小学校1年生のせいかつの授業で育てた息子のアサガオくん。
夏休み中は、我が家にお引越しをして毎日、ご機嫌できれいな花を咲かせてくれます。
昔から日本人になじみの深いアサガオは、意外と奥が深いお花。
一般にアサガオは、夏の浴衣の柄にもよく見られるように、夏に咲く花として知られていると思うのですが、実は、育て方次第で、秋までお花をさかせてくれるんです。
今回は、この長~い期間、毎日、アサガオさんに機嫌よく咲いてもらえる育て方のコツをお話ししたいと思います。
アサガオ、実は奥が深い
アサガオは、小学校1年生でも簡単に種から育てることができる比較的初心者向けのお花として知られますが、なんと1600種類ほどもあるお花なんです。
元々は、今から約1200年前に中国から渡来し、観賞用として広まったのは、江戸時代に入ってからです。
江戸時代では、既に多くの種類が生み出されました。
参照元:国立国会図書館蔵 1815年(文化17年)「牽牛品類圖考」インターネット公開(保護期間満了)
参照元:国立国会図書館蔵 1854年(嘉永7年)「三都一朝.[1]」インターネット公開(保護期間満了)
これらは、ほんの一部で、中には上図のように黄色のアサガオというのもありました。
特に黄色のアサガオは、8年前に鹿児島大学とサントリーグローバルイノベーションセンター株式会社により再現されるまでは、青色のバラと同じく、長きに渡って幻と言われていました。
このように、アサガオは、江戸時代から交配が盛んで、ユニークさが競われました。
21世紀の現代においても、アサガオのコンクールは、盛んに開催され、様々なユニークなアサガオ生育が競われています。
我が家のアサガオはこんな感じ~
我が家のアサガオは、まずは、息子のアサガオです。
毎日、花を咲かせて楽しませてもらってます。
これは、今季最高記録の花数の8月9日の時のものです。
青色の株とピンク色の株の2つが植えられているのですが、花数は、2つ合わせて36個咲いてくれました。
勿論、今でもいくらかは必ず花をつけてくれています。
この他にも、紅ちどりと言う品種と大輪あさがおという名前のアサガオも毎日、花を楽しませてくれます。
この紅ちどりと大輪あさがおは、今春に京都府立植物園で開催されたアサガオの講習会に参加した時に、特別に頂いた種から育てたものです。
これが紅ちどりです。
この紅ちどりも毎日お花を咲かせて楽しませてくれてます。(^▽^)/
最高花数は、1株18個です。
お花は、小さめなのですが、鮮やかな紫色に白色の縁のお花できれいです。
そして大輪あさがおは、ちょっと花数が寂しいですが、下の写真向かって左側。
大きさも、十分。一番大きいもので直径10cmくらいありました。
また、今回頂いた種には、実は、普通のアサガオと異なる所が一つあるんです。
それは、突然変異により、通常のアサガオの花と比べて、異なったアサガオの花ができることがある種なんです。
しかも、この突然変異は、遺伝子が変化していない状態での突然変異なので、この突然変異を発生したアサガオの種を取って、その子孫を育てても再現性は確約されないという一期一会のものなんです。
園芸にはまった方が、最後に行きつくと言われるクリスマスローズのようなお花なんです。
それでも、種を頂いた長年朝顔栽培をされコンクールに何度も出展されている講師の先生の話によると、確約はできないですが、だいたい1/20の確率で突然変異の花が咲く可能性があるとのこと。
そこで、毎日楽しみに待つこと約1カ月。
ついに、突然変異花を見ることができました。
それがこれです!
大輪あさがおが、八重のような花になってました。
紅ちどりのほうも、この日から贈れること5日後に同じく八重のような花が咲きました。
こちらは、ちょっと写真を取り忘れていました!
アサガオ台もDIY!お値段¥330!!
ちなみに、このアサガオを置いているすだれ付きの台は、DIYです。
最初は、鉢のままガレージに置いておいたのですが、風が吹いて倒れてしまったんです。
これは、まずいと思い、ぴったりの寸法の専用台を探すのも面倒ですし、何と言っても買ったら高~い!
ならば、自宅にあるもので何とかしようということで作りました。
材料は、以前、超キングサイズのベッドをDIYした時の残り端材と、布団干し竿が壊れた時に残しておいたステンレスパイプを使いました。
すだれは、100均のものを3つ購入。
木材は、そのままにしておくとすぐに腐って持たないので、バーナーで焼いて新聞紙でひたすら磨きました。
そしてできたのがこんな感じ。
アサガオを毎日、長く咲かせるコツ
それでは、いよいよアサガオを毎日、長く咲かせるコツをお話ししたいと思います。
それは、基本的に以下の2つだけ。
・毎朝、液肥のハイポネクスを軽く入れたお水をたっぷりあげる。
我が家のじょうろは、8リットルなのですが、いつもこのじょうろいっぱいのお水に、キャップ半分のハイポネックスを混ぜてあげてます。
決して欲張って、ハイポネクスの量を多くしてあげないようにしましょう。
毎日、ちょっとずつがいちばんです。
また、ガンガンに晴れた日などは、土が乾いていたり、葉っぱがしおれていた場合は、夕方も、お水だけでいいので水やりをしましょう。
・夕方までに咲き終わったお花を取る。
咲き終わったお花をそのままにしておくと、やがて種になります。
植物は、種ができると終了になるので、枯れてしまいます。
でも、種ができないと、種ができるまで一所懸命、花を咲かせます。
実際、我が家のアサガオの状況は、息子のアサガオは、本日で連続64日開花、大輪あさがおは、連日36日開花、紅ちどりは、連日16日開花となっています。
この理屈で考えると、9月いっぱいくらいまでは、咲かせ続けられると考えています。
今咲いているアサガオで、検証したいと思います。
まとめ
アサガオは、初心者でも育てやすく、種な類も多いので楽しく育てることができると思います。
また、イレギュラーな突然変異花が開花することもあるかも?なので、突然のサプライズもあるかもわかりません。
大人の方でも、コンクールや品評会も盛んなので、趣味としても奥深いものがあると思います。
アサガオは、朝に花を咲かせて日中は、萎んでしまうと思われがちですが、日中の陽射しを簾などで防いだり、お水をあげる時に、花にはかからないように気を付けたりすることで、花によっては、午前中くらいは、花を楽しませてくれることもあります。
さて、我が家のアサガオは、いつまで咲き続けるでしょうか?楽しみです。