- CDをかけてみると、曲の途中で“ででででで・・・”
- CDを再生すると音が飛ぶ
- CDの構造と音飛びの原因
- 具体的な修理方法をググる
- 音飛びの修理を自宅にあるものでやってみる
- 修理した結果
- 実際の修理と注意点
- 今回も温かいものを息子からもらいました
新型コロナ自粛で巣篭りになっても、相変わらず家族から“パパはマグロやね”と言われているじっとしていないボイジャーです。(笑)
あなたは、この自粛期間どのようにされているでしょうか?
そんな昨日は、息子のCDの音飛びを自宅にあるもので直したので、その方法をお伝えしたいと思います。
CDをかけてみると、曲の途中で“ででででで・・・”
久しぶりに古いCDを聞こうと、CDプレイヤーに入れて気持ち良く聞いていると、突然「おおきな栗の木の下ででででででででででででででで」というように同じ音が延々続いてしまい、聞くに堪えないといったことを経験されたことはないでしょうか?
これは、古いCDによくあることでCDのキラキラした鏡面に傷が付いたことにより、CDプレイヤーの読み取りに使われているレーザー光の反射が、異常反射することによるものです。
これって、実は簡単に直せることが多いんですよ。
CDを再生すると音が飛ぶ
先日、子どもが姪っ子の家から気に入ったCDを借りてきました。
借りてきた日に、息子にせがまれて早速CDプレイヤーにセットしてスタートさせると、息子が大きい声で歌いながらダンスを始め、上機嫌でした。
が・・・
2曲目が始まって30秒くらいたったところから、音飛びが~△×
息子は、今までノリノリだったのと打って変わって、”これどうしたぁん?パパ!”と言って残念そうにしてました。
CDの盤面を見ると・・・。
ちょっと写真ではわかりずらいですが、いっぱい傷が付いていました。
CDの構造と音飛びの原因
CDは、データが保存されている層である記録層と反射層を、保護層と呼ばれる名前通り記録層と反射層を気づつけないように保護する層でコーティングされています。
このコーテイングされた盤面にレーザー光線を当て、記録層のデータを読み取り、音が再生されます。
CDの音飛びの原因のほとんどは、この保護層についた傷やくもりが原因で、CDの盤面にレーザー光線を当てた際に、光が乱反射したり、屈折したりしてデータを正常に読むことができなくなることに起因します。
このあたりのことは、以前、中高の学校現場で生徒に教えていたことです。
具体的な修理方法をググる
CDの傷は、ブックオフなんかによく置いてある専用の研磨機があるんですが、数千円くらいするので、CD1枚のために購入なんてできませんよね。
それでは、もっと簡単に直す方法はないかとgoogleさんに聞いてみることにしました。
検索したら結構皆さん同じようにお困りの方が多いようで、出てくる出てくる同じ悩みの記事。
でも、各記事で意見が二分しているようです。
その2つの意見とは、「歯磨き粉やコンパウンドの粒子の小さいもので磨くとOKですよ」という意見と「機械を使わず手で磨くことは、磨きむらができて最悪、再生自体ができなくなるので絶対にやってはいけない行為」という意見です。
音飛びの修理を自宅にあるものでやってみる
それでは、ダメ元でとにかくやってみようということで今回は、自宅にあるもので試してみました。
今回使ったのは、この2つだけ。
以前、車の修理に使ってほったらかしにしていたコンパウンドと「眼鏡市場」で無料で頂いて、ほったらかしだった眼鏡拭きです。
研磨用には、車の擦り傷用の#5000の耐水ペーパーも自宅にあったので、試しにいらないCDでゴシゴシしたところ、見事に傷だらけになったので却下になりました。
この眼鏡拭きにコンパウンドを付けて磨いていきます。
10分ぐらいCDをふきふきしました。
修理した結果
さて、こんな程度で復活するのか? CDが復活しないままになるのか? はたまたCD自体がだめになってしまうのか?果たして結果は如何に。
興味津々で聞いてみると、きれいに復活しました。
やっぱりググってあーだこうだと思うより、腹を決めてスパッとやってみることも大事かなぁと何かすっきりしました。
ちなみに、このコンパウンドもいらないCDで事前に見た目ですが、傷が付かないことを確認しています。
実際の修理と注意点
盤面の傷が原因のCDの音飛びは、CDの厚さ1.2mmのほとんどが保護層なので、今回のようにすれば直る確率は高いと思います。
しかしながら、CDの傷が保護層を貫通して記録層まで達していた場合は、残念ながら修理はできないと思います。
また、修理をする上で一番、気を付けないといけないことは、CDの盤面の傷を無くし盤面をピカピカツルツルにすことではなく、CDの音飛びを無くすことだということです。
CDの盤面を研磨する際は、当然、削り過ぎに注意しないといけないので、今回のようにコンパウンドのようなきめ細かい粒子で磨くことが失敗に繋がらないのですが、多くの場合、CDの音飛びが解消された時点でのCDの盤面には、いくらかは傷が残っています。
つまり、CDの音飛び修理の作業は、CDの音飛びの原因のCD盤面の傷やくもりを取るということではありますが、それらの程度を音飛びしないレベルまで研磨するということで、決してCDの盤面をピカピカの状態にするということではないのです。
深い傷まですべての傷を消すことに終始せずに、あくまで音飛びを解消できればOKということですね。
今回も温かいものを息子からもらいました
息子に、笑顔で「CD直ったよ」と言ってCDを流してあげたら、『パパ強いなぁ。ありがとう!」と言ってニコニコしながら小躍りして早速CDをかけて歌っていました。
今回のことでもそうなんですが、私は、PCに少し明るいということで、町内の方で何かPCやネットワーク関連で困ったことに対応しているのですが、皆さん問題解決した後、ニコニコして「ありがとう!」と言ってくれるので、何かものすごく私の胸の中が温かくなるんですよね。
Power with smiles!
今回も、無事直ってよかったです。