50代で子育て専業主夫になった私の日記

50代で初めての長男が誕生し、何もかもが180度変わりました。そんな初めての世界に感じたことを気分転換も兼ねて日々綴っているブログです。

読まれる人気ブログの仕組みがわかってしまう『東大作文』。ブロガー視点で深読みしてみた

『東大作文』は、苦しい数稽古の末の気づきから誕生した

ブログを書いていて、皆さんは、どのような書き方にすれば自分の文章が読者の皆さんに読んでもらえるだろうか? とか、内容は、本当に読者の皆さんに少しは役に立っているだろうか? などなど思ってしまうことってないでしょうか?

 

私もこの子育て・専業主夫ブログを初めて1年弱になりますが、まだまだ未熟なので毎回悩みまくります。

 

昨日も、図書館に作成中のブログの記事に関連した本を借りに行ったのですが、借りる手続きの順番待ちをしている間に、ふと見たカウンターの向かいにある新着本の棚に『東大作文』という本がありました。

 

なんとなく手に取って、ざぁっと流し読みをしたら、この本の内容って、ブログのライティングにも使えるのでは? と思い、追加で借りて帰りました。

 

この本の著者である西岡壱誠氏は、東大受験に2年連続失敗してしまったのですが、3年目に東大の過去50年分の入試問題を解き、先生や友人に添削を受けていくうちに、ある発見をします。

 

それは、東大生が持っているある共通した手法が作文には存在するということでした。

著者は、その手法をひたすら真似るだけで実に偏差値が東大受験スタート時の35から倍に跳ね上がり、そして見事合格を果たしました。

 

このようなパターンは、どこかの塾や、社会人になってからの様々な場面でも見られるような気がしますね。

本書の構成

本書の構成は、以下の様になっています。

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誰でも即実践できる体系的メソッド(ブログライティングの視点から読む)

『東大作文』をブログライティングに当てはめて読んでみて、ブログライティングに必要な4つの力が飛躍すると感じました。

それでは、「『東大作文』の力メソッド」が書かれている「PART1」を、以下のブログライティングに必要な4つの力について当てはめ、見ていきたいと思います。

 

記事のタイトル

 ブログでは、記事のタイトルは、どのようなフレーズが良いのか? これも悩むところだと思います。

このタイトルは、ずばり読者をつかむ所なので、自分の記事で伝えたい内容が読者にスーっとストレートに入っていくようなものでなくては、なかなか読んでもらえません。

 スーッと入っていくためには、読者がタイトルの説明をいちいち注意深く咀嚼しなくてもすっきり伝わるものを考える必要があると思います。

 

それでは、具体的にどのようにすればよいのか?

 

 自分の言いたいことが読者に伝わるための工夫や具体的な方法が、本書の1章に書かれています。

 

ターゲット読者層の決定と読者の共感のさせ方

ブログを書く上では、万人向けの内容は非常に難しく、やはりどのような人向けに書くのかをあらかじめ決めておくことになると思います。

そのために、ターゲットを決めた上で、そのターゲットにどのような伝え方をすれば、より共感を持ってもらえるのか? より納得してブログの内容が腑に落ちてもらえるのか? ということを考えることは重要だと思います。

 このようなことに関連するメソッドが本書の2章に書かれています。

 

読者をブログに参加させるレベルアップブログ術

読者がブログを読んで、“ふむふむ、なるほど、そうなのか”でおしまいでは、読みっぱなしで百科事典ブログになりかねません。

活発で読者が多いブログは、コメント数も多く、ブログ内に会話が生まれています。

このようにコミュニケーションが生まれるブログは、固定読者を育てます。

 

このようにブロガーがすべてのブログではなく、読者さんにも参加してもらいやすくなるような遊びの部分を、どのようにすれば文章にうまく反映できるか? という部分を具体的に本書の3、4章で文章例とともに紹介されています。

 

最初の記事で伝えたいことから、外れた部分のチェックと削除

ブログを3,000文字、4000文字と長くなるにつれて、時には部分的に言いたいことから外れた関係のない文章を入れてしまうということは、ないでしょうか?

私も今執筆中の、食用油脂をテーマにした記事の中で、書いているうちに塩分濃度についての文章を入れてしまっていることに、再チェックで気づき500字程度の文章を削除しました。

長い文章を書いていると、個人的な経験例などをついつい書き込んでしまって、流れが

ブレブレになってしまう事態になることもあります。

そのような事態に陥れば、”このブロガーは結局何が言いたいのか?”というような本末転倒な状況に陥ってしまいかねません。

本書では、文を構成する5つの型(役割)に文章を当てはめて、不必要な部分をどのようにすればよいのか? 理路一貫した記事に仕上げるメソッドを5章で紹介しています。

シチュエーション毎のコミュニケーションメソッド

本書の終盤のPART2では、以下の5つのシチュエーション毎にPART1で説明されたメソッドを当てはめ、いろいろな場面での最適な作文を良い例と良くない例を挙げて対比形式で説明していますので、わかりやすいです。

    1.メール・チャット

    2.議事録・報告書・レポート

    3.企画書・提案書

    4.SNS・ブログ・メモ

    5.謝罪文(応用編)

この本を読んで、謝罪文で相手に自分の思いを正確に伝えるためには、他のシチュエーションと異なり、多くのポイントがあるということを再認識しました。

 

まとめ

この本は、コミュニケーション能力が非常に高いとされている東大生の思考を、より多くの人と共有できるようにと作られたメソッドブックです。

 

章立てもシンプルで、誰が読んでも本当にわかりやすい本だと思います。

 

「PART1」でメソッドを学び、学んだ内容が自分の理解と著者の教示にぶれがないかを、さまざまなシチュエーション設定で実践編として「PART2]で確認できます。

 

また、文章コミュニケーションの基本は、誰に何を伝えたいのかをしっかり認識したうえでライティングするということだと思います。

 

本書のメソッドは、様々なシチュエーションに対応できるメソッドを抽象的な表現ではなく、具体的に数種類のタイプに分類されたものの組み合わせで構成されているので、非常に実践しやすいと感じました。

 

最後の「特別付録」も、パッと見てキーポイントがわかり良かったです。

欲を言えば、「特別付録」の各キーポイントが関連するPART1のページが付加されていれば、どのようなメソッドのキーポイントかがすぐわかり、よかったかなぁ? と個人的には思いました。

 

最後に、私がこの「東大作文」を読んで、「伝える力」が一気に高まるすばらしい応用性に富んだメソッドを皆さんとシェアしたいと思ったことは当然なのですが、その他にもう一つお伝えしたいことがあります。

 

それは、この「東大作文」が誕生した背景には、著者の並々ならぬ東大入学への執念と膨大な勉強量の末に訪れた、「気づき」から著者の周りの風景が変わったように感じたことです。

 

何事も、“あの人は元々できる人だから合格した”とか“あの人は、進学率トップで有名な予備校に行ってたから合格できてあたりまえ”ということではなく、最後に光を浴びるのは、努力し続け、最後まであきらめないこと。

 

誰もが始める前から諦めていることに、必要なら立ち向かっていく勇気と覚悟を持つこと。

 

著者は、このメソッドを伝えるとともに、このメソッドを実践してこのようなことを同時に読者に伝えたかったのではないのでしょうか。