50代で子育て専業主夫になった私の日記

50代で初めての長男が誕生し、何もかもが180度変わりました。そんな初めての世界に感じたことを気分転換も兼ねて日々綴っているブログです。

今、より多くの人に 知ってほしい 世界が共感した イタリアの校長が 語った言葉

この記事をシェアする

 

f:id:Boyager:20200306101245j:plain

世界は、コロナでガタガタ

 地球規模でコロナウィルスの猛威が止まりませんね。

 

私の住んでいる所は、人口2万人ちょっとの田舎街なので、今の所コロナウィルスの発症者報告はないのですが、時間の問題かもしれません。

 

こんな田舎街でも学校が休校になり、お店にはネットの風評により、マスクに始まり、トイレットペーパー、ティッシュペーパーも次々と店頭から無くなりました。

f:id:Boyager:20200229134404j:plain

このような状況の中、感染者が認められた国と地域は、2020年3月5日現在で今や80を超え、感染者数も1万6千人を超えています。

しかも、未だ収束の気配がありません。

 

イタリアの校長先生のメッセージがすばらしい!

昨夜、たまたま報道ステーションを見ていて、イタリアのミラノの州立高校であるアレッサンドロ・ヴォルタ高校のホームページに2月25日に掲載された、ドメニコ・スキラーチェ校長の生徒に向けたメッセージ世界共感されているというのがやっていました。

 

その内容が、私も本当に“その通り!”と強く共感できるものだったので、ここでシェアしたいと思います。

 

今回は、本来原文をここに掲載したいところですが、原文はイタリア語なので私自身が正確に意訳までするには、時間がかかり過ぎるというかイタリア語はできない都合上、原文掲載のURLのみ掲載し、その内容の要約を掲載します。

 

※要約は、3月5日に「報道ステーション」で流された内容を基にしています。

 

原文掲載元:州立アレッサンドロ・ヴォルタ高等学校

https://www.liceovolta.it/nuovo/

 イタリア語ができる方は、原文でどうぞ!

 

スキラーチェ校長のメッセージ要約

スキラーチェ校長が、イタリアの作家アレッサンドロ・マンゾーニが書いた名著『いいなずけ』の中で、1630年頃にミラノでペストが流行した時の人々の状況が書かれている一節を引用し、今回のコロナウィルス感染による非常事態の現状と重ね合しています。

 

そして、このような緊急事態下では、感染が広がるスピードは変わっても、社会の様子や国の対応は、悪化するという意味合いで今も昔もあまり変わっていないことを述べています。

 

よって、その歴史から、何が人間の生存をかけたこの戦いの勝敗を分けるのか?

ということを導き出しています。

 

その答えとして、このような状況下で一番恐ろしいことは、今も昔もウィルスのような目に見えない存在が適になった時、人間という生き物は、本能的に至る所にその敵がいるという精神状態に陥り、全く無関係な同じ人間をも標的にしてしまうという所にあると言っています。

 

だからこそ、根拠のないデマに踊らされ、マスクにトイレットペーパーにと買いに走らされず、正しい知識に基づいて合理的な行動を採って下さいとしています。

 

最後に、もし正しい知識に基づいて合理的な行動を採ることができなければ、我々人間は、ウィルスに淘汰されるかも?と締めくくっています。

 

まとめ

我が家では、マスクは買い置きが常時1箱あるようにしているので、特にマスクを買いに走ることはありませんでした。

それでも、トイレットペーパーは、無くなってしまったタイミングが、買い占めが始まった時期に重なったので、大変でした。

 

日本では、安倍総理がマスクの転売を禁止する法案を出しましたね。

 

日本人も法律で規制されないと火事場泥棒のような商売をするようになったのか!

と思っていましたが、テレビでマスクの転売は、オークションサイトが主に売却先になっていて、出品者は、外国人が多いとのこと。

 

日本でマスクが転売されていても、転売している人間は、蓋を開けてみれば外国人が多いということを考えると、これも社会のグローバル化なんだなぁと思いました。

 

ウィルスは、人間が動いて感染するものです。

感染者の増加は、それだけ感染した人間が動いた結果だと思います。

 

自分だけは、大丈夫!ではなく、手洗い、うがいは言うまでもなく、毎日3回の検温、人混みは可能な限り避ける、体を疲れさせない、食事はバランスよくしっかり三食規則正しく摂るということを心がければ、健常者であれば過度に恐れる必要はないと思います。

 

人間、何も不具合が起らなければ、“1回ぐらい大丈夫だろう”と手を抜く心がどこからともなく心の隙間に入ってきがちです。

 

実は、この“1回ぐらい大丈夫だろう”がウィルス感染正体なのかもしれません。

 

今回のイタリアのスキラーチェ校長先生には、改めて、こんな時だからこそ、軽挙妄動慎み秩序ある冷静な行動をしなければいけないなぁと気づかされました。