合計が、しっかり300000と自動入力されていました。
入力に間違いが無かったので、またまた「次へすすむ」をクリックして、いよいよ添付書類のファイルを送信します。
STEP5 添付書類登録 -受け取り口座がわかるもののコピーをファイルで送信ー
添付書類の登録画面が出てきました。
添付書類というのは、特別定額給付金の受取口座がわかる公的証明書のことで、具体的には、キャシュカードや通帳のコピーのことです。
オンライン申請なので、この公的証明書のコピーは、電子ファイルで送るのでデジカメでパチリと撮って、そのファイルの大きさを100kbyte程度まで小さくして送ります。
私は、銀行口座振り込みでお願いするので、キャシュカードでもよかったのですが、キャッシュカードのデザインで口座番号や名前の部分をわかりにくかったので、預金通帳にしました。
預金通帳の最初の名義人や口座番号が書かれている所を、あらかじめスマホのカメラでパチリと撮って、ファイルの大きさを100kbyte程度にまでソフトで下げてjpg形式で保存しておきました。
ちなみに、私がファイルの大きさを下げる作業にいつも使っているソフトは、フリーソフトのRalpha Image Resizerです。
www.netikikata.com
画面を下にスクロールするとファイルを添付する所が出てきました。
「ファイルを選択」ボタンをクリックして、あらかじめ「tenpu.jpg」という名前で保存しておいた添付書類のファイルを選択しました。
「ファイルを選択」ボタンの上に、選択した「tenpu.jpg」が表示されましたので、「次へすすむ」ボタンをクリック。
添付書類の確認の画面になりました。
STEP6 添付書類の確認 -添付ファイルの送信準備ー
画面を下にスクロールすると、
「以上を確認・同意し、次へ」の赤いボタンと、その下に「入力内容を保存」の緑のボタンがありました。
作業を進めるには、赤いボタンをクリックすればいいのですが、次のSTEP7でファイルを送信する時にマイナンバーカードのパスワード入力があるので、ここでしくじると今まで入力してきた内容がすべてパーになってしまいます。
その保険として、ここの時点で緑のボタンを押すと、ここまで入力してきた内容がファイルにバックアップされます。
バックアップされたファイルは、ダウンロードできるので、もし不手際があって申請を途中で終了しても、次回申請時にこのファイルを使うことによって、以前入力した項目の再入力は必要いりません。
但し、申請作業の流れとしては、バックアップファイルを読み込んだ時点で一番最初の動作確認の画面に一旦戻ります。
そこから順番にSTEP1から順番にボタンをポチポチしていかなければならないのですが、入力したデータはそのまま入った状態なので楽ちんです。
今回は、マイナンバーカードのパスワードもしっかり覚えているので、そのまま赤のボタンをポチっとしました。
STEP7 電子署名付与 ーマイナンバーカードのパスワード入力ー
いよいよ最後のマイナンバーカードのパスワードを入力するSTEPに入りました。
カードリーダーにマイナンバーカードが挿入されていることを確認して、この「電子署名を付与する」の赤いボタンをクリック。
次にパスワードの入力を求められるので、入力を完了すると最後のファイルの送信STEPの画面になりました。
STEP8 印刷・送信 -申請内容の印刷と送信ー
いよいよ最後のSTEPですね。
迷わず「送信する」ボタンをクリック!
すると、送信完了の画面がめでたく表示されました。
画面を下にスクロールすると申請内容をメールで送信するボタンと印刷するボタンがありました。
私は、両方ポチっとしておきました。
オンライン申請は、これにて終了です。
まとめ
オンライン申請をするにあたって、スムーズにさくっと完了するキーポイントは、冒頭でもお話しした次の3つです。
・マイナンバーカードの暗証番号とパスワードを覚えているか?
・あらかじめ受け取りの公的証明書のコピーファイルを用意しているか?
・PCにあらかじめマイナポータルアプリをインストールしているか?
これができていれば、カードリーダーがマイナンバーOK仕様であれば、まず申請作業はこけないと思います。
あとは、申請後何日で振り込まれるか?
なんですが、だいたい申請後8日前後くらいだと言われています。
8日後まで、楽しみに待ってみます。
長々とありがとうございました。