50代で子育て専業主夫になった私の日記

50代で初めての長男が誕生し、何もかもが180度変わりました。そんな初めての世界に感じたことを気分転換も兼ねて日々綴っているブログです。

琉球王も安易に立ち入れなかった神の島!久高島は沖縄最強のパワースポット

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【目次】

 この旅行記は、2015年までに私たち夫婦が隔年八重山へ旅行した時の内容を数回の記事に編集したものです。

 

南の島旅行記番外編 上

「南の島の旅行記」もおかげさまで、全13記事で完結したのですが、読者の皆さんに良い運気のパワーを贈ることができればいいなぁと思い、沖縄でも超一級のパワースポットである久高島と、今は消失してしまった沖縄本島の首里城を上下2つの番外編として記事にすることにしました。

 

今回は、久高島の記事です。

 

久高島上陸前夜は、ユインチホテル南城に泊まりました! 

宿泊は、沖縄県の南のほうにある南城市のユインチホテル南城に宿泊し、翌朝から久高島に行くことにしました。

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なぜこのホテルにしようと思った理由は3つあります

 

一つ目は、眺めがすごくいい!

ここのホテルは、山の上に建っていて東はオーシャンビューで西は夜景が楽しめる申し分ないロケーションとの評判。

 

実際泊まってみて、窓からは、前評判通りの良いロケーションでした。

 

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2つ目は、沖縄には珍しく天然温泉がある

 

源泉かけ流しの正真正銘の天然温泉です。

 

やや茶色のお湯の色とお湯を少し舐めたら塩辛かったので、温泉に入っているという実感がわいてきて堪能しました。

温泉好きの私たちにとっては、本当にうれしいですね。

ちなみに泉質は、ナトリウムー塩化物強塩泉です。

 

温泉表記の掲示によると効能は、神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動マヒ・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔病・慢性皮膚炎・婦人病・冷え症・虚弱児童・切り傷・やけど・病後回復期・疲労回復・健康増進と結構多く書いてありました。

 

最後は、何といっても安い!

 

妻と2人で8000円(税別・食事なし)の料金は、リーザブルですね。

 

夕食は、那覇で済ませてきたので、温泉に入ってゆっくりし、翌朝は、ホテルのモーニングを食べて出発しました。

 

久高島へは、ホテルから車で1時間弱の所にある安座真(あざま)港から高速船とフェリーが出ていますので、今回は、高速船で行くことにしました。

 

8:40に安座真港に到着し、9:00発の高速船へ乗船。

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 15分ほどで久高島の徳仁港に到着。

 

久高島初上陸!

 

久高島は、琉球王朝の時代では、琉球王も安易に立ち入ることができなかった聖域です。

身が引き締まります。

 

久高島での移動レンタサイクルのみなので、自転車を借りて島内を散策することに。

久高島のおみやげ物などを売っている交流館は、今日は閉まっていました。

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島の中央の道を北へ進みます。

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島内の道は、集落の周辺以外は、自転車かバイクで通行できる程度の道幅です。

 

ヤグルガー

しばらく行くと、久高島の神女さんたちが、に使う井戸があるヤグルガーと言う場所の道しるべがあります。

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井戸は、海岸べりの石段を下りたところにあります。

 

石段の上からの景色は絶景です。

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久高島は、島全体が聖域なので、立ち入り禁止の所も多く、島の石ひとつでも持ち出すことはできません。

また、久高島では、外部からの観光客ばかりに制限がある訳ではなく、島に住んでいる人にもあります。

 

島に住んでいる人の自宅の土地は、総有と言う形式になっています。

総有とは、わかりやすく言うとレンタルという形です。

 

レンタルなので、島から出ていく場合は、土地を売る権利がありません。

 

総有と言う形での土地利用は、明治以前は、村という形で普通に存在していたことは、多くの文献で明らかですが、久高島は、私有が一般的な現代になってなお、総有が残っている地域なのです。

 

フボー御嶽

素の道に戻り、さらに北へ進むと島のちょうど真ん中にさしかかったぐらいのところにフボー御嶽があります。

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ここも立ち入り禁止区域です。

 

フボー御嶽は、沖縄の七御嶽の中でも最高の霊地とされています。

男子禁制で、祭祀の時に島の神女だけが入ることができる特別な場所です。

 

☆コラム【沖縄の七御嶽】
 

沖縄の七御嶽とは、琉球開闢七御嶽(りゅうきゅうかいびゃくななうたき)とも呼ばれ、沖縄を創ったアマミキヨという神様が、その最初に7つの森を創ったとされた場所です。

現在でも、その7か所を神聖な神が降り立つ場所として、島民に大切にされている特別な場所です。

 

その7か所は、

国頭村辺土にある安須森御嶽(あすむぃうたき)

今帰仁村今帰仁城内にあるクボウ御嶽

南城市知念にある斎場御嶽(せーふぁうたき)

南城市玉城にある薮薩御嶽(やぶさつうたき)

南城市玉城、玉城城内にある雨つづ天つぎ御嶽(あまつづてんつぎうたき)

南城市知念(久高島)にあるクボー御嶽(くぼーうたき)

首里城内にある首里真玉森御嶽(しゅいまだむいうたき)

です。

 

この先にフボー御嶽があるのですが、ここから御嶽の方角に向かってお辞儀をし、引き返しました。

写真にも、逆光でもないのに道の上に光の筋のようなものが映っています。

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行けない代わりに、こんな写真の説明が設置されていました。

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ビロウというのは、この島に茂っている大きな葉っぱの植物で、神事の時に神女が座る時に下に敷くものとして使います。

 

新しい看板には、フボー御嶽と書かれていましたが、この説明にはクボー御嶽と書かれていますね。

 

さらに他にも神事の時の写真と説明が書かれているパネルがありました。

 

映画の「TRICK」に出てきそうなシーンですね

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ビロウの葉です。

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さらに道を北に進みます。

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だんだん視界が開けてきました。

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カベール岬

ここが島の最北部カベール岬です。

この地は、琉球神話で、沖縄の祖神であるアマミキヨ(アマミク)が初めて降臨したとされる場所です。

 沖縄パワースポット中のパワースポットです。

 

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海がすごくきれいでした。

人影もなく静かで聞こえるのは、風と波の音だけの神秘的な場所です。

 

島の周辺には、浜が数か所点在し、星砂が見られる浜や遠浅のサンゴがきれいな場所などすばらしい所が多いですが、久高島全体が聖域なので、遊泳もメーギ浜以外は禁止です。

島の石や浜辺に打ち上げられたサンゴや貝殻等々、島のものを島外に持ち出すことは禁止になっていますのでご注意を!

 

ということで、来た道を引き返して、写真だけを持って帰ってきました。