皆さんもご存じの通り、新型コロナウイルスの最初の感染報道から1年と8カ月が過ぎ、今なお、その猛威は収まる気配が見えませんね。
皆さん、こんにちは!
先週はじめに、1回目のワクチンを打ってきた和漢薬膳師のボイジャーです。
おかげさまで、副反応は、当日の発熱と接種部の腫れを除いて、その後特に強い副反応も引きずらず、何とか今日も普通に生活できています。
ウイルスワクチンの接種も積極的に急ピッチで進められていますが、それを見透かすようにデルタ株やイータ株、ミュー株といった新たな変異株が次々現れています。
当初は、一部では、新型コロナも風邪の一種なので、かかってもそう神経質にならなくても良いのでは?という声もあったかと思います。
しかし、日を追うごとに、新型コロナ病棟は、すぐに埋まってしまうし、昨日まで普通にしゃべっていた人が、ある日突然、いっきに重篤患者になってしまったりで、やはり新型コロナは、怖いですね。
我が家でも5歳になる息子がいますし、妻は小学校勤務なので我が家で感染しないためにできることは、しっかりやっているので、おかげさまで今のところ感染もなく、家族3人元気です。(^▽^)/
それでも、これだけ毎日感染者が身近に出ていると、感染しないかどうか心配は尽きませんが。。。
そこで、今回は、我が家の新型コロナウィルスを寄せ付けない考え方と、日々実践していることを書いてみたいと思います。
新型コロナが脅威になる3つの理由
新型コロナが脅威となる理由は、以下の3つに集約されると思います。
ひとつは、非常にうつり易く、症状が無症状者や軽症者が約8割で、本人の知らないうちに、感染拡大の一員になってしまっているということ。
次に、初期症状が、風邪と非常に似ているため、見分けが極めて困難ということ。
最後に、軽症や無症状でも、一旦、重症化が始まると非常に速いスピードで病状が生命を脅かすレベルにまで悪化するということ。
※参照元:新型コロナウイルスの怖さを語る大曲貴夫国際感染症センター長(THE PAGE)
このように新型コロナウィルスは、非常にやっかいなウィルスです。
そして、何よりも困ることは、風邪などの内科疾患の症状では、どこの病院でもすぐに診察は受け入れてもらえない場合がほとんどという状況です。
発熱が見られたら、まず診てもらえない可能性大ですね。
私は、アレルギー体質で鼻が良くないので、調子が悪くなるとよく後鼻漏に悩まされます。
3週間ほど前にその後鼻漏を発症し、その影響からか気管支に痰がひっきりなしに絡んでくるので、近くの内科医に診察依頼の電話をしました。
電話では、発熱、咳、息苦しさ、喉の痛みの有無の確認をされ、特にそのような症状はなかったので、診察時間を指定されて、なんとか診てもらうことができました。
指定時間に医院に行くと、私一人、別室に案内され、20分ほど待った後、問診とリンパの腫れの有無の触診、聴診器診察をしていただきました。
そして、咳止めと痰の排出促進の薬を処方されました。
それから、5日後にいただいた薬を飲み切っても、症状は7割程度復活したものの、すっきりしなかったので、先週末に少し遠かったのですが、いつもお世話になっている耳鼻科(名医さんです。)に行きました。
この耳鼻科の先生には、我が家の全員がお世話になっています。
先生は、こちらが希望するでもなくファイバースコープ診察され、上気道に炎症と診断確定され、薬をもらって、今は9割回復しました。
新型コロナを寄せ付けないために一番大切なこととは?
新型コロナを寄せ付けないために、一番大切なことは自己免疫力を高めることだと思います。
鉄壁の免疫力。
これが、すべてと言っても過言ではないと思います。
皆さんもご存じのことと思いますが、もし、新型コロナにかかってしまったら、治る術は、今のところ自己免疫力に頼るしかありません。
重症化し、エクモを付けても人工心肺を付けても、回復は自己の免疫力のみが頼りなのです。
そのことからもわかるように、コロナ禍においては、まずは、自己の免疫力を高くする生活を送ることを考えなければならないと思います。
新型コロナを寄せ付けない4つのポイント
新型コロナを寄せ付けないためには、前述の通り、自己の免疫力を高めることが必須です。
そのためには、下図のような4つのポイントについて取り組む必要があると考えます。
・免疫を高める食生活
毎日の食事が、今の自分のからだを創っていることを考えると、食事で採る食べ物は超重要であることは、言うまでもないことだと思います。
人間の免疫細胞は、全体のおよそ7割は、腸にあることは今や多くの研究結果で明らかになっています。
それを反映して、代表的な食品としては、各社がこぞってヨーグルトを販売しています。
下図のような腸活ヨーグルトは、今や大変多くのものが店頭に並んでいます。
併せて、逆に腸に良くない食品は、できるだけ控えるようにしたいですね。
そう言う私もコロナ禍が始まる前までは、カップラーメンにレトルト食品、揚げ物総菜にビール等々を採ることが多かったです。
少し調子が悪くなってきたら控え、調子が元に戻ったら、また元通りの全く腸のことなど気にしていない食生活でした。
しかし、コロナ禍になり、まず、お酒を止め、インスタントラーメンも月に1、2度くらいにし、代わりに免疫を上げる食品を徐々に増やしていきました。
・ストレスをためない
人は、ストレスにさらされることにより腸内の善玉菌が少なくなり、悪玉菌が多くなり、感染症にかかりやすくなります。
そのため、ストレスをうまくコントロールできることが重要です。
コロナ禍で何かと自宅に閉じこもりがちの生活を強いられやすいですが、人のいない時間帯や人のほとんどいない場所を探して、リフレッシュすることはストレス発散にもなると思います。
・適度な運動
運動は、スポーツジムに通ったり、ジョギングを1時間する等、そんなに頑張らなくてもいいんです。
1日に30分ほどウォーキングをするだけでも、血流が良くなり、気分転換にもなると思います。
ただし、雨の日などはやらないにしても、できるだけ毎日続けることが大事だと思います。
・十分な睡眠
睡眠不足は、皆さんもご存じの通り、百害あって一利なしです。
せっかく、免疫力アップの食事を採っても、寝不足だけでストレスにもなりますし、体力も消耗します。
十分な睡眠とは、睡眠時間で画一的に定義されるものではなく、睡眠の質で決まります。
日中に眠気を感じない睡眠が、質の良い、十分な睡眠と言えるでしょう。
その点から言えば、特に寝ている時に、いびきをかいている人は、要注意だと思います。
いびきは、ともすれば睡眠時無呼吸症候群を併発し、質の悪い睡眠になってしまう場合が多く見られるからです。
睡眠は、免疫力と深い関係があることは、先の多くの研究からしられていることです。
免疫力アップには、質の良い睡眠もまた必須条件です。
参考文献:心理健康科学 8巻2号,2012年、元人間総合科学大学教授藤田紘一郎医師(免疫・アレルギー学)「こころとからだの免疫学:ー腸内細菌の働きを中心に」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhas/8/2/8_69/_pdf/-char/ja
参考文献:京府医大誌 118(12),823~841,2009.藤原憲治医師(免疫・微生物学)「慢性疲労における睡眠障害および免疫系の動態に関する研究」
http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/118/118-12/fujiwara-12.pdf
感染しないために我が家でやっていること
我が家では、新型コロナに感染しないために、マスク着用、手洗い・消毒、うがいはもちろんですが、その他に以下の3つのことをしています。
食事はネバネバ食材を取り入れる
新型コロナ禍になって、我が家の食事は、薬膳を取り入れ、免疫力がアップするネバネバした食材を1日1回は、取り入れています。
見た目は地味ですが、免疫力アップ献立です。
上左から
・しらす入り大根おろし 大根は、豊富なビタミンCで免疫力アップ、殺菌作用大、咳
止め、のどの炎症を抑える
・すぐき 京都の漬物で乳酸菌を豊富に持ち、腸内善玉菌補充
・納豆 豊富に含まれるビタミンB群は、免疫機能を正常に保ち、
ビタミンEは、免疫細胞を活性化するとともに強い抗酸化力を持つ。
ナットウキナーゼは、血液中の血栓を溶かす。
下左から
・しじみの佃煮 肝機能向上
・出汁のぶぶ漬けゴマと鰹節入り これは、単にご飯が2日目のものだったためぶぶ漬けにしました。
・きゅうりと人参の酢漬け きゅうりは、塩分排出作用
・ナスの味噌炒め ナスには、コレステロール低下、抗酸化作用がある。
この他にも日によって、ヨーグルトを付けたり、薬膳仕様のものも出します。
下の写真は、「牛肉巻き、ソース・ド・マデール山査子・枸杞子添 え」と仰々しい名前を付けていますが、野菜の肉巻きです。
ソースは、マデラ酒ベースの甘いソースに仕上げています。
肉巻きの上に載っている四角いのが山査子(さんざし)で、もう一つの種のようなものが枸杞子(クコの実)です。
中の野菜は、アスパラガスとじゃがいも・人参です。
アスパラガスは、疲労回復、抗ストレス等があり、じゃがいもは、ビタミンCで抗酸化力促進、人参は、体内でビタミンAに変わり、粘膜の保護等の作用があります。
枸杞子は、疲労回復、無気力解消、頭痛軽減、目の疲れ緩和、肝機能向上の働きがあり、山査子は、鎮静、抗菌、血圧降下、脂肪分解、消化を助ける作用があります。
休憩時のお茶も、コーヒーからナツメの薬膳茶に変え、お菓子もラスクやフィナンシェが多かったのが、松の実と枸杞子、山査子の砂糖漬けに変わりました。
信じる者は、救われる(私だけ)
コロナ禍になってからは、雨の日以外は、私だけ毎朝早朝に近くの神社までウォーキングをしています。
特に信心深いほうではないのですが、苦しい時の神頼みではないですが、お参りをして帰ると何となく気持ちがすっきりします。
利己的なお参りで、怒られそうですが、お参りの時には、毎回、感謝は忘れずご挨拶しています。
適度な運動にもなり、早朝5時なので人もいません。
清々しい朝の空気の中、ストレスも軽減されます。
朝の神社さんは、こんな感じです。
誰もいません。
参道の横に咲いている花には、いつも蜂が忙しそうに花粉を集めに来ています。
コロナ禍であることを忘れそうな、ほっとする時間です。
癒されます。(^▽^)/
これだけでも、免疫力がアップした気になってしまいます。
このアップした気になる積み重ねが、実際の免疫力アップに繋がるのかもしれません。
新型コロナ3種の神器
新型コロナの変異種が出だしたころから、万が一に備え、毎日、体温、血圧、酸素濃度測定を始めました。
きっかけは、先にお話しした、後鼻漏から気管支炎を発症した時に、呼吸がしにくくなったためで、急いで酸素濃度測定器(医療機器認定)を購入しました。
(酸素濃度測定器(パルスオキシメーター)は、医療機器認定を受けた製品とそうでないものがありますので、できれば値段が高めになりますが、医療機器認定製品を購入されることをお奨めします。)
もし、新型コロナだったら?と嫌な考えが頭を何度もよぎりましたが、血中酸素濃度は、だいたい97でたまに96になったり98になったりしていました。
後日、近くの内科医に酸素濃度測定の数値について聞いてみると、正常範囲内とのことでほっとしました。
新型コロナワクチン接種後の副反応を見る時にも、体温計、血圧計、酸素濃度測定器の3つは、重宝します。
この3つは、自宅に常備しておきたいコロナ禍時代の三種の神器だと思います。
まとめ
新型コロナを寄せ付けない一番の対策は、やはり、自己の免疫力を高止まりさせることだと思います。
しかも万が一、新型コロナに罹患した場合、今のところ特効薬はないので、基本的に自己の免疫力に頼り、自力で治癒するしかない状況です。
新型コロナワクチン接種もありますが、これは、新型コロナにかかった場合に重症化リスクを減らすものであって、かからないわけではないです。
不要不急の外出自粛、やむを得ない場合の外出時のマスク着用、こまめなアルコール消毒はもちろんですが、最後は自分の免疫力で勝負するしかないのです。
今回、紹介させていただいたそのための4つのポイントも、改めて考えてみると、どれも私たちが生き生きと毎日生活を楽しく送るために、基本的なことばかりのように感じます。
実際、私自身も食生活と生活のリズムを改善し、健康診断の血液検査で4つも引っかかっていたところ、すべて基準値内に戻り、体重も82kgだったのが77kgで安定しています。
このような自分自身の変化を振り返っても、
新型コロナの感染拡大の速さは、便利になった反面、その便利さを享受するために、仕事に明け暮れ、食事も時短でインスタントか出来合いもので済ますといった生活を送っている人々の数に比例しているような感じがします。
これから私たちは、今までがんばってきたとおり、必要以上の外出はできるだけ控え、外出する場合のマスクを着用、こまめな手洗い・消毒を継続しつつ、自己免疫力を高める生活にシフトすることにより、この未曾有のコロナ禍を終わらせることができるのではないでしょうか?