50代で子育て専業主夫になった私の日記

50代で初めての長男が誕生し、何もかもが180度変わりました。そんな初めての世界に感じたことを気分転換も兼ねて日々綴っているブログです。

ちゅらさんの島、小浜島は、八重山の原風景が残る坂道の島だった

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【目次】

この旅行記は、2015年までに私たち夫婦が隔年八重山へ旅行した時の内容を数回の記事に編集したものです。


 南の島旅行記vol.9

この八重山の旅も、折り返し地点を回りいよいよ後半に入ってきました。

 

結構、長いシリーズになってしまいましたが、読者の皆さんを始め、お読みいただいたすべての方々に心から感謝しています。

 

ありがとうございます。

 

でも、まだまだすばらしい離島が残っているので、よろしければ今しばらくお付き合いいただけましたら幸いです。

 

ということで、今回は、八重山諸島の“へそ”とも言われる小浜島です。

 

この島は、八重山諸島の真ん中に位置するため、そのように言われることが多いんですね。

「ちゅらさん」と「はいむるぶし」の島へ 

小浜島と言えば、一昔前の話になってしまいますが、2001年にNHKの連続テレビドラマ『ちゅらさん』の舞台となったことを記憶されている方も少なくないと思います。

 

この島は、ヤマハリゾートの「はいむるぶし」のようなリゾート施設がある反面、「ちゅらさん」にもよく登場したシュガーロードなど、昔からの八重山の景色がそのまま残っている島です。

 

小浜島への船は、リゾートのお客様向けに大型クルーザーっぽい船やリーゾート地の観光船のような船が多いですね。

 

出港前に乗船する船の横に、こんな船がいました。

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石垣島の離島桟橋から小浜島までは、黒島と同様25分で到着します。

 

でも私たちが乗った船は、やっぱりドリ船。

ドリ船って?という方はここを見て下さいね↓

www.netikikata.com朝からまぁまぁの天気で、波も静かでした。

妻もご機嫌でした。

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小浜島は、地図で見た限りでは一周しても15km程度なので、天気さえよければ自転車で十分だろうと妻と話していて、今回は、特にレンタカーを予約していませんでした。

 

港から少し離れたところにレンタサイクルの看板があったので、自転車を2台借りて出発!

 

本当は、原付も置いてあったので原付にしたかったのですが、妻が免許証を宿に忘れてきてしまったので、自転車になりました。

 

このことが、後々後悔することになろうとは、その時は予想すらしていませんでした。

 

 自転車ではきつい!坂が鬼多い島

さて港から集落に向けて出発したのですが、いきなりの結構な登り坂

 

まぁ、八重山は、港から集落に向けては登り坂になっていることが多いので、特に気にはしていなかったのですが、この坂が思いの他、きつい。

 

横を見ると、山に牛が放牧されていて、のんびり草を食べていました。

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それでも、後ろを振り返るとコバルトブルーのすばらしい海!

 

やっぱり、ここは八重山とあらためて感じる美しい風景です。

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 なんとか坂を登り切り、集落に入っていきました。

 

集落に入っても、やっぱり坂が多い

「ちゅらさん」のこはぐら荘

集落には、『ちゅらさん』のロケ地になった”こはぐら荘”があるので、見に行くことにしました。

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こはぐら荘は、現在も一般の方住んでいるので、見に行くといっても家の表を写真に撮るくらいです。

 

建物は、テレビに使われたということ以外には、八重山の他の島の集落にふつうに見られるものと、変わりがないですね。

 

ちなみに、昔からの伝統的な八重山の家屋は、写真のように1階平屋で、家の周囲はヒンプンと呼ばれる石組み塀があり、入り口正面には、ピンフーと呼ばれるついたてのような塀が作られています。

 

定宿のおじいぃから聞いたことがあるのですが、は、塀は、魔除けの意味合いがあったそうです。

 

でも実際には、台風から家を守るために活躍しています。

 

隣の竹富島では、塀をサンゴで作っていた家を見たことがあります。

 

八重山地方の台風は、日本本土の台風よりもパワーの桁が違います。

 

台風が来たら、瞬間風速40mなんて普通ですから、何でも飛んできますよ。

 

その後は、集落の北側にある小浜島で一番眺めが良い、八重山の島々が360度のパノラマで楽しめるビュースポットの大岳の展望台に行くことにしようか?それとも、ヨナラ水道の方にしようか?と、妻としばらく休憩半分で話してました。

 

結局、大岳は帰りに時間があれば寄るということにして、ヨナラ水道に行くことにしました。

 マンタスポットで有名なヨナラ水道

途中で馬が放牧されていたので写真をパチリ。

このような、のんびりして、いたずらをされる心配もない場所では、馬も穏やかに草を食べています。

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馬の向こうに見える海は、ダイビングでマンタスポットとして有名なヨナラ水道で、向う側の島は、西表島です。

 

道をさらに下って細崎海岸のビーチに到着。

 

ここは、小浜島から西表島までの距離が一番近いところです。

 

直線距離にして、だいたい2kmくらいかなぁ。

 

泳いで渡れそうですが、ヨナラ水道の潮の流れ速いので、かなり流されるでしょうね。

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晴れていれば、個々の海岸もそれはそれはきれいな海なのですが、天気がいまいちで残念。

 

天気がかなり怪しくなってきたので、急いで集落まで来た道を戻ることにしましたが、帰りは当然長~い登り坂。

 

小浜島は、とにかく坂だらけ。

 

ギア付きのサイクリング車か電動自転車ならまぁ何とかなると思うのですが、今回、借りているようなママチャリでは、場所によっては自転車を降りて押しになってしまいます。

 

小浜島では、絶対、原付がいいぞ!

 

と言ったところで後の祭り。

 

天気が良ければ、自転車を押しながら景色を見てのんびりというのも有りですが、空は今にも雨が降りそうだし、風も強くなってきました。

 

ぐちゃぐちゃ思っていても仕方がないので、がんばってキコキコ何とかこはぐら荘のある集落まで戻ってきました。

 

シュガーロードで自転車とともに風になる! 

ここからは、ちょっとミーハーになって、『ちゅらさん』で有名になった「シュガーロード」を、ドラマの主人公と同じように自転車走ってみることにしました。

 

youtu.be

このシュガーロード、何処まで行っても長い下り坂。

帰りが思いやられます。

 

私たち夫婦がシュガーロードを訪れた時は、ドラマの風景と同じ、サトウキビ畑の中の真っすぐな坂道だったんですが、2020年3月現在のシュガーロードは、サトウキビ畑が放牧地に変わったところが結構あって、少しだけ昔と景色が変わったそうです。

 

 「はいむるぶし」でちょっと休憩

坂道を下ったところでヤマハリゾートはいむるぶし」の看板があったので、そこでちょっと休憩することにしました。

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30分ほど休憩した後、ホテルの宿泊客でもないのでビーチをうろうろすることもできず、特に見る所もなさそうだったので、天気ももう一つなことだし、港に戻ることにしました。

 

石垣島へ帰島

帰りの船は、時間の関係でドリ船ではなく、八重山観光の船になりました。

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石垣島へ戻る時間がちょっと早かったせいか貸し切り状態。

 

操舵手さんもさすがに今日は外では肌寒かったようで、ジャンパーを椅子に掛けていた。

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今回は、天気があまりよくなかったので、きれいな写真も取れずじまいでちょっと残念でした。

 

海人でもある宿のおじぃによると、八重山晴天が続くことはあまりないので、まぁこんなもんなんだそうだ。

 

明日は、いよいよ初めての与那国島です。

楽しみ!                              to be continued.